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工場・倉庫の寒さ対策はどっち?遮熱シートと断熱塗装を徹底比較!

工場・倉庫の寒さ対策はどっち?遮熱シートと断熱塗装を徹底比較!

皆様こんにちは!!  坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 冬の工場や倉庫は「暖房を入れても全然暖まらない」という悩みが多く聞かれます。鉄骨構造・高天井・開口部の多さといった要因により、外気温の影響を強く受けるためです。 この寒さは、従業員の作業効率を下げるだけでなく、機械トラブルや材料の品質変動にもつながることがあります。寒さ対策として検討されるのが遮熱シート」と「断熱塗装」です。 どちらも外気温の影響を抑える手法ですが、仕組み・施工コスト・効果の出方が異なります。 今回のお役立ちコラムでは、工場・倉庫の環境改善を検討している担当者向けに「導入コスト・温度改善効果・投資回収期間」を比較し、建物条件に合わせた最適な対策を専門目線で解説します。 ▼合わせて読みたい▼遮熱シート導入コスト完全解説:㎡単価と投資回収シミュレーション [myphp file="comContactL01"] 寒さ対策の目的を明確にする 寒さ対策を考えるうえで重要なのは「どの熱を、どの段階で抑えるか」という視点です。冬の倉庫や工場が冷えるのは、単に外気が冷たいからではなく、建物の構造と熱移動の仕組みに原因があります。 ここではまず、工場・倉庫が冷えやすい要因と、遮熱・断熱がそれぞれどのように働くのかを整理します。 工場・倉庫が冷えやすい3つの構造的要因 鉄骨構造による熱伝導工場や倉庫の多くは鉄骨造(S造)であり、鉄は熱伝導率が高い(約80W/mK)。そのため、外気の冷たさが梁や柱を通して室内に伝わりやすく、冬場は「壁が冷たい」「天井から冷気が降りる」といった現象が起きます。 断熱層が薄い外皮構造一般住宅と違い、工場・倉庫では外壁材が0.4〜0.8mmの鋼板一枚で構成されているケースが多く、断熱材が入っていない、もしくは古いグラスウールが劣化していることもあります。外気が5℃のとき、屋内壁面温度が7〜8℃しかない建物も珍しくありません。 大開口・高天井による暖気ロスシャッターや搬入口からの冷気流入、高さ5mを超える天井空間による暖気上昇が、ヒーターの熱を逃がす要因になります。空間体積が大きいため、暖房を強くしても足元が冷える「上下温度差」が発生します。 こうした条件が重なることで、暖房効率が著しく低下し、結果的に電気代・燃料費の増加につながります。 遮熱・断熱の原理を整理する 寒さ対策では遮熱」と「断熱」は似ているようで異なる考え方です。 遮熱=外からの熱(放射)を反射・遮断する技術 断熱=熱の移動(伝導)を遅らせ、室温を保つ技術 遮熱シートは、アルミ蒸着層などを使って赤外線(放射熱)を反射する素材なので、屋根裏や外壁の内側に施工し、日射熱や放射冷却の影響を軽減します。 一方、断熱塗装は、塗膜に含まれる中空ビーズ(空気層)で熱伝導を抑えるタイプです。屋根・外壁表面に塗布することで、外気温の影響を緩和し、内部温度を安定させます。 つまり、遮熱は「熱を跳ね返す」技術、断熱は「熱を伝えにくくする」技術というわけです。この違いを理解しておくと、どちらが自社の建物に適しているか判断しやすくなります。 「寒さ対策=熱の出入りをコントロールする」考え方 工場や倉庫の寒さは外気の冷たさが入る」と「内部の熱が逃げる」という2方向の熱移動によって起こります。 それぞれを抑えるための手段を整理すると、次のようになります。 熱の流れ 主な原因 有効な対策方法 外からの冷気侵入 外壁・屋根・開口部からの放射冷却・隙間風 断熱塗装/断熱パネル/気密補修 内部熱の流出 鉄骨・屋根面を通じた熱伝導・対流 遮熱シート/断熱材増設/天井シート施工 つまり、下記のように目的と熱の方向性を整理して選ぶのが基本です。 屋根や壁が外気で極端に冷える→断熱塗装が有効 室内の暖かさを逃がしたくない→遮熱シートが有効 また、どちらの工法も単独で万能ではありません。遮熱シートは内部施工が前提のため「改修時に足場が不要」など施工性のメリットがありますが、既存断熱が弱い建物では効果が限定的になることもあります。 一方で断熱塗装は、屋根・外壁の表面から直接対策できるため、経年劣化防止+防水補修を同時に行えるというメリットがあります。 ▼合わせて読みたい▼遮熱塗料vs断熱塗料:温度上昇抑制とメンテコストをプロが比較 [myphp file="comContactL01"] 遮熱シートと断熱塗装の比較データ 寒さ対策を導入する際、最も気になるのは「どちらが効果的で、費用に見合うか」という点です。