倉庫外壁の劣化サインと補修方法|法人オーナーが知るべきメンテナンス術
皆様こんにちは!!
坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店
株式会社色彩デザインです!
代表取締役の小久保です!
倉庫の外壁の補修を検討中の皆さま。倉庫の外壁は、雨風や紫外線から倉庫の内部を守る重要な役割を担っており、定期的なメンテナンスは必須です。外壁劣化を放置すると修繕費が数百万円規模に膨らむリスクがあるため、早めの対処が鉄則だと言われています。
今回のお役立ちコラムでは、倉庫外壁の劣化サインと補修方法、知っておきたいコツや注意点などについて詳しく解説しますので、参考にしてみてください。
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倉庫外壁の劣化サインと補修方法
倉庫の外壁で発生する主な劣化サインと、それぞれの補修方法について詳しく解説します。
倉庫の外壁劣化サイン①色褪せ
・外壁の色が全体的に薄くなっている
・特に太陽光が強く当たる面だけ、他の面よりも色が薄くなっている
色褪せは塗料の成分である顔料が、太陽光に含まれる紫外線によって分解されることで起こります。美観を損ねるだけでなく、塗料の防水性や防汚性といった機能が低下し始めている証拠であるため、できるだけ早く補修した方がよいでしょう。
色褪せの補修方法
色褪せは、すでに塗膜が劣化しているため、洗浄だけでは改善しません。劣化している塗料の塗膜を保護するために、塗り替えが必要です。前回の塗り替えからあまり時間が経っていない場合など、劣化が著しいと感じる場合は、耐久性の高い塗料を選ぶとよいでしょう。
また、同じ塗料の種類でも色褪せしやすい色と、しにくい色がある点に注意してください。赤色・黄色などは顔料の構造が紫外線に弱く、他の色よりも色褪せが早く進む傾向にあります。鮮やかな原色であるほど、色褪せが目立ちやすくなるでしょう。
一方で白・黒・グレー・茶色・ベージュなどは、紫外線に強い無機顔料が使われていることが多く、比較的色褪せしにくいとされています。
倉庫の外壁劣化サイン②チョーキング(白亜化)
・外壁を指で触ると白い粉が付着する。
塗料が紫外線や雨風によって分解され、顔料が粉状になって表面に浮き出てくる現象です。すでに防水性や防錆性が低下し始めている証拠なので、白い粉を拭き取っても根本的な解決にはなりません。
チョーキングの補修方法
高圧洗浄でチョーキングの粉や汚れを洗い流した上で、塗装メンテナンスを施せば、防水性や防錆性は復活します。チョーキングが起こりやすい環境下ならば、ラジカル制御型塗料や無機塗料など、チョーキングに強い塗料で塗装するとよいでしょう。
倉庫の外壁劣化サイン③塗膜の剥がれ、膨れ
・塗膜が外壁から浮いて剥がれている
・塗膜と下地の間に水が入り込み、膨らんでいる
塗膜の剥がれや膨れは、塗料の耐用年数を大幅に超えている場合や、施工不良で下地処理が不十分だった場合に起こります。劣化症状としては色褪せやチョーキングより進行しており、外壁材がむき出しの状態となっているため、早急なメンテナンスが必要です。
塗膜の剥がれ・膨れの補修方法
まずは浮いている部分や剥がれかけた塗膜をスクレーパーなどで完全に除去します。その上で下地(外壁材など)に問題があるならば、補修をおこない、塗装を施す必要があるでしょう。
倉庫の外壁劣化サイン④ひび割れ(クラック)
・外壁の表面にひび割れが生じている。
・構造自体に影響を及ぼす大きなひび割れは構造クラックと呼ぶ
・髪の毛のように細いひび割れはヘアクラックと呼ぶ
ひび割れの幅や深さによって深刻度は変わります。へアクラックを上回る幅や溝の場合は、塗膜を貫通し外壁材に達している可能性があるため、注意が必要です。放置すると雨水が内部に浸入し、躯体を傷める原因になります。
ひび割れ(クラック)の補修方法
ひび割れが比較的軽度な場合は、ひび割れ部分に弾性のあるシーリング材を充填するか、ひび割れを埋める効果がある微弾性フィラーを塗布して補修します。一方で、ひび割れの幅や深さが大きい場合は、Vカット工法などでひび割れを広げ、エポキシ樹脂やシーリング材を注入して補修するのが一般的です。
倉庫の外壁劣化サイン④シーリングの劣化
・シーリング材がひび割れている
・シーリング材が痩せている
・シーリング材が剥がれている
外壁の継ぎ目や窓枠周りのシーリング材は、建物の動きを吸収し、雨水の侵入を防ぐ役割があります。シーリングが劣化すると、その隙間から雨水が内部に入り、雨漏りの原因になるため、メンテナンスが必要です。
シーリングの補修方法
シーリングの補修方法は「打ち替え」と「打ち増し」の2通りあります。打ち替えの場合は、既存のシーリング材をカッターなどで撤去し、新しいシーリング材を充填する方法です。増し打ちの場合は、既存のシーリング材の上に新しいシーリング材を重ねて充填します。基本的には打ち替えの方が耐久性は高くなりますが、状態によって使い分けるのが一般的です。
錆(金属外壁の場合)
・金属製外壁に赤錆や白錆が発生している
塗装の剥がれや傷から水分が侵入すると、錆が発生します。錆が進行すると外壁に穴が開き、構造体まで劣化させる可能性もあるため、できるだけ早く修復した方がよいでしょう。
錆の補修方法
専用の工具やワイヤーブラシなどで錆を完全に除去したあと、錆を除去した箇所に、錆止め効果のある塗料を塗布します。その上で塗装を施せば、防水性や防錆性は復活するでしょう。
倉庫のオーナーが外壁のメンテナンスにおいて知っておくべきコツ・注意点
