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遮熱塗料と断熱塗料の違いを徹底比較!冬でも効果を発揮する塗料の選び方

遮熱塗料と断熱塗料の違いを徹底比較!冬でも効果を発揮する塗料の選び方

皆様こんにちは!! 

坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店

株式会社色彩デザインです!


代表取締役の小久保です!

「夏に涼しい塗料」として人気の遮熱塗料。そして冬も暖かい」と評判の断熱塗料。
どちらも快適な室温を保つことを目的としていますが、その仕組みや効果の方向性はまったく異なります。

塗料を選ぶ段階でこの違いを理解しておかないと、期待していた効果が得られないこともあります。

今回のお役立ちコラムでは「塗料の構造や熱の伝わり方を踏まえながら、遮熱塗料と断熱塗料の特徴」をわかりやすく比較し「季節ごとの性能差や、建物の立地・素材に合わせた塗料選びのコツ」を専門店の視点で解説します。

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遮熱塗料と断熱塗料の基本を理解する

遮熱塗料と断熱塗料の基本を理解する

塗料の「熱対策性能」は、単に温度を下げるだけではなく、熱の侵入を防ぐのか、逃がさないのかという方向性で大きく異なります。遮熱塗料と断熱塗料は、どちらも「熱と光のコントロール」を目的に開発された塗料ですが、建物への熱の伝わり方を抑える仕組みが根本的に違います。

まずはそれぞれの原理を整理しましょう。

遮熱塗料とは?反射によって熱の侵入を防ぐ仕組み

遮熱塗料は、太陽光に含まれる赤外線を反射して建物表面の温度上昇を抑えるタイプの塗料です。特殊なセラミック粒子や酸化チタンなどの「反射顔料」を含み、屋根や外壁に当たる日射のうち約50〜80%を反射します。

具体的には、真夏の日中に屋根表面温度が70℃近くまで上がるところ、遮熱塗料を施工すると10〜20℃程度温度上昇を抑えられることが確認されています。この効果によって、屋根材や外壁から室内へ伝わる熱量が減少し、冷房効率が上がる=電気代を抑えられるというメリットがあります。

ただし遮熱塗料は太陽光を反射することで熱を入れない塗料のため、冬季の保温効果はほとんど期待できません。むしろ日射を反射してしまう分、冬場に太陽光による暖房補助が得られにくい点に注意が必要です。

断熱塗料とは?熱伝導を抑えて室温を保つ仕組み

断熱塗料は、熱そのものの伝わりにくさ(熱伝導率)を下げることで、外気温の影響を抑えるタイプです。内部に多数の中空ビーズ(空気を含む微細な球体)や特殊樹脂を配合しており、その空気層が熱のバリアとして機能します。

外気の熱が外壁や屋根に当たっても、塗膜内で吸収・拡散され、室内側への熱伝達を緩やかにするのが特徴。夏は外の熱が入りにくく、冬は室内の暖気が逃げにくい。つまり、一年を通して温度変化を穏やかにする効果が得られます。

メーカーによる実測データでは、断熱塗料を施工した建物では冬季の暖房使用量が5〜10%削減された例もあります。建物の断熱性能を高めたい場合や、寒冷地・朝晩の寒暖差が大きい地域には有効な選択肢です。

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名前は似ていても「働くタイミング」が違う

遮熱塗料と断熱塗料の最大の違いは「熱を反射するか、蓄えにくくするか」という働き方にあります。

比較項目

遮熱塗料

断熱塗料

主な原理

太陽光(赤外線)の反射

熱伝導の抑制

効果が出る季節

夏(冷房負荷を軽減)

夏・冬(温度差を緩和)

外壁表面温度

低下しやすい

若干高め(蓄熱しにくい)

室内温度への影響

日射による上昇を防ぐ

外気温変化の影響を緩和

メリット

冷房費削減・屋根材劣化防止

冬の保温・結露抑制・通年快適性

注意点

冬はやや冷えやすい

施工費がやや高い傾向

つまり、遮熱塗料は夏専用の「熱カット系」と、断熱塗料は年間を通して「温度を安定させる系」と理解すると分かりやすいでしょう。選ぶ際は「どの季節に快適さを重視するか」で方向性が変わります。