遮熱シートと断熱塗装は、いずれも一定の温度改善効果を持ちますが、建物の構造・用途・施工範囲によってコストパフォーマンスが変わります。 ここでは、設備改修の実務データをもとに、費用・効果・耐用年数・回収期間を比較します。 施工コスト・工期・耐用年数の比較表 まず、遮熱シートと断熱塗装の基本スペックを整理します。下表は、鉄骨造倉庫(延べ床1,000㎡前後)を想定した平均値です。 比較項目 遮熱シート 断熱塗装 平均施工単価(㎡あたり) 約3,000〜4,500円 約4,000〜6,000円 施工範囲 屋根裏・壁内・天井内側など内部施工 屋根・外壁など外部施工 工期(1,000㎡規模) 約3〜5日(内部) 約7〜10日(足場設置含む) 耐用年数 約10〜15年 約12〜18年 メンテナンス 汚れ除去程度(軽微) 再塗装・部分補修あり 付加機能 放射反射(遮熱・保温) 防水・防錆・美観保持 遮熱シートは内部施工のため、外部工事を伴わず短期間で施工できるのが最大の特徴です。 一方で、断熱塗装は屋根や外壁の表面を保護する役割を持ち断熱+防水+外装リニューアル」を同時に行えるというメリットがあります。工期とコストのバランスで見ると、小規模施設は遮熱シート/大規模倉庫は断熱塗装が選ばれる傾向です。 温度改善効果とエネルギー削減率の違い 実際の温度改善効果を比較すると、施工位置と効果の方向性が異なります。 測定項目 遮熱シート 断熱塗装 屋内表面温度の変化 外気5℃時→室内壁面温度+3〜5℃上昇 外気5℃時→屋内温度+2〜4℃上昇 夏季表面温度の抑制 屋根裏温度−8〜10℃ 屋根表面温度−10〜15℃ 冬季保温性能 中程度(放射反射による保温) 高い(熱伝導抑制+蓄熱性) 暖房エネルギー削減率 約8〜12%(平均) 約10〜15%(平均) 遮熱シートは放射熱を跳ね返すため、冬季は屋根裏や壁内で熱の逃げを防ぐ「保温効果」があります。ただし、施工箇所が室内側になるため、外気との温度差が大きい環境では限界が出やすいので注意しなければなりません。 断熱塗装は塗膜そのものが熱伝導を遅らせるため、外気5℃・室内10℃の環境で2〜4℃の改善効果が実測されています。とくに屋根・外壁面での放射冷却を防ぐため、建物全体の冷え込みを緩やかにできるのが強みです。 屋根裏空間の冷気防止→遮熱シート 建物全体の熱損失低減→断熱塗装 この特性を理解しておくと、工場や倉庫の寒さ対策で悩まなくなります。 導入後のROI(投資回収期間)をシミュレーション 設備改修では、費用対効果=ROI(ReturnonInvestment)を意識することが重要です。遮熱・断熱工事のROIを暖房コスト削減額から試算すると、以下のようになります。 対象:1,000㎡の鉄骨倉庫 現状暖房費:月15万円/冬季5か月稼働=年間約75万円 電気・灯油価格上昇を考慮せず固定値で計算 対策 導入費(概算) 年間削減額(平均) 投資回収期間(目安) 遮熱シート施工(屋根・壁内) 約350万円 約9万円(削減率12%) 約4年 断熱塗装(屋根・外壁) 約500万円 約12万円(削減率16%) 約4〜5年 ROIで見ると大差はなく、どちらも4〜5年で投資回収を見込めます。ただし、断熱塗装は防水機能も兼ねるため、外装改修費を含めた「二次効果」まで考えるとコスト優位性が高くなるでしょう。 反対に、内部環境を急ぎ改善したい、または稼働停止を避けたい場合は遮熱シートが現実的な選択肢です。施工後1〜2年で電気代・燃料代の削減を実感できるケースもあり、両者ともにエネルギーコスト上昇対策として有効な投資といえます。 [myphp file="comContactL01"] 導入判断のポイントとおすすめ条件 遮熱シートと断熱塗装は、どちらも工場・倉庫の寒さ対策として有効な手段ですが、建物の構造や稼働条件によって、最適な選択は異なります。ここでは、導入前に確認すべき3つの判断軸を整理し、自社の条件に合った方法を選ぶための具体的な指標を示します。 建物構造・稼働条件別に見る向き不向き まず押さえておきたいのは「どの部位で熱損失が起きているか」です。工場・倉庫の断熱性能は、屋根面からの放熱が全体の約40〜50%を占めると言われています。残りは壁面・開口部・床など。 この熱の逃げ方に応じて、施工位置を選ぶことが最も効果的です。 建物タイプ 遮熱シートが向くケース 断熱塗装が向くケース 鉄骨造・金属サイディング 屋根裏や壁内に空間があり、内部施工が可能 屋根・外壁に錆・劣化が見られる外装改修同時 稼働中の工場(24h稼働) 外部足場を設けにくく、作業を止めたくない 屋外作業が可能で、防水・防錆も同時施工したい 倉庫・物流拠点 短工期で一時的に改善したい(冬季限定) 長期的に光熱費を削減したい(通年改善) 内部からの施工ができる遮熱シートは、稼働を止めずに施工できるという大きな利点があります。 