コロニアル屋根に発生した雨漏り|外壁塗装や屋根塗装での修理が必要
飯能市、日高市の皆様こんにちは!!
飯能市・坂戸市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店
株式会社色彩デザインです!
長年住み続けた大切なマイホーム。いくら大切にしているマイホームといえど、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。普段目にすることは少ないですが、マイホームを守っているのは「屋根」であり「外壁」です。これらが傷んでくると、室内への雨漏りリスクを考慮する必要があります。
現在多くのお住いで使われている屋根材「コロニアル屋根」をご存じですか?地域によっては「スレート瓦」とも言われている屋根材です。じつはこの「コロニアル屋根」は劣化の兆候を早めに察知することで、長く使える一方、劣化を放置してしまうと、全面張替え工事が必要になる、かなりデリケートな屋根材なのです。
コロニアル屋根の劣化症状の兆候や修理費用の相場を知っておくことで、美しいコロニアル屋根を長期間維持することができるでしょう。
今回の記事では「コロニアル屋根の雨漏り」について、くわしくお話ししていきたいと思います。
コロニアル屋根の基礎知識
コロニアル屋根という呼び方は、あくまでも「クボタ松下電工外装株式会社」で販売されている屋根材の名称で、一般的には「スレート瓦」として認知されている屋根材です。屋根材としては軽量で安く取り扱える、ユーザーに優しい屋根材と言えるでしょう。
そんなコロニアル屋根は、何度か世代交代をしているので、その種類と特徴についてご紹介します。
コロニアル屋根|第1世代:ニューコロニアル
ニューコロニアルは、とても丈夫で耐久性の高い屋根材として人気を得ていました。しかし、材質に「アスベスト」を含有していたため、2006年3月以降は全面的に禁止されてしまいました。
2006年以降、ニューコロニアルを使っていた建物は、リフォームすることも大きな負担を背負うこととなります。なぜなら、アスベストは廃棄する際に特別な方法を持ち要らなければならないため、処分費用が高くなってしまうからです。
そのため、ニューコロニアルを使った建物は、既存屋根を撤去せずに「カバー工法」を用いることで費用を抑えながらリフォームするケースが多くなっています。
コロニアル屋根第|2世代:コロニアルNEO
アスベスト含有が問題視されたのは、なんと1975年のことです。重量に対し、含有量たった5%という少量でも、吹付作業を禁止するという状況でした。
その後、1995年にアスベストの危険性をより重く受け止め、5%だったボーダーを1%含有量の吹付作業の禁止に対し、危険度をさらに引き上げました。2004年にはアスベスト含有の製品の製造を禁止し、2006年にはとうとう0.1%という極少量のアスベスト含有すらも許されなくなりました。
そんな中、2001年にノンアスベストの頃にある屋根が登場しました。それが「コロニアルNEO」です。
しかし、コロニアル屋根の強度を引き上げていたアスベストを使用していないため、強度は圧倒的に低く、ひび割れや変色が問題となってしまい、頻繁に雨漏りが発生してしまった過去があります。
コロニアル屋根|第3世代:コロニアルクァッド
現在使用されているコロニアル屋根の主流が「コロニアルクァッド」です。リフォーム時に選ばれるスレート屋根のオーソドックスなものであり、高耐久性と色褪せしにくいという特徴を持っています。
コロニアルクァッドが登場したのが2008年であり、まだ改良の余地が残っているものの、十分な性能を発揮している屋根材です。
コロニアル屋根の塗り替え工事が必要なサイン
新築から定期的にメンテナンスしていれば、建物の寿命は長く保てます。しかし、見た目では劣化を確認できないのに、ハウスメーカーの推奨期間で定期的なメンテナンスに費用をかけるのは疑問が残るという場合、建物に確認できる劣化ポイントを探してみましょう。
外装塗装・屋根塗装が必要になったサインは、ちょっとしたところで見つかります。
コロニアル屋根の塗り替え工事が必要なサイン①|苔やカビの発生
コロニアル屋根の主成分は「セメント」です。そのため、表面に塗装を施すことで防水性を高めています。時間が経つにつれ、紫外線や風雨の影響で塗膜が弱ってしまうため、定期的に塗り直さなければなりません。
しっかりと塗装されている場合は、雨水は表面を滑るように落ちていきます。しかし、劣化した塗装面は雨水が留まってしまい、そこに苔やカビが発生してしまいます。これらが確認できた場合、早急に屋根塗装の手配が必要です。
コロニアル屋根の塗り替え工事が必要なサイン②|反りやひび割れの発生
