瓦の種類ってどのくらい?
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2015.08.28 (Fri) 更新
日本建築の特徴は屋根です。屋根に使われる瓦は製法、形、種類によりそれぞれ分類されます。
瓦は良質な粘土を高い温度で焼き上げて製造されますが、その製法により種類が異なります。
陶器瓦は表面に釉薬を塗り、多彩な色を出します。いぶしは焼き上げの最終工程で釜ごといぶし、表面に炭素の膜を作ります。
形でも区別され、本葺き・J型・F型・S型・スパニッシュなどの形に分類されます。使われるか所による違いにより種類が分けられ、地・役・鬼などの瓦があります。
葺き替えを行う場合はこれらの違いを選択の材料に選ぶと、気に入った屋根を造ることができます。
最後に忘れてはいけないのが産地です。瓦は産地により特徴が異なります。使われる土や製法に違いがあるためです。
日本の代表的な産地は三州です。愛知県を中心に生産され、良質の粘土を原材料に高温の焼成温度製造によって作られ、強度が高く凍害に強いのが特徴です。三州と共に、兵庫県の淡路、島根県の石州が日本の三大産地として知られています。