一方で、屋根・外壁の劣化が進んでいる場合は、断熱塗装によって防水・防錆を兼ねて補修する方が合理的です。 「今すぐ寒さを和らげたい」なら遮熱シート 「長期的に省エネと外装保全を両立したい」なら断熱塗装 これが実務的な判断の分かれ目です。 既存設備との相性・メンテナンス性 設備投資として導入する際には、既存の空調・換気・電気設備との相性も重要です。 遮熱シートは軽量かつ非電導素材のため、照明設備・配線・ダクト類に干渉しにくく、天井裏・壁内に後施工するリフォーム性の高さが特徴です。既存配線を避けて施工できるため、設備を稼働したままの部分改修ができます。 断熱塗装は、屋根・外壁の保護層として機能するため、既存の防水シートや金属屋根との密着性が鍵となります。塗料メーカーが推奨する下地材(プライマー)を使うことで、金属面でも剥がれにくく、メンテナンスサイクルを10〜15年に1回へ延ばすことが可能です。 また、どちらの施工法も内部結露の軽減効果が確認されています。とくに冬季、屋根裏や外壁内部に生じる結露は断熱材を劣化させる原因になるため、熱損失対策と同時に結露対策としての効果も評価されています。 コストと効果を両立させる実務的選択肢 コストパフォーマンスを最大化するには「建物の改修周期」と「光熱費削減効果」を組み合わせて検討するのが現実的です。 短期的効果重視(3〜5年)遮熱シートで内部施工。低コスト・短工期で導入。ROI回収4年前後。 中長期的効果重視(10〜15年)断熱塗装で外装リニューアルを兼ねる。防水+断熱で改修費を統合。光熱費削減率15%前後。 また、両者を組み合わせる「ハイブリッド施工」も有効です。屋根外部に断熱塗装を行い、屋根裏に遮熱シートを設置することで、放射・伝導の両面から熱損失を抑制。外気5℃の環境で室内温度が+5〜7℃改善した例もあります。 このように、単一の施工法にこだわらず、建物構造・稼働環境・改修周期を総合的に見て判断することが、費用対効果を最大化する鍵です。 [myphp file="comContactL01"] 「最短改善」か「長期最適化」か——工場・倉庫の寒さ対策は色彩デザインにご相談ください 冬の寒さ対策は“熱の入り口と出口をどこで抑えるか”が勝ち筋です。稼働を止めず短工期で体感改善を急ぐなら、室内側から放射損失を抑える遮熱シートが有効です。屋根・外壁の劣化も同時に手当しつつ、10~15年スパンで光熱費と保全コストを統合的に下げるなら、断熱塗装(防水・防錆一体型)が合理的です。 大型倉庫や金属屋根での総量削減は断熱塗装、24時間稼働ラインで停止が難しい場合は遮熱シート、という住み分けが実務的な最適解になります。さらに、屋根外部に断熱塗装+屋根裏に遮熱シートの“ハイブリッド”で放射と伝導の両面を抑えると、外気5℃条件でも室温+5~7℃の改善が狙えます。 株式会社色彩デザインでは、屋根・壁面ごとの熱画像診断、結露リスク評価、既存設備との干渉確認まで行い、ROI(回収年数)を含む比較見積で最短の意思決定を支援します。 今すぐ寒さを和らげたい → 遮熱シート中心の内部施工プラン 長期の省エネと外装更新を両立 → 断熱塗装+防水同時施工プラン さらに効果最大化 → ハイブリッド提案(断熱塗装×遮熱シート) 「うちの建物にはどれがベスト?」は現場を見れば一発で整理できます。まずは色彩デザインの無料診断をご利用ください。 お問い合わせは【問い合わせフォーム】・【メール】・【お電話】でどうぞ。ショールームでのご相談も歓迎です。現場条件と改修周期に合わせて、最短で“効く”寒さ対策をご一緒に設計します。 ▼合わせてチェック▼色彩デザインのショールーム [myphp file="comContactL01"] 2025年11月15日 更新 詳しく見る
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積水ハウス「永年保証(ユートラス)」の読み解き:外壁・屋根のメンテ費用を専門店目線で

積水ハウス「永年保証(ユートラス)」の読み解き:外壁・屋根のメンテ費用を専門店目線で

