管理組合必見!マンション防水工事で失敗しないチェックリスト
飯能市、坂戸市、日高市の皆様こんにちは!!
外壁塗装・屋根リフォーム専門店
株式会社色彩デザインです!
代表取締役の小久保です!
マンションの防水工事を検討中の皆さま。工事の計画や依頼先は決まりましたか?防水工事はマンションの雨漏りを防ぐための大事な工事ですが、工事方法にもいくつか種類があるため、どのようにすべきか悩んでいる管理組合の方もいるでしょう。
今回のお役立ちコラムでは、防水工事の種類や相場費用、修繕積立金が足りない場合の解決策や業者の選び方などを詳しく解説します。
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マンションの防水工事(屋上・バルコニー)とは~防水工事の種類
防水工事とは雨風にさらされる可能性のある床面に防水処理を施す工事です。マンションにおいては屋上やバルコニー、雨風が吹き込む廊下などに必要となる場合があるでしょう。
屋根塗装とは似ているようで異なり、防水工事は防水に特化しているだけでなく、人が踏み歩いても問題ないような分厚い防水層を作ります。
防水工事の種類は主に以下の4種類です。それぞれにメリット・デメリットがあり、屋上はシート防水をおこない、ベランダ・バルコニー部分はFRP防水にするなど、マンションの施工箇所によって分ける場合もあります。
ウレタン防水のメリット・デメリット
ウレタン防水では、施工箇所にウレタン樹脂を何度も塗り重ね、防水層を作ります。塗布するタイプなので、施工箇所が複雑な形をしていたり、デコボコがあったりしても、問題なく施工できるのがメリットです。防水工事の中でも比較的費用を抑えられるのも見逃せません。
デメリットとしては、他の防水工事より耐用年数が短いこと、定期的な塗り直しメンテナンスが必要になること、工期が長くなりがちな点があげられます。工事中に異臭が発生しやすい点にも注意したいところです。
ウレタン防水の施工の流れ
ウレタン防水の工法は主に「密着工法」「メッシュ工法」「通気緩衝工法」の3つです。
密着工法
密着工法では施工面を清掃した後、接着剤を塗り、ウレタン樹脂を塗っては乾かすという工程を何度か繰り返した後、トップコート(仕上げ塗装)を塗ります。
メッシュ工法
メッシュ工法は、施工面を清掃した後、接着剤を塗り、メッシュシートを貼ることで衝撃に強くする工法です。その後、密着工法のようにウレタン樹脂を塗っては乾かすという工程を何度か繰り返した後、トップコート(仕上げ塗装)を塗ります。
通気緩衝工法
通気緩衝工法はメッシュ工法に、更に排気機構を取り付ける工法です。施工面を清掃した後に、排水口を取り付けてから、接着剤を塗り、通気緩衝シートを取り付けます。その上にウレタン樹脂を塗って乾かした後、メッシュシートを貼り、またウレタン樹脂を塗って、脱気筒を取り付ける工程が必要です。
その後に密着工法のように、ウレタン樹脂を塗っては繰り返すという工程を繰り返した後、トップコート(仕上げ塗装)を塗ります。通気緩衝工法は、湿気を排気する機構を取り入れるため、水分により膨れが起こりにくいのがメリットです。
FRP防水のメリット・デメリット
FRP防水では、ガラス繊維などの補強シートに、FRP(Fiber Reinforced Plastics・繊維強化プラスチック)を塗り固めます。耐久性・耐候性・摩耗性・防水性に優れており、薬品(洗剤など)への耐性も強いため、マンションのベランダやバルコニーに向いている防巣工事です。工期が短く、耐用年数が長いのもメリットと言えます。
デメリットとして注意したいのは、防水層が硬く丈夫な反面、揺れやヒビに弱いため、屋上などの広い面積には向いていない点です。また、ウレタン防水よりやや費用がかかります。
FRP防水の施工の流れ
FRP防水では、施工面を清掃した後、ガラスマットを貼り付けてFRPを塗布します。塗っては乾かすという工程を何度が繰り返した後、トップコート(仕上げ塗装)を塗って完成です。
シート防水のメリット・デメリット
シート防水とは、防水シート(専用の塩ビシートやゴムシート)を施工面に貼り付ける工法です。工場で生産されたシートを貼り付けるため、工期が短く仕上がりも安定しています。耐久性の高い防水シートを選べば、ウレタン防水やFRP防水より長持ちするでしょう。マンションの広い屋上などに向いています。