性能・効果を比較!どちらが冬にも強いのか

性能・効果を比較!どちらが冬にも強いのか

遮熱塗料と断熱塗料は、どちらも快適な住環境づくりに貢献する高機能塗料です。しかし夏の涼しさ」と「冬の暖かさ」の両立を考えたとき、その性能には明確な差があります。

ここでは、季節別の効果を実測データとともに比較し、どのような条件で最も効果を発揮するのかを整理します。

夏の室温低下効果|遮熱塗料が得意とする領域

夏季の強い日差しを反射し、屋根や外壁の温度上昇を防ぐ性能においては、遮熱塗料が圧倒的に有利です。

屋根表面で直射日光を受けると、一般的なスレート屋根は70℃以上まで上がりますが、遮熱塗料を施工すると50〜55℃前後まで低下します。この温度差がそのまま屋根裏・室内温度にも反映され、メーカー実測では冷房時の室温が2〜3℃下がるというデータも確認されています。

遮熱塗料のメリットは、太陽光を反射することで「建物全体の蓄熱を防ぐ」点にあります。
屋根材や外壁材の熱膨張・収縮を軽減できるため、塗料そのものだけでなく建材の寿命延長にもつながります。

ただし注意すべきは、遮熱塗料は反射による冷却効果が前提のため、冬季は日射熱を反射してしまい、屋根や外壁が暖まりにくくなる傾向があります。そのため、寒冷地や日照が少ない地域では「冬に冷えすぎる」と感じるケースもあります。

夏場の冷房費削減を目的とするなら最適ですが、通年の快適性を求める場合は別の視点が必要です。

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冬の保温効果|断熱塗料が得意とする領域

冬季に効果を発揮するのは、内部の熱を逃がさない「断熱塗料」です。断熱塗料は塗膜内に含まれる中空ビーズ(空気層)が熱を伝えにくくし、外気の冷たさを室内側に伝えにくくします。

同時に、暖房で暖めた空気の熱が壁や屋根を通して外へ逃げるのを抑えるため、室温を一定に保つ効果があります。実測データでは、断熱塗料を施工した住宅で冬季の暖房使用量が5〜10%削減された報告もあります。

さらに、外壁内の温度変化が小さくなるため、結露やカビの発生を抑える効果も確認されています。断熱塗料は「夏も冬も使えるオールシーズン型」と言われますが、とくに寒暖差の大きい地域・北面の外壁・屋根裏の断熱補強などで真価を発揮します。

一方、遮熱塗料に比べて初期費用がやや高く、塗膜が厚くなる分、職人の施工技術も要求されます。それでも「冷えにくく、暖まりやすい家」にしたい場合には、断熱塗料のほうが長期的に見て合理的な選択です。

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外壁・屋根の材質別に見る最適な使い分け

塗料の効果は、外壁や屋根の素材によっても変わります。材質の熱伝導率・色・傾斜角度によって、日射の吸収・反射量が異なるためです。素材別に見ると、次のような使い分けが有効です。

部位・素材

遮熱塗料が向くケース

断熱塗料が向くケース

スレート屋根・金属屋根

夏の温度上昇が激しい屋根。南向き・日射が強い地域

屋根裏温度を抑えつつ冬も保温したい場合

モルタル外壁

表面温度上昇を防ぎたい。都市部・西日が強い壁面

結露・カビを防ぎたい北面・湿潤地域

サイディング外壁

色あせや熱膨張を抑えたい場合

気密性が高く、室温変化を穏やかにしたい住宅

屋根裏・倉庫・工場

機器・空調負荷を下げたい

通年で温度管理が必要な建物

このように、屋根には遮熱、外壁には断熱という使い分けも有効です。また、色の選び方も効果に直結します。白や明るい色は反射率が高く遮熱効果を高め、濃色は吸収率が高いため断熱塗料との相性が良い傾向にあります。

最も重要なのはどの気候条件・建物構造でどの効果を優先するか」を明確にすること。遮熱と断熱のどちらが優れているかではなく、目的と立地に合わせて最適な性能を選ぶことが、結果的に省エネ・快適性の両立につながります。

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塗料選びで失敗しないための実務ポイント

塗料選びで失敗しないための実務ポイント

遮熱塗料と断熱塗料の違いを理解したうえで、最終的に重要になるのは「どんな条件で使うか」です。塗料の性能は、地域の気候や建物の構造、施工方法によって大きく変わります。

ここでは、専門店としての経験をもとに、選定時に確認しておきたい3つの実務ポイントを整理します。

気候・方角・屋根材で効果は変わる

塗料の性能を最大限に引き出すには、まず気候と日射条件を考慮することが欠かせません。たとえば、関東・関西以南の地域では夏の日射が強く、遮熱塗料の恩恵を受けやすい傾向があります。

一方、東北や日本海側のように冬の寒さが厳しい地域では、断熱塗料による保温性のほうが体感効果が高いことが多いです。また、建物の方角も効果に影響します。南面や西面は直射日光を長時間受けるため、遮熱塗料の施工で表面温度を抑えることが可能です。