皆様こんにちは!!  坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 住宅を建てるとき、多くの人が重視するのが「どれだけ長く安心して住めるか」という点です。構造躯体だけでなく、外壁や屋根のように日々の風雨にさらされる部分は、経年劣化への対策が欠かせません。 積水ハウスでは、引き渡し後のアフターサポートとして「初期30年保証」に加え、所定の点検・補修を行うことで保証を継続できる「ユートラスシステム(永年保証)」を導入しています。 一見すると「建物がある限り保証される」ようにも感じますが、実際には点検・補修・履歴管理が前提です。 今回のお役立ちコラムでは「外装専門店の立場から、ユートラス制度の仕組みと外壁・屋根の実務的なメンテナンス時期、費用目安」を整理して解説します。 ▼合わせて読みたい▼積水ハウス住宅の外壁メンテナンスをもっとお手頃に!安心保証のあるスマートな業者選定法 [myphp file="comContactL01"] 積水ハウスの保証制度の基本を押さえる 住宅の保証制度を理解するうえで、まず押さえておきたいのが「初期30年保証」と「ユートラスシステム(永年保証)」の関係です。積水ハウスでは、引き渡し後のアフターサポートを2段階構造に分け、30年間の基礎保証+以降の延長保証という形で長期的な安心を提供しています。 ここでは、それぞれの仕組みと条件、そして外壁・屋根メンテナンスとの関係を詳しく見ていきましょう。 初期30年保証とは何を対象にしているか 積水ハウスの保証体系は、まず「初期30年保証」が基盤になっています。これは、法律で義務付けられている10年保証(構造耐力上主要な部分・雨水の浸入を防止する部分)を、独自に30年へ拡張した制度です。 対象は主に以下の2点です。 構造躯体(基礎・柱・梁など) 防水部分(屋根・外壁・バルコニー・開口部など) 保証を維持する条件として、10年目と20年目に積水ハウスの定期点検を受け、必要に応じて補修を実施することが明記されています。つまり、定期点検とメンテナンスの実施が保証継続の前提条件です。 この「初期30年保証」があることで、住宅購入後も長期間にわたり構造・防水面の安心が得られる仕組みになっています。 「ユートラスシステム/永年保証」の仕組み 30年目以降も保証を続けたい場合に適用されるのが「ユートラスシステム」です。公式サイトによると、建物引き渡し後30年経過時に、積水ハウスが定める有償点検と有償補修を受けることで、10年ごとに保証を延長できます。 つまり、ユートラスの永年保証とは「定期点検とメンテナンスを繰り返すことで保証を継続できる」という条件付きの制度です。 この考え方は、長期優良住宅の「維持保全計画」に近く、定期的にメンテナンスを行うことで建物の性能を維持するという発想に基づいています。費用のかからない永久保証ではなく「点検と補修を前提に保証を更新する」ことで、結果的に家を長く守る仕組みです。 また、メーカーによる保証履歴が残るため、中古住宅として売却する際にも「保証継続中の住宅」として評価されるメリットがあります。 外壁・屋根メンテナンスの視点から保証を考える ユートラス制度の対象に含まれる「雨水の浸入を防止する部分」とは、外壁や屋根、バルコニー防水、サッシまわりのシーリング部などを指します。これらの部分は、雨や紫外線による劣化が最も早く進行するため、保証を維持するには防水性能の維持が重要になります。 ただし、表面の塗装や色あせ、汚れなどの美観は保証対象外です。保証書に記載されているのはあくまで「防水性能」に関する項目であり、外壁の再塗装やシーリング補修などは点検の結果に応じて有償で行う形になります。 つまり、積水ハウスの保証は「不具合が起きないように、定期的に手を入れること」を前提とした制度というわけです。そのため、外壁や屋根の塗装・防水工事は、保証を延長するためのメンテナンスとして位置付けられます。 この点を理解しておくことで「保証のための工事」と「美観のための工事」を区別して判断できるようになります。 外壁・屋根メンテナンスの実務と保証継続のポイント 積水ハウスのユートラス制度は「定期点検と補修の実施によって保証を延長できる」ことが特徴です。この点を正しく理解するには、点検や補修がどのような内容で行われ、どの程度の費用がかかるのかを把握しておく必要があります。 ここでは、外装専門店の立場から、保証を維持するために実際に必要となるメンテナンスの流れを整理します。 足場・塗装範囲・下地補修の重要性 外壁や屋根の補修・塗装を行う際、まず必要になるのが足場仮設です。 安全に高所作業を行うための設備であり、積水ハウスの住宅のように高さや外壁形状が複雑な構造を対応する場合には欠かせない項目となります。足場の設置費用は、一般的な30坪住宅で15万〜25万円程度が目安です。 次に、外壁・屋根の塗装範囲を明確にすることも重要です。「外壁全体」「バルコニー部分のみ」など、施工範囲をあいまいにしたまま契約すると、一部に塗り残しや防水層の未補修が発生し、結果的に保証対象外となるリスクがあります。 また、塗装前には下地補修が必須です。コーキング(シーリング)の劣化、外壁のひび割れ、屋根板金の浮きなどを放置すると、塗装をしても雨水の浸入を防げません。積水ハウスの保証では「雨水の浸入を防止する部分」が対象であるため、塗装前の下地補修を適切に行うことが、保証継続の条件を満たす鍵になります。 