シーリング工事の基礎—今さら聞けない防水の要を解説
飯能市、坂戸市、日高市の皆様こんにちは!!
外壁塗装・屋根リフォーム専門店
株式会社色彩デザインです!
代表取締役の小久保です!
外壁や窓枠の隙間に注目したことはありますか? 実は、この目立たない隙間を埋めているのが、シーリングです。シーリングは、私たちの住まいを雨風から守り、快適な暮らしを支えるうえで重要な役割を担っています。
このお役立ちコラムでは、シーリングの基礎知識から、工事の必要性、費用相場までを分かりやすく解説します。
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家の寿命を左右する!シーリング工事の基礎知識
建物の隙間を埋めるシーリング材は、普段あまり意識することのない地味な存在かもしれません。しかし、シーリングは、家を快適な状態を保つためには重要な役割を果たしています。まずは、シーリングの基礎知識から見ていきましょう。
シーリング工事とは?建物の隙間を埋める重要な役割
シーリング工事とは、外壁の目地や窓枠、サッシ周りなど、建物の部材間にできる隙間を、弾力性のある防水材(シーリング材)で埋める工事です。シーリング材が隙間を塞ぐことで、外部からの水や空気の侵入を防ぎ、建物の内部や構造体を守ります。
建物は常に外部環境にさらされており、わずかな隙間が大きなトラブルに発展することも。シーリング工事は、建物を快適に保つうえで欠かせない工事です。
建物に不可欠!シーリングが担う3つの重要な役割
シーリング材が建物に果たす役割は、家の寿命や快適性に直結します。シーリング材には、主に以下の3つの機能があります。
- 防水性の確保
- 気密性の向上
- 衝撃吸収・クッション性
これらの役割により、シーリング材は建物全体の耐久性を高め、長寿命化に貢献します。
放置は厳禁!シーリング劣化が引き起こす深刻な問題
シーリング材は紫外線や雨風にさらされ、時間とともに劣化します。劣化を放置すると、建物にとってさまざまな深刻な問題を引き起こすのです。
たとえば、ひび割れや剥がれ、肉やせが発生すると、防水性が失われ、雨水が建物内部に侵入しやすくなります。これが雨漏りによる天井のシミ、壁の変色、クロス剥がれといった被害につながります。
雨漏りは、構造材の腐食やカビ、ダニの繁殖、シロアリ発生のリスクも高め、家の強度や居住者の健康を損なう恐れがあるトラブルです。被害が拡大すれば高額な修繕費用が必要になるため、早期発見と補修が不可欠です。
シーリング工事の施工プロセスと主な材料
実際にシーリング工事はどのように行われ、どのような材料が使われているのでしょうか。続いては、その施工プロセスと資材について詳しく知りましょう。
シーリング工事の基本工程:打ち替えと打ち増しの違い
シーリング工事には、主に「打ち替え工法」と「打ち増し工法」の2種類があります。
打ち替え工法は、劣化した既存シーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を充填する方法です。古いシーリング材を取り除くことで、目地の奥まで新しいシーリング材がしっかりと密着し、高い耐久性と防水性を確保できます。
一方で打ち増し工法は、既存シーリング材の上から新しいシーリング材を重ねて充填する方法です。古いシーリング材の撤去作業がないため、工期が短く費用を抑えられますが、耐久性は打ち替えに劣る可能性があります。
シーリング材の種類と特徴:用途で選ぶ最適な材料
シーリング材にはさまざまな種類があります。用途や場所に合わせて最適な材料を選ぶことが、シーリングの性能を最大限に引き出すカギです。
種類 | 特徴・用途 |
変成シリコーン系 | 耐候性・密着性・耐久性に優れ、外壁全般(サイディング、ALCなど)に幅広く使用。塗装も可能。 |
ポリサルファイド系 | 接着力が高く、モルタルやタイル目地などに使用。 |
ポリウレタン系 | 弾力性と接着力に優れ、塗装との相性が良い。上から塗装する外壁目地に適する。 |
シリコーン系 | 耐水性・耐熱性・耐久性に優れ、水回りやガラス周りに適する。塗装は不可。 |
アクリル系 | 安価で作業性が良いが耐久性は低め。主にALCパネルの目地や一時的なひび割れ補修に。 |
シーリング材の硬化タイプと選び方のポイント
シーリング材は、その硬化の仕組みによって「1液型」と「2液型」に大別されます。
1液型は、カートリッジ式でそのまま充填でき、DIYにも利用しやすいタイプです。空気中の水分と反応して硬化しますが、厚みのある目地では硬化に時間がかかる場合があります。
