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工場・倉庫の寒さ対策はどっち?遮熱シートと断熱塗装を徹底比較!

工場・倉庫の寒さ対策はどっち?遮熱シートと断熱塗装を徹底比較!

皆様こんにちは!! 

坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店

株式会社色彩デザインです!


代表取締役の小久保です!

冬の工場や倉庫は「暖房を入れても全然暖まらない」という悩みが多く聞かれます。鉄骨構造・高天井・開口部の多さといった要因により、外気温の影響を強く受けるためです。

この寒さは、従業員の作業効率を下げるだけでなく、機械トラブルや材料の品質変動にもつながることがあります。寒さ対策として検討されるのが遮熱シート」と「断熱塗装」です。

どちらも外気温の影響を抑える手法ですが、仕組み・施工コスト・効果の出方が異なります。

今回のお役立ちコラムでは、工場・倉庫の環境改善を検討している担当者向けに「導入コスト・温度改善効果・投資回収期間」を比較し、建物条件に合わせた最適な対策を専門目線で解説します。

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寒さ対策の目的を明確にする

寒さ対策の目的を明確にする

寒さ対策を考えるうえで重要なのは「どの熱を、どの段階で抑えるか」という視点です。冬の倉庫や工場が冷えるのは、単に外気が冷たいからではなく、建物の構造と熱移動の仕組みに原因があります。

ここではまず、工場・倉庫が冷えやすい要因と、遮熱・断熱がそれぞれどのように働くのかを整理します。

工場・倉庫が冷えやすい3つの構造的要因

  1. 鉄骨構造による熱伝導
    工場や倉庫の多くは鉄骨造(S造)であり、鉄は熱伝導率が高い(約80W/mK)。
    そのため、外気の冷たさが梁や柱を通して室内に伝わりやすく、冬場は「壁が冷たい」「天井から冷気が降りる」といった現象が起きます。
  2. 断熱層が薄い外皮構造
    一般住宅と違い、工場・倉庫では外壁材が0.4〜0.8mmの鋼板一枚で構成されているケースが多く、断熱材が入っていない、もしくは古いグラスウールが劣化していることもあります。外気が5℃のとき、屋内壁面温度が7〜8℃しかない建物も珍しくありません。
  3. 大開口・高天井による暖気ロス
    シャッターや搬入口からの冷気流入、高さ5mを超える天井空間による暖気上昇が、
    ヒーターの熱を逃がす要因になります。
    空間体積が大きいため、暖房を強くしても足元が冷える「上下温度差」が発生します。

こうした条件が重なることで、暖房効率が著しく低下し、結果的に電気代・燃料費の増加につながります。

遮熱・断熱の原理を整理する

寒さ対策では遮熱」と「断熱」は似ているようで異なる考え方です。

  • 遮熱=外からの熱(放射)を反射・遮断する技術
  • 断熱=熱の移動(伝導)を遅らせ、室温を保つ技術

遮熱シートは、アルミ蒸着層などを使って赤外線(放射熱)を反射する素材なので、屋根裏や外壁の内側に施工し、日射熱や放射冷却の影響を軽減します。

一方、断熱塗装は、塗膜に含まれる中空ビーズ(空気層)で熱伝導を抑えるタイプです。屋根・外壁表面に塗布することで、外気温の影響を緩和し、内部温度を安定させます。

つまり、遮熱は「熱を跳ね返す」技術、断熱は「熱を伝えにくくする」技術というわけです。この違いを理解しておくと、どちらが自社の建物に適しているか判断しやすくなります。

「寒さ対策=熱の出入りをコントロールする」考え方

工場や倉庫の寒さは外気の冷たさが入る」と「内部の熱が逃げる」という2方向の熱移動によって起こります。

それぞれを抑えるための手段を整理すると、次のようになります。

熱の流れ

主な原因

有効な対策方法

外からの冷気侵入

外壁・屋根・開口部からの放射冷却・隙間風

断熱塗装/断熱パネル/気密補修

内部熱の流出

鉄骨・屋根面を通じた熱伝導・対流

遮熱シート/断熱材増設/天井シート施工

つまり、下記のように目的と熱の方向性を整理して選ぶのが基本です。

  • 屋根や壁が外気で極端に冷える→断熱塗装が有効
  • 室内の暖かさを逃がしたくない→遮熱シートが有効

また、どちらの工法も単独で万能ではありません。遮熱シートは内部施工が前提のため「改修時に足場が不要」など施工性のメリットがありますが、既存断熱が弱い建物では効果が限定的になることもあります。