耐用年数と再塗装・防水更新のタイミング 外壁や屋根の塗料には耐用年数があり、種類によっておおむね次のような目安があります。 塗料の種類 耐用年数の目安 ウレタン系 約8〜10年 シリコン系 約10〜15年 フッ素系 約15〜20年 無機系 約20〜25年 積水ハウスの住宅で使用される外壁材・屋根材は長寿命設計ですが、30年近く経過すると塗膜の劣化やシーリングの硬化が進み、放置すると防水性能が低下します。 ユートラス制度では、30年以降の保証を延長するために、10年ごとに有償点検と必要な補修を受けることが条件です。実際の点検では、外壁目地や屋根の防水層が劣化していれば補修・再塗装を行う必要があり、その費用は一度の工事で100〜200万円程度になるケースもあります。 このため、保証を延長するか、外装専門店でのリフォームを行うかは、費用対効果と住宅の劣化状況を見ながら判断することが現実的です。「保証を維持するための工事」と「建物を守るための工事」が一致していることを理解しておくと、メンテナンス計画が立てやすくなります。 保証適用除外となる主なケース ユートラス制度では、定期点検や補修を受けていても、すべてのトラブルが保証対象になるわけではありません。 公式資料にも明記されている通り、以下のケースは保証の適用外となります。 地震・台風・洪水・落雷などの天災による損傷 当社以外の業者が増改築・改修を行い、設計仕様を変更した場合 所定の点検を受けていない、または補修を拒否した場合 これらの条件に該当する場合、積水ハウスの保証は失効します。とくに外壁や屋根の塗装を他社に依頼する場合は「保証に影響しない範囲での施工であるか」を必ず確認しておくことが重要です。 また、保証書の発行自体がゴールではなく、点検履歴・補修記録・使用材料の明細を住宅履歴として保管することも推奨されます。これにより、次回の点検や再保証手続きがスムーズになり「どの部分をいつ補修したか」という証拠を残すことができます。 ▼合わせて読みたい▼ハウスメーカー以外での外壁メンテナンスのメリットは?保証新設可能ならコスト削減も叶う! [myphp file="comContactL01"] 専門店目線から見る外壁・屋根メンテ費用と保証活用 ユートラス制度は、長期保証というより「定期点検・補修を通して建物を維持する仕組み」です。実際に延長を選ぶ場合には、有償点検や補修費用が発生します。 ここでは、築年ごとの費用感や外装メンテナンスの実務、そして保証制度を活かした計画の立て方を、専門店の立場から整理します。 築年別の費用概算と保証との関係 外壁・屋根のメンテナンス費用は、建物の大きさ・仕様・立地条件によって大きく異なりますが、一般的な30坪前後の住宅を基準にした概算は次の通りです。 築年数 主な工事内容 費用目安(税抜) 10〜15年 部分補修・コーキング打ち替え・バルコニー防水 約30〜60万円 20〜25年 外壁塗装・屋根塗装(シリコン〜フッ素系) 約100〜180万円 30年以降 外壁全面補修+防水更新(保証延長対象) 約150〜250万円 積水ハウスの住宅では、外壁材・屋根材が高耐久仕様のため、初期劣化は少ない一方、メンテナンスを行う際には「足場・部材・施工精度」に見合った費用が必要になります。 純正メンテナンス(積水ハウス施工部門による工事)では、一般的な相場よりも2〜3割高くなるケースがありますが、ユートラス保証を継続したい場合にはこのルートを選ぶ必要があります。 一方、保証継続よりもコストを抑えてリフォームしたい場合は、外装専門店による診断・再塗装も選択肢の一つです。ただし、他社での施工を行う際は「保証の継続が不可になる」点を理解したうえで判断することが重要です。 外壁・屋根メンテナンスで確認すべき工事内容 保証の有無に関わらず、長期的な安心を得るためには、施工内容が防水性能をきちんと回復できるものであることが最優先です。専門店の視点から見ると、見積書で次の項目が明確に記載されているかを確認することが大切です。 足場設置・高圧洗浄:安全性と塗膜密着性の確保 下地補修:ひび割れ補修・シーリング打ち替え・板金部の固定 塗装工程:下塗り・中塗り・上塗りの3工程が明示されているか 付帯部仕上げ:雨どい・破風板・軒天などの塗装範囲 使用塗料のメーカー・グレード・保証年数 これらが明記されていない見積書は、工事後の不具合や保証対象外トラブルにつながる恐れがあります。とくに「外壁塗装一式」といった表記だけでは、防水補修を行ったかどうかの確認が取れず、将来的に雨漏りリスクを抱えることになります。 ユートラス制度を活かす場合も、第三者が見ても工事内容が明確に分かる書類を残すことが、保証継続・資産価値維持の両面で非常に重要です。 