2液型は、主剤と硬化剤を混ぜ合わせて使用し、内部まで均一に早く硬化するタイプです。大規模工事や深い目地に適しており、プロの現場で広く使われます。正確な混合比率が求められるため、専門知識が必要です。
シーリング材は建物の防水・気密性能を左右する重要な部材。DIYでの補修は可能ですが、専門知識や適切な材料選びが必要となるため、迷った際はプロの意見を聞くことが大切です。
シーリングの耐用年数と費用相場
シーリング材は建物の保護に不可欠ですが、その効果は永続的ではありません。適切な時期にメンテナンスを行うためにも、シーリング材の寿命や交換にかかる費用も知っておくことが大切です。
シーリングの寿命は5~10年!劣化のサインと補修のタイミング
シーリング材の一般的な耐用年数は、5年から10年程度。ただし、外壁材の種類、使用されるシーリング材、紫外線や雨風にさらされる環境によって大きく変動します。日当たりが強く、雨がよく当たる場所では、劣化が早く進む傾向にあります。
以下の症状が見られたら、早めの補修を検討するタイミングです。
- ひび割れ:シーリング材の表面に細かな亀裂が入る。
- 剥がれ:外壁材との間に隙間ができ、シーリング材が剥がれている。
- 肉やせ:シーリング材が縮んで細くなり、目地との間に隙間ができている。
- 硬化:弾力性が失われ、硬くなっている。
これらの劣化を放置すると、建物の防水性や気密性が失われ、雨漏りや建材の腐食につながります。
シーリング工事の費用相場と内訳
シーリング工事にかかる費用は、工法や使用材料、足場の有無で変動します。一般的な費用相場は以下の通りです。
工法 | 単価目安(1㎡あたり) | 備考 |
打ち替え工事 | 900~1,200円 | 既存材撤去+新規充填。耐久性が高い。 |
打ち増し工事 | 500~900円 | 既存材の上から充填。費用は抑えられるが、適用できるかは現場の状況による。 |
別途、既存シーリング材の撤去費用や、高所作業の場合は足場設置費が発生します。建物の規模や目地の総延長、劣化の状態によって費用は大きく変わるため、見積りをとって確認しましょう。
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シーリングはDIY可能?プロに依頼するメリットとは
シーリング材はホームセンターでも購入できるため、DIYを検討する方もいるかもしれません。しかし、シーリング工事は専門的な知識と技術を要するため、安易なDIYは推奨されません。ここでは、DIYの難しさと、プロに依頼するメリットについて解説します。
DIYは危険?シーリング工事をプロに任せるべき理由
シーリング工事のDIYには、いくつかの危険性やリスクを伴います。
まず、高所作業の危険性です。2階以上の外壁や屋根周りのシーリング作業は、足場なしでは転落事故のリスクが伴います。
適切な材料選びと下地処理の難しさも、デメリットと言えるでしょう。外壁材や既存材との相性、建物の環境に応じた最適な選択には専門知識が不可欠です。また、古いシーリング材の撤去や目地の清掃、プライマーの適切な塗布など、下地処理が不十分だとすぐに剥がれたり、本来の性能を発揮できなかったりする可能性も。
見た目はきれいになっても、短期間で再劣化すると、かえって費用がかさむ可能性も。防水性や気密性という重要な役割を担うからこそ、専門家による確実な施工が求められます。
信頼できるシーリング工事業者の選び方
シーリング工事は、建物の防水性と耐久性を左右する重要なメンテナンス。業者を選ぶ際は、専門性や実績、診断の明確さ、保証体制を確認しましょう。
1級塗装技能士が多数在籍する弊社は、豊富な施工実績が強み。地域に密着した業者として、ご相談やお見積り、診断は無料で承っています。
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シーリング工事は、建物の防水性や耐久性を守るために欠かせない重要なメンテナンスです。少しのひび割れや劣化でも、そのまま放置してしまうと雨漏りや構造体の腐食、健康被害につながるリスクがあります。
屋根キングは豊富な施工実績と確かな技術で、ご自宅のシーリング状態を細部まで丁寧に診断。劣化の兆候や最適な工法、費用面なども分かりやすくご説明し、納得できる補修プランをご提案します。
また、色彩デザインとしてショールームでのご相談も歓迎しており、専門資格を持つスタッフが直接お悩みにお応えします。もちろん、診断・見積り・ご相談はすべて無料。問い合わせフォーム・メール・お電話でも気軽にご連絡いただけます。
住まいの安心は早めのメンテナンスから。シーリング工事や防水リフォームで迷った際は、ぜひ屋根キング/色彩デザインへご相談ください。あなたの大切な住まいを全力で守ります。