コロニアル屋根に劣化が確認できる状況ですと、それを放置した場合「反りやひび割れ」が発生してしまい、雨漏りを確認できるようになってしまうでしょう。屋根材の表面ではなく、内側にまで水が入ってしまい、それが乾燥するというサイクルが出来上がってしまうと、屋根材は劣化速度を早めます。
もし反りやひび割れが発生してしまったら、1日も早く屋根塗装を施して、防水力を確保しなければなりません。そのままにしておくと、屋根の葺き替えが必要になってしまいます。
コロニアル屋根の塗り替え工事が必要なサイン③|瓦の滑落
コロニアル屋根は、ひび割れたところから滑落する可能性があります。部分的に屋根瓦がなくなるということなので、そこには防水性能を期待できません。つまり、雨漏り発生原因になるということです。
早い段階で補修をしなければ、野地板が腐ってしまい大規模改修が必要になります。部分補修にもかかわらず瓦を撤去して、しっかりと野地板から直さなければならず、費用も膨れ上がってしまうでしょう。
コロニアル屋根の塗り替え工事が必要なサイン④|棟板金の浮きや釘抜け
屋根の一番高い位置にある棟板金は、釘で打ちつけて固定してあります。この固定釘は、経年劣化で錆びてしまい、本来の太さを維持できなくなり、最終的には抜け落ちてしまいます。
刺さっているものが勝手に抜けるというわけではなく、風の影響で棟板金が浮き上がるように動いたり、雪の重さで押さえつけられた後に戻ろうとする力によって、少しずつ抜けるように力がかかってしまうのです。
釘が抜けると、棟板金は剥がれてしまい、下地材が剥き出しになってしまうため、多くの柱が雨水にさらされることになってしまいます。普段目にするような場所ではありませんが、定期メンテナンスの推奨期間内に確認しなければ気づくこともなく雨漏りが発生してしまうことになるわけです。
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コロニアル屋根の修理費用相場と注意点
コロニアル屋根の修理費用の相場についてまとめました。
部分補修
修理内容 |
修理範囲 |
費用 |
差し替え・ひび割れ |
スレート1枚ごと |
5,000〜30,000円/枚 |
棟板金交換 |
屋根サイズによる |
5,000〜8,000円/m |
塗装
塗料の種類 |
耐用年数 |
30坪(100m2)の費用相場 |
アクリル塗料 |
5〜7年 |
14万〜16万円 |
ウレタン塗料 |
8〜10年 |
17万〜22万円 |
シリコン塗料 |
10〜15年 |
23万〜30万円 |
ラジカル塗料 |
10〜15年 |
25万〜30万円 |
屋根全体の修理
修理方法 |
修理範囲 |
費用相場 |
葺き替え |
5,000〜10,000円/m2 |
80万〜160万円 |
カバー工法 |
12,000〜/m2 |
140万〜200万円 |
コロニアル屋根の塗り替え工事での注意点
屋根塗装で重要なのは、施工時に足場を組むことと、スレートごとにしっかりと縁切りすることです。これを守らなかった場合、せっかく補修しても十分な効果を発揮できなくなります。
足場を組む重要性は、施行中の安全性の違いに現れます。屋根には基本的に傾斜がついているため、水平な部分がほとんどありません。つまり、ちょっとした衝撃でもものが落下する可能性が高いということです。
足場を組むことで、塗料を水平におくことができ、足場の外側に防塵・防音幕をかけることもできるのです。
スレートごとの縁切りは、塗料の特性にある「毛細管現象」を防ぐために必要な措置です。縁切りをしなかった場合、雨水はちょっとした隙間を通じて内部へと侵入します。これはそのまま雨漏りとして表面化するので、せっかくの工事が無意味になってしまうのです。
縁切りすることで、スレートごとに防水効果をしっかりと発揮できるようになるため、塗料の防水効果をしっかりと発揮できるようになります。
コロニアル屋根の塗り替え工事なら色彩デザインにおまかせください!
コロニアル屋根は、瓦屋根よりも安価で、重量も抑えられる素晴らしい屋根材です。そして、定期的に塗装メンテナンスを施すことで、確かな防水性能を発揮しながら長期間建物を守ってくれます。
ただし、コロニアル屋根の補修方法をしっかりと理解している業者に工事を依頼しないと、施工後に思わぬトラブルが発生する可能性が高くなるかもしれません。しっかりと知識を持った外壁塗装業者に依頼しましょう。
色彩デザインでは、これまで数多くのコロニアル屋根の塗り替え工事、補修工事を施工してきました。当社では、屋根や外壁の劣化症状を診断するプロ「外装劣化診断士」が在籍しております。プロの目で施工方法を判断し、適切な工事を提案させていただきます。
デザイン性にも優れているコロニアル屋根は、大切なマイホームを彩る大切なものです。コロニアル屋根の塗装工事、補修工事ならば、ぜひ株式会社色彩デザインにおまかせください!
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