反対に、北面は湿気や結露が多く、断熱塗料を使うことで外壁内部の温度差を抑え、カビや凍害を防止できます。

屋根材の種類にも注目です。金属屋根(ガルバリウムなど)は熱伝導が早いため、遮熱塗料の反射性能が効果的。

一方、瓦やスレートなど蓄熱しやすい屋根では、断熱塗料の熱拡散性が有効です。

このように、地域・方角・素材の3要素をセットで考えることが、塗料選びの第一歩になります。

施工厚と下地処理が性能を左右する

塗料の性能は、成分そのものだけでなく「施工品質」によっても大きく変わります。とくに断熱塗料は塗膜が厚くなる性質があり、塗り重ね量(膜厚)を確保できていないと、本来の断熱性能が発揮されません。

メーカーが指定する標準膜厚(おおむね0.3〜0.5mm)を満たすためには、3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が基本です。遮熱塗料も同様に、下地の状態によって反射率が大きく変わります。

旧塗膜が劣化していたり、汚れ・チョーキング(白い粉)が残ったままだと、
せっかくの高反射顔料が効果を発揮できません。施工前に高圧洗浄や研磨で下地を整えることが、塗料の性能を100%引き出す条件です。

また、職人の塗布スピードや乾燥時間の管理も重要。塗料の化学反応は気温・湿度に影響を受けやすく、とくに夏場は乾燥が早すぎてムラができやすい、冬場は硬化が遅れて耐久性が下がるなどのリスクがあります。

性能=塗料+職人の技術という視点で、施工実績や管理体制まで確認しておくと安心です。

遮熱×断熱のハイブリッド塗料も検討対象に

最近では遮熱」と「断熱」の両方の性能を組み合わせたハイブリッド塗料も登場しています。代表的な例では、アステックペイントの「スーパーシャネツサーモシリーズ」や、
日進産業の「ガイナ」などが挙げられます。

これらは、赤外線を反射する遮熱機能に加えて、中空ビーズによる断熱層を形成する構造を持ち、夏の冷房負荷低減+冬の保温性を両立させた塗料です。

ただし、ハイブリッド塗料は一般塗料に比べて材料費が高く、施工時にも塗膜厚・乾燥時間などの管理がシビアになる傾向があります。施工店の経験やメーカー認定資格があるかどうかを確認しておくと安心です。

選び方の目安としては

  • 夏の暑さ対策を最優先するなら「遮熱重視タイプ」
  • 通年の室温安定・防露を狙うなら「断熱重視タイプ」
  • 両方の効果をバランスよく求めるなら「ハイブリッドタイプ」

というように、目的と地域環境に応じた塗料選定が理想的です。

「遮熱か断熱か、結局どれが正解?」は色と立地で決める——最適解は“現場診断×提案”の色彩デザインへ

「遮熱か断熱か、結局どれが正解?」は色と立地で決める——最適解は“現場診断×提案”の色彩デザインへ

遮熱塗料は「日射を反射して夏の蓄熱を抑える」性能、断熱塗料は「熱の伝わりを遅らせて夏も冬も温度変化を緩和する」性能。つまり“夏特化の遮熱”か“通年安定の断熱”か、優先順位で選ぶのが基本です。ただし実際の体感は、方角(南西面・北面)、屋根材(金属かスレートか)、既存断熱の状況、色(明・濃)で大きく変わります。ここを外すと「想像より効かない」になりがちです。

株式会社色彩デザインでは、屋根裏温度・外壁含水・既存塗膜の状態まで含めて診断し、膜厚設計や下地補修(シーリング・ひび割れ)をセットにした“効く施工”を前提に、遮熱/断熱/ハイブリッドを最適配合でご提案します。

たとえば

  • 夏の電気代をまず下げたい:屋根は高反射の遮熱、外壁は条件次第で断熱を併用
  • 冬の冷えと結露が悩み:北面や寝室まわりに断熱重視、色はやや濃色で相性アップ
  • 年間の快適性と耐久重視:遮熱×断熱のハイブリッド+適切な膜厚管理

「うちの場合はどれ?」を最短で解決したい方は、色彩デザインの無料診断をご活用ください。建物の向き・素材・既存断熱・生活動線まで踏まえて、期待値どおりに“効く”塗料と工程を具体的な見積りでご提示します。

お問い合わせは【問い合わせフォーム】【メール】【お電話】からどうぞ。ショールームでのご相談も歓迎です。期待する体感と光熱費削減を、色彩デザインが現場目線で最短設計します。

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