保証制度を活かしたメンテナンス計画の立て方 長期保証制度を最大限に活かすには、点検・補修・履歴管理の3つを欠かさず行うことです。 積水ハウスの公式情報に基づく基本的な流れは次の通りです。 10年・20年点検を必ず受ける初期30年保証を維持するための必須条件。無料で実施されるケースが多い。 点検結果をもとに必要な補修を実施する外壁のひび割れ・シーリング劣化・屋根板金の浮きなどを修繕。 補修内容を住宅履歴として残す点検報告書・工事写真・使用塗料などをファイル化して保管。 30年経過時に有償点検・補修を行い再保証を申請以降10年ごとに同様の点検・補修を繰り返すことで「永年保証」が継続。 このように、ユートラス制度の根幹は「建物の健康診断サイクル」にあります。保証を形式的に延長するだけでなく、定期的に外装の状態を確認して不具合を早期に発見・修繕することこそが最大のメリットです。 また、点検や補修の際に専門店にセカンドオピニオンを求めるのも有効です。積水ハウスの基準を尊重しつつ、材料劣化や塗装品質を第三者の視点で確認することで、不要な工事や誤った判断を避けることができます。 ▼合わせて読みたい▼東松山市で外壁塗装!塗装屋の保証の確認ポイントと3つの注意点 [myphp file="comContactL01"] 保証とメンテナンスを賢く両立するなら「色彩デザイン」へご相談ください 積水ハウスの「ユートラスシステム(永年保証)」は、点検と補修を重ねることで安心を長く維持できる仕組みですが、その分、外壁や屋根のメンテナンス費用が定期的に発生します。保証継続を優先するか、コストを抑えてリフォームを行うかを判断するには、外装の状態を正確に把握することが欠かせません。 株式会社色彩デザインでは、積水ハウスの構造や仕様を理解した上で、保証を損なわない施工方法・補修プランをご提案しています。メーカー保証の考え方を踏まえた「点検・塗装・防水」のトータル診断により、将来のメンテナンスコストを見据えた最適な判断が可能です。また、外壁塗装だけでなく、屋根やシーリング、付帯部までを含めた総合的なご提案により、資産価値を維持する施工を実現します。 保証に関するお悩みや費用のご相談は、ぜひお気軽に「色彩デザイン」へ。お問い合わせフォーム・メール・お電話でのご相談はもちろん、ショールームでの直接相談も承っています。建物の将来を見据えた最善のメンテナンス計画を、一緒に立てていきましょう。 ▼合わせてチェック▼色彩デザインのショールーム [myphp file="comContactL01"] 2025年11月05日 更新 詳しく見る
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一建設「最長35年保証」のしくみと延長条件——外壁塗装は対象?

一建設「最長35年保証」のしくみと延長条件——外壁塗装は対象?

皆様こんにちは!!  坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 一建設の住宅が提供する「最長35年保証」は、長期にわたり住まいを守るための心強い制度です。しかし、この保証を35年まで延長するには、「定期的な点検」と「必要な有償メンテナンス」が条件となります。 「外壁塗装は保証対象?」「他社で修理したらどうなる?」といった疑問は尽きません。今回のお役立ちコラムでは、この長期保証の仕組みと、延長に必要な条件を明確に解説し、賢くメンテナンスを進めるための判断基準をご紹介します。 ▼合わせて読みたい▼一建設の外壁リフォームが高いと感じたら?安心保証でコストを抑える他社選択術! [myphp file="comContactL01"] 一建設の長期保証の仕組み 一建設の住宅に付帯する長期保証は、新築時の基本保証(10年)をベースに、定期的なメンテナンスを条件に長期化を図る仕組みです。制度の全体像と保証対象を理解することが、適切な修繕計画を立てる第一歩となります。 10年基本+5年刻みで延長できる「最長35年保証」 一建設の長期保証は、新築引渡し後の初期保証(10年間)が土台となっています。この10年保証満了後、5年または10年ごとに実施される点検と必要な修繕工事を受けることで、最長35年まで保証期間が延長可能となる仕組みです。 この延長システムは、単に期間を延ばすだけでなく、計画的なメンテナンスを通じて住宅の資産価値と耐久性を長期的に維持することを目的としています。保証を継続するためには、決められたタイミングで点検と修繕を実施し、その条件を満たすことが必須です。 保証対象となる主な部位(構造・防水など) 長期保証の対象となるのは、主に住宅の構造上および防水上の重要部位です。具体的には、建物の根幹となる基礎や構造躯体(柱・梁など)、そして雨水の浸入を防ぐ屋根、外壁、バルコニーの防水工事部分などが中心となります。 