デメリットとして注意したいのは、シートを敷き詰めていくため、複雑な形状をした場所やデコボコした面には向いていません。また一部が劣化すると、劣化症状が全体に広がりやすいため、定期的な点検が必須です。
防水シートは、分厚ければ分厚いほど耐久性に優れ、ゴムシートよりも塩ビシートの方が耐久性の面で優れています。
シート防水の施工の流れ
シート防水の工法は主に「密着工法」「機械固定工法」の2つです。
密着工法
密着工法では、施工面を清掃した後、接着剤を塗って防水シートを貼り、つなぎ目や隙間を処理していきます。機械を使わないので、マンションのベランダなどの狭い空間でも施工可能です。
機械固定工法
機械固定方法では施工面を清掃した後、通気緩衝シートと固定金具を取り付けて、専用の機械を使って防水シートを接着し、つなぎ目や隙間を処理していきます。通気性・耐衝撃性を確保でき、マンションの屋上など広い場所でも素早く施工できる工法です。
アスファルト防水のメリット・デメリット
アスファルト防水は、アスファルトを塗り重ねて防水層を作ります。耐久性・防水性の面でとても優れているのがメリットです。ただし他の防水工事より防水層がとても重く、耐震性に難があります。車が走行するような場所には向いていますが、マンションの屋上にはあまり採用されません。
アスファルト防水の施工の流れ
シート防水の工法は主に「熱工法」「トーチ工法」「常温工法」の3つです。いずれも施工面を清掃した後、接着剤を塗るところまでは一緒となります。いずれも最後にトップコート(仕上げ塗装)を塗って完成です。
熱工法
熱工法ではアスファルトを加熱して溶かしたもので防水シートを固める工法です。
トーチ工法
トーチ工法では、バーナーでルーフィングシートを熱し、アスファルトを溶かして貼り付けていきます。
常温工法
常温工法では、熱を用いず、アスファルト付きの防水シートを貼り重ねていきます。
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マンション防水工事の相場費用
防水工事の種類 | 耐用年数 | 費用の相場 |
ウレタン防水 | 約10~13年 | 約6,500~12,000円/㎡ |
FRP防水 | 約10~12年 | 約6,500~10,000円/㎡ |
シート防水 | 約10~15年 | 約8,000~15,000円/㎡ |
アスファルト防水 | 約15~25年 | 約11,000~22,000円/㎡ |
マンション防水工事の相場費用は上記の通りです。工法や使用する材料によっても異なるため、参考程度にお考えください。
修繕積立金で足りない場合は?
修繕積立金で足りない場合もあるかもしれません。解決するには一時金を徴収するか、金融機関から借入する、施工箇所を年度で分けるなどの方法があります。地域の助成金・補助金が活用できるかも、確認してみると良いでしょう。
耐久度的に余裕があるなら、少し先まで見送ることも可能ですが、すでに耐用年数に達している場合は、雨漏りや劣化にともなう資産価値低下のリスクがあるためオススメしません。
マンション防水工事の業者を選ぶコツ
マンションと一般の住まいでは防水工事の規模が異なるため、マンションの防水工事に関する実績・経験があるか確認しましょう。大がかりな工事となりますので、いくつかの業者に見積もりを出し、提案内容や費用、保証・アフターサービスなどを比較して決めていくことをオススメします。
「屋根キング/色彩デザイン」による防水工事でマンションの資産価値と安心を守りましょう!
マンションの防水工事は、建物の資産価値と居住者の快適な生活を守るうえで欠かせません。劣化や雨漏りを放置すると修繕費が高額になったり、資産価値の低下やトラブルの原因となるため、早めの計画と適切な施工が大切です。
屋根キングでは、マンションの屋上やバルコニーなど幅広い防水工事の実績があり、ウレタン防水・FRP防水・シート防水・アスファルト防水まで、ご希望や現場状況に合わせた最適なプランをご提案しています。費用面や助成金のご相談、修繕積立金の不足なども、経験豊富なスタッフが丁寧に対応。
色彩デザインとしても、無料見積り・診断を承っておりますので、まずはお問い合わせフォームやメール、お電話でのご相談、またはショールームへのご来店で、具体的なお悩みやご希望をお聞かせください。屋根キング/色彩デザインが、マンション管理組合の皆さまの立場に立って、安心できる防水工事をご案内します。大規模修繕や長期のマンション維持管理も、ぜひお任せください。