光触媒塗料とは?
2015.10.31 (Sat) 更新
白の塗料の原料である酸化チタンは、紫外線に当たると活性酸素を生成します。
光触媒効果とは、この活性酸素が有機化合物を分解し、水と炭酸ガスに変えることをいいます。
また、酸化チタンは光が当たると、よく水となじむ超親水状態となります。
この2つのメカニズムを取り入れたのが、光触媒塗料です。
光触媒塗料は太陽の光を受けることによって、表面に付着した汚れである有機化合物を分解し、親水化された表面は雨が降ることにより、汚れの下に水が入り込んで汚れを洗い流すことができます。
防汚、防カビ防藻、大気浄化などの効果があり、次世代の塗料として注目を集めています。
耐久年数は12〜15年程度で、現在外壁に使われている塗料の中では最も長持ちです。
ただし、光触媒塗料は施工する人によって性能差にずれが生じます。
正しく施工されなければまったく意味がなくなってしまうのです。
最近では、安い価格で施工すると触れ込むベンチャーなどの参入が増えているので注意が必要です。
現在、光触媒塗料は認定施工店でしか取り扱うことができません。
光触媒塗料の効果を十分に得るためには、業者選びは慎重に行うことが大切です。