一方で断熱塗装は、屋根・外壁の表面から直接対策できるため、経年劣化防止+防水補修を同時に行えるというメリットがあります。

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遮熱シートと断熱塗装の比較データ

遮熱シートと断熱塗装の比較データ

寒さ対策を導入する際、最も気になるのは「どちらが効果的で、費用に見合うか」という点です。遮熱シートと断熱塗装は、いずれも一定の温度改善効果を持ちますが、建物の構造・用途・施工範囲によってコストパフォーマンスが変わります。

ここでは、設備改修の実務データをもとに、費用・効果・耐用年数・回収期間を比較します。

施工コスト・工期・耐用年数の比較表

まず、遮熱シートと断熱塗装の基本スペックを整理します。下表は、鉄骨造倉庫(延べ床1,000㎡前後)を想定した平均値です。

比較項目

遮熱シート

断熱塗装

平均施工単価(㎡あたり)

約3,000〜4,500円

約4,000〜6,000円

施工範囲

屋根裏・壁内・天井内側など内部施工

屋根・外壁など外部施工

工期(1,000㎡規模)

約3〜5日(内部)

約7〜10日(足場設置含む)

耐用年数

約10〜15年

約12〜18年

メンテナンス

汚れ除去程度(軽微)

再塗装・部分補修あり

付加機能

放射反射(遮熱・保温)

防水・防錆・美観保持

遮熱シートは内部施工のため、外部工事を伴わず短期間で施工できるのが最大の特徴です。

一方で、断熱塗装は屋根や外壁の表面を保護する役割を持ち断熱+防水+外装リニューアル」を同時に行えるというメリットがあります。工期とコストのバランスで見ると、小規模施設は遮熱シート/大規模倉庫は断熱塗装が選ばれる傾向です。

温度改善効果とエネルギー削減率の違い

実際の温度改善効果を比較すると、施工位置と効果の方向性が異なります。

測定項目

遮熱シート

断熱塗装

屋内表面温度の変化

外気5℃時→室内壁面温度+3〜5℃上昇

外気5℃時→屋内温度+2〜4℃上昇

夏季表面温度の抑制

屋根裏温度−8〜10℃

屋根表面温度−10〜15℃

冬季保温性能

中程度(放射反射による保温)

高い(熱伝導抑制+蓄熱性)

暖房エネルギー削減率

約8〜12%(平均)

約10〜15%(平均)

遮熱シートは放射熱を跳ね返すため、冬季は屋根裏や壁内で熱の逃げを防ぐ「保温効果」があります。ただし、施工箇所が室内側になるため、外気との温度差が大きい環境では限界が出やすいので注意しなければなりません。

断熱塗装は塗膜そのものが熱伝導を遅らせるため、外気5℃・室内10℃の環境で2〜4℃の改善効果が実測されています。とくに屋根・外壁面での放射冷却を防ぐため、建物全体の冷え込みを緩やかにできるのが強みです。

  • 屋根裏空間の冷気防止→遮熱シート
  • 建物全体の熱損失低減→断熱塗装

この特性を理解しておくと、工場や倉庫の寒さ対策で悩まなくなります。

導入後のROI(投資回収期間)をシミュレーション

設備改修では、費用対効果=ROI(ReturnonInvestment)を意識することが重要です。遮熱・断熱工事のROIを暖房コスト削減額から試算すると、以下のようになります。

  • 対象:1,000㎡の鉄骨倉庫
  • 現状暖房費:月15万円/冬季5か月稼働=年間約75万円
  • 電気・灯油価格上昇を考慮せず固定値で計算

対策

導入費(概算)

年間削減額(平均)

投資回収期間(目安)

遮熱シート施工(屋根・壁内)

約350万円

約9万円(削減率12%)

約4年

断熱塗装(屋根・外壁)

約500万円

約12万円(削減率16%)

約4〜5年

ROIで見ると大差はなく、どちらも4〜5年で投資回収を見込めます。ただし、断熱塗装は防水機能も兼ねるため、外装改修費を含めた「二次効果」まで考えるとコスト優位性が高くなるでしょう。

反対に、内部環境を急ぎ改善したい、または稼働停止を避けたい場合は遮熱シートが現実的な選択肢です。施工後1〜2年で電気代・燃料代の削減を実感できるケースもあり、両者ともにエネルギーコスト上昇対策として有効な投資といえます。

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導入判断のポイントとおすすめ条件

導入判断のポイントとおすすめ条件

遮熱シートと断熱塗装は、どちらも工場・倉庫の寒さ対策として有効な手段ですが、建物の構造や稼働条件によって、最適な選択は異なります。ここでは、導入前に確認すべき3つの判断軸を整理し、自社の条件に合った方法を選ぶための具体的な指標を示します。

建物構造・稼働条件別に見る向き不向き

まず押さえておきたいのは「どの部位で熱損失が起きているか」です。工場・倉庫の断熱性能は、屋根面からの放熱が全体の約40〜50%を占めると言われています。残りは壁面・開口部・床など。