倉庫のオーナーが外壁のメンテナンスにおいて知っておくべきコツや注意点は以下の通りです。
定期的な目視点検の実施
3〜5年ごとに専門業者に点検を依頼しつつ、オーナー自身も定期的に外壁を観察する習慣をつけるとよいでしょう。たとえば、雨が降っている時に外壁を観察すると、雨水の流れ方やひび割れからの浸水、雨漏りの有無が分かりやすくなります。
劣化部分を写真にとって記録しておくことで、時間の経過とともに劣化が進行しているかを確認するのも容易になるでしょう。
早期発見・早期補修の重要性
「まだ大丈夫だろう」と放置せず、チョーキングや小さなひび割れ、色褪せといった初期症状の段階で補修を検討しましょう。
たとえば小さなひび割れから水が侵入し、内部の鉄骨を錆びさせたり、塗膜の剥がれを引き起こしたりと、劣化は連鎖的に進行します。早期補修は、将来的な大規模修繕を避け、コストをおさえることにつながるでしょう。
適切な塗料の選定
塗装メンテナンスの際には倉庫の環境に合わせた塗料選びが必要です。たとえば日当たりが強い場合は、耐久性・耐候性に優れたフッ素塗料や無機塗料がおすすめです。耐久性・耐候性の高い塗料を選ぶと初期費用は高くなりますが、耐用年数の長い高耐久塗料は、塗り替え回数を減らせるため、長期的にみれば得になります。
信頼できる専門業者の選定
複数の業者から見積もりをとり、費用だけでなく、提案内容や担当者の対応、実績などを比較検討しましょう。基本的には丁寧な診断をおこない、劣化状況や原因、適切な補修方法を詳しく説明してくれる業者がよいとされています。更に倉庫や工場などの外壁塗装・修繕の実績が豊富な業者を選ぶと安心です。
倉庫の外壁塗装メンテナンスで人気の塗料は?
倉庫の外壁塗装で選ばれる人気の塗料は、「シリコン塗料」「ラジカル制御型塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」などです。
もっとも一般的に使われるのがシリコン塗料で、価格と耐久性のバランスに優れています。10〜15年の耐用年数が期待でき、汚れがつきにくい特性も持っているため優秀です。
ラジカル制御型塗料はシリコン塗料より少し高価ですが、塗膜の劣化をおさえる機能があり、耐用年数は12〜16年とされています。
それより高耐久な塗料で採用率が高いのはフッ素塗料です。フッ素塗料は、耐用年数が15〜20年以上ととても長持ちします。初期費用は高くなりますが、塗り替え回数を減らせるため、長期的にみればむしろコストをおさえられるでしょう。
そして、もっとも高い耐久性を持つのが無機塗料です。石やガラスといった無機物を主成分とするため、紫外線に極めて強く、20年以上美観を保ちます。また、屋根や外壁の温度上昇をおさえる遮熱塗料も人気です。遮熱塗料は冷房による電気代の削減にもつながります。
どの塗料も一長一短がありますので、倉庫の環境や予算に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。
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FAQ|倉庫外壁の劣化サインと補修方法についてよくある質問
倉庫外壁の劣化は放置すると修繕費が膨大になり、企業経営にも影響を及ぼす可能性があります。ここでは法人オーナーの方から寄せられるよくある質問にお答えします。
Q.倉庫外壁の塗り替えは何年ごとに必要ですか?
A.一般的には10〜15年ごとが目安ですが、使用する塗料の種類や立地条件によって異なります。日差しや雨風が強い環境では、より早めのメンテナンスが推奨されます。
Q.小さなひび割れでも補修した方がよいですか?
A.はい。ヘアクラックの段階で補修しておくことで、雨水の侵入や内部鉄骨の錆びを防げます。放置すると大規模修繕につながり、結果的にコスト増となります。
Q.倉庫外壁に適した塗料はどれですか?
A.コストと耐久性のバランスでシリコン塗料が選ばれやすいですが、長期的な耐久性を重視するならフッ素や無機塗料、環境負荷低減を考えるなら遮熱塗料も人気です。
Q.金属外壁の錆はどの段階で補修すべきですか?
A.錆が発生したらできるだけ早く除去・補修するのが望ましいです。赤錆が広がると穴あきや構造体の腐食につながるため、初期段階でのメンテナンスが重要です。
Q.補修や塗装工事は操業を止めずにできますか?
A.多くの場合は可能です。事前に業者と工程を調整すれば、営業や生産に支障を最小限に抑えながら工事を進められます。
倉庫外壁のメンテナンスは色彩デザインにご相談ください
倉庫外壁は企業の資産を守る大切な部分であり、劣化サインを放置すれば数百万円単位の大規模修繕につながるリスクがあります。色褪せやチョーキングといった初期症状のうちに補修を行うことで、将来的なコスト削減が可能です。
塗料選びも重要で、シリコン塗料やフッ素塗料、無機塗料など耐久性に優れたものを選択することで、長期的に安定した運用を実現できます。また、信頼できる業者に依頼することで、正確な診断・適切な施工・安心のアフターサポートを受けられます。
株式会社色彩デザインは、法人オーナー様向けに倉庫や工場の外壁補修・塗装の豊富な実績を持ち、操業を止めずに工事を進めるための柔軟な対応も可能です。倉庫外壁の点検や補修、塗装をご検討中の方は、ぜひ色彩デザインにご相談ください。お問い合わせはフォーム、メール、電話でのご連絡はもちろん、ショールームへのご来店も歓迎しております。
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