保証は「構造上・防水上の不具合」を対象とするものであり、美観に関する劣化は含まれていません。たとえば、外壁塗装の色あせや塗膜の剥がれといった美観の劣化は保証対象外と解されています。 延長に必要な条件—無料診断と有償修繕の関係 保証を最長35年まで延長するには、定期点検の実施と、そこで指摘された有償修繕工事の実施が条件となります。この無償点検によって防水機能の維持に必要な劣化症状(外壁のひび割れ、屋根の劣化など)が発見された場合、指定された工事店で必要な有償修繕を行わなければ、次の保証期間への延長は認められません。「無料点検」→「有償修繕の実施」→「保証延長」というサイクルが成り立っているのです。 参照元:一建設株式会社公式ホームページ:アフターサービスについて 延長に必要な点検と有償修繕の内容とは? ここでは、保証を維持するために必要な有償修繕の内容と、費用相場を紹介します。修繕の見積りによっては、一建設での修繕を継続するか、他の工務店に依頼するか判断する必要も出てくるのです。 無料診断の流れと点検される主な箇所 定期点検(無料診断)は、専門スタッフが建物を訪問し、保証の対象部位を中心に劣化状況を確認します。主な流れは、オーナー様からのヒアリングと、目視による外装・内装の確認です。 点検される主な箇所には、構造躯体や外壁、屋根、バルコニーなどが挙げられます。点検結果に基づき、保証維持のために必要な有償修繕工事が提案されます。 延長に必要な有償修繕工事の内容と費用目安 保証延長の条件となる有償修繕工事の中心は、建物の防水機能などを維持するためのメンテナンスです。具体的な工事内容と一般的な費用目安は以下の通りです。 修繕工事内容 実施目安時期 費用の目安 外壁再塗装 10年〜15年ごと 70万~150万円 屋根再塗装・補修 10年〜15年ごと 50万~90万円 シーリング打ち替え 10年ごと 10万~30万円 バルコニー防水 10年〜15年ごと 10万~30万円 点検とこれらの修繕を一建設に依頼することで、保証が継続されます。 一建設での修繕が必要な理由と、制度の注意点 長期保証を継続する最大の注意点は、保証延長に必要な修繕工事は、一建設に依頼しなければならないという点です。一建設の指定業者以外が施工した場合、その後の保証対象部位に不具合が生じた際に、原因特定が困難になるためです。 したがって、指定外の業者で保証対象部分の修繕を行った場合、保証延長の対象外となります。修繕の時期や費用との兼ね合いにより、保証継続か他の工務店への乗り換えを検討する方もいます。 参照元:一建設株式会社公式ホームページ:アフターサービスと保証 [myphp file="comContactL01"] 制度外で検討できるメンテナンスの選択肢 長期保証の継続は安心につながりますが、費用や工法の選択肢を検討する場合、あえて保証の枠組みから外れるという選択肢も生まれます。 地域の工務店に依頼するメリット—柔軟な対応・コスト・素材の提案 長期保証の縛りがない地域密着型の工務店や塗装業者にメンテナンスを依頼することには、以下のようなメリットがあります。 工法の柔軟性:特定のメーカーに縛られず、さまざまな工法や高耐久な塗料を自由に選択できます。 コスト競争力:相見積もりを取ることで、費用面での競争力が生まれる可能性があります。 素材・デザイン提案:より個性的なデザインや、最新の断熱材・防水材など、幅広い提案を受けられます。 保証延長を求めない場合は、これらのメリットがある地域密着型の工務店で住宅のメンテナンスを進めるとよいでしょう。 制度を理解したうえでの賢明な判断を! 長期保証制度を理解したうえで、目的に合わせた業者選びを行うのが、住まいのメンテナンスのポイントです。 保証延長を希望する場合は、必ず指定業者に点検・修繕を依頼してください。これが保証継続の絶対条件です。一方で費用や工法、デザインを重視したい場合は、信頼できる地域工務店に相談する方法もあります。保証継続の是非も含めて判断しましょう。 今後発生するメンテナンスの頻度やコストまで含めて比較検討し、適切な判断を下せるよう、情報収集がカギとなります。 ▼合わせて読みたい▼一建設の家は10年後に何を直す?外壁・屋根の劣化症状と費用ガイド 一建設の「35年保証」に関するよくある質問 ここでは、一建設にお住まいの方からよく耳にする質問とその回答を紹介します。 Q1.外壁塗装は保証の延長対象? A.外壁塗装の工事そのものは保証延長の条件となる「有償メンテナンス」です。しかし、外壁の美観を保つための塗装は無償施工の対象外であることに注意が必要です。塗装が剥げたからといって、無償で再塗装してもらえるわけではありません。 Q2.一建設以外に修理を依頼したら保証は切れる? A.