この熱の逃げ方に応じて、施工位置を選ぶことが最も効果的です。

建物タイプ

遮熱シートが向くケース

断熱塗装が向くケース

鉄骨造・金属サイディング

屋根裏や壁内に空間があり、内部施工が可能

屋根・外壁に錆・劣化が見られる外装改修同時

稼働中の工場(24h稼働)

外部足場を設けにくく、作業を止めたくない

屋外作業が可能で、防水・防錆も同時施工したい

倉庫・物流拠点

短工期で一時的に改善したい(冬季限定)

長期的に光熱費を削減したい(通年改善)

内部からの施工ができる遮熱シートは、稼働を止めずに施工できるという大きな利点があります。

一方で、屋根・外壁の劣化が進んでいる場合は、断熱塗装によって防水・防錆を兼ねて補修する方が合理的です。

  • 「今すぐ寒さを和らげたい」なら遮熱シート
  • 「長期的に省エネと外装保全を両立したい」なら断熱塗装

これが実務的な判断の分かれ目です。

既存設備との相性・メンテナンス性

設備投資として導入する際には、既存の空調・換気・電気設備との相性も重要です。

遮熱シートは軽量かつ非電導素材のため、照明設備・配線・ダクト類に干渉しにくく、天井裏・壁内に後施工するリフォーム性の高さが特徴です。既存配線を避けて施工できるため、設備を稼働したままの部分改修ができます。

断熱塗装は、屋根・外壁の保護層として機能するため、既存の防水シートや金属屋根との密着性が鍵となります。塗料メーカーが推奨する下地材(プライマー)を使うことで、金属面でも剥がれにくく、メンテナンスサイクルを10〜15年に1回へ延ばすことが可能です。

また、どちらの施工法も内部結露の軽減効果が確認されています。とくに冬季、屋根裏や外壁内部に生じる結露は断熱材を劣化させる原因になるため、熱損失対策と同時に結露対策としての効果も評価されています。

コストと効果を両立させる実務的選択肢

コストパフォーマンスを最大化するには「建物の改修周期」と「光熱費削減効果」を組み合わせて検討するのが現実的です。

  • 短期的効果重視(3〜5年)
    遮熱シートで内部施工。低コスト・短工期で導入。ROI回収4年前後。
  • 中長期的効果重視(10〜15年)
    断熱塗装で外装リニューアルを兼ねる。
    防水+断熱で改修費を統合。光熱費削減率15%前後。

また、両者を組み合わせる「ハイブリッド施工」も有効です。屋根外部に断熱塗装を行い、屋根裏に遮熱シートを設置することで、放射・伝導の両面から熱損失を抑制。外気5℃の環境で室内温度が+5〜7℃改善した例もあります。

このように、単一の施工法にこだわらず、建物構造・稼働環境・改修周期を総合的に見て判断することが、費用対効果を最大化する鍵です。

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「最短改善」か「長期最適化」か——工場・倉庫の寒さ対策は色彩デザインにご相談ください

「最短改善」か「長期最適化」か——工場・倉庫の寒さ対策は色彩デザインにご相談ください

冬の寒さ対策は“熱の入り口と出口をどこで抑えるか”が勝ち筋です。稼働を止めず短工期で体感改善を急ぐなら、室内側から放射損失を抑える遮熱シートが有効です。屋根・外壁の劣化も同時に手当しつつ、10~15年スパンで光熱費と保全コストを統合的に下げるなら、断熱塗装(防水・防錆一体型)が合理的です。

大型倉庫や金属屋根での総量削減は断熱塗装、24時間稼働ラインで停止が難しい場合は遮熱シート、という住み分けが実務的な最適解になります。さらに、屋根外部に断熱塗装+屋根裏に遮熱シートの“ハイブリッド”で放射と伝導の両面を抑えると、外気5℃条件でも室温+5~7℃の改善が狙えます。

株式会社色彩デザインでは、屋根・壁面ごとの熱画像診断、結露リスク評価、既存設備との干渉確認まで行い、ROI(回収年数)を含む比較見積で最短の意思決定を支援します。

  • 今すぐ寒さを和らげたい → 遮熱シート中心の内部施工プラン
  • 長期の省エネと外装更新を両立 → 断熱塗装+防水同時施工プラン
  • さらに効果最大化 → ハイブリッド提案(断熱塗装×遮熱シート)

「うちの建物にはどれがベスト?」は現場を見れば一発で整理できます。まずは色彩デザインの無料診断をご利用ください。

お問い合わせは【問い合わせフォーム】・【メール】・【お電話】でどうぞ。ショールームでのご相談も歓迎です。現場条件と改修周期に合わせて、最短で“効く”寒さ対策をご一緒に設計します。

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