保証対象となる「構造・防水上の重要部位」の修繕を指定外工務店で行った場合、保証は切れると考えるのが一般的です。指定業者以外での施工が、その後の保証部位の不具合の原因特定を困難にするためです。保証を継続したい場合は、定期的な点検と点検結果に基づく修繕を必ず指定業者に依頼する必要があります。 Q3.制度から外れたとしても他社でメンテを受ける意味はある? A.大いにあります。保証制度はあくまで「構造と防水の担保」。保証とは関係なく高品質かつ高耐久塗料での塗装や、最新設備への交換で、次の修繕までの期間を延ばしたり、日々の生活の質を高めたりすることができます。結果的に後々のメンテナンスコスト削減につながる投資となりうるでしょう。築10年以降のメンテナンスは、建物を長持ちさせるためにも、さまざまな選択肢の比較検討をおすすめします。 [myphp file="comContactL01"] 一建設の「35年保証」を正しく理解し、将来の修繕計画は「株式会社色彩デザイン」へ 一建設の「最長35年保証」は、安心して長く暮らせる制度ですが、その継続には“条件付き”である点を見落としてはいけません。定期点検と有償修繕の実施が必須であり、外壁塗装やシーリング補修などのメンテナンスを怠ると、保証延長が受けられなくなる仕組みです。 保証を維持する場合は一建設の指定業者で修繕を行う必要がありますが、費用面や仕上がりの自由度を重視するなら、地域の専門業者への依頼も選択肢のひとつです。 株式会社色彩デザインでは、一建設の保証制度に対応した診断・メンテナンス相談はもちろん、「保証を継続するか」「地域密着業者としてコストを抑えるか」といった判断に迷う方にも、第三者の立場から最適なアドバイスを行っています。外壁塗装・屋根塗装・防水工事などをトータルで比較検討し、将来の修繕費を見据えた提案が可能です。 築10年・15年・20年と節目を迎えるお住まいこそ、保証制度の内容を理解し、信頼できる業者に相談することが重要です。 外壁や屋根の点検、修繕計画の立案をご希望の方は、ぜひ株式会社色彩デザインへ。問い合わせフォーム・メール・電話でのご相談、またはショールームへの来店もお待ちしております。 ▼合わせてチェック▼色彩デザインのショールーム [myphp file="comContactL01"] 2025年10月15日 更新 詳しく見る
お役立ちコラム外壁塗装・屋根塗装外壁補修・屋根補修ハウスメーカー修理業者の選び方塗装業者の選び方保証について費用について
一建設の家は10年後に何を直す?外壁・屋根の劣化症状と費用ガイド

一建設の家は10年後に何を直す?外壁・屋根の劣化症状と費用ガイド

皆様こんにちは!!  坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 新築から10年という時期は、住宅の主要な防水機能や美観を維持する部材の寿命が近づく重要な節目です。一建設の住宅も例外ではなく、外壁や屋根、各種防水層に経年劣化のサインが見られ始めます。 今回のお役立ちコラムでは、築10年を迎える住宅に共通する具体的な劣化症状と、必要なメンテナンス工法、そしてその費用目安を解説します。早期の点検と適切な修繕計画を立てることで、大切な住まいの耐久性を高めましょう。 [myphp file="comContactL01"] 一建設の家で10年後に見られる主な劣化症状 築10年が経過すると、住宅の外装は紫外線や風雨の影響により、さまざまな劣化サインが生じます。これらの症状は単なる美観の問題ではなく、放置すると建物の防水機能や構造にまで影響を及ぼすため、早期発見が重要です。 外壁の劣化サイン 外壁で最も一般的で分かりやすい劣化サインは、チョーキング(白い粉)です。これは塗膜の劣化により顔料が粉状になり表面に現れる現象で、再塗装が必要なサインです。その他、外壁材に細いひび割れ(クラック)が発生したり、部分的な色あせや塗膜の剥がれが見られたりします。 特に注意すべきは、窓まわりや外壁の継ぎ目に使用されているシーリングの劣化や切れです。シーリングがひび割れたり剥がれたりすると、そこから雨水が直接壁の内部へ浸入してしまいます。 屋根の劣化サイン 屋根も外壁と同様に過酷な環境に晒されています。スレート屋根の場合、色あせが目立ち始め、防水性の低下が進行しがち。また、北面などの日当たりが悪い箇所には、苔や藻が発生しやすくなります。これは、屋根材が常に湿った状態にあることの証。屋根材の劣化も早まるでしょう。 塗膜が剥がれて屋根材の表面が露出すると、屋根材自体の吸水性が高まり、防水機能が著しく低下します。屋根の防水機能が低下すると、雨水が屋根材の下に回り込み、構造材の腐食へとつながるリスクが高まります。 バルコニーや設備まわりの劣化 バルコニーでは、床面の防水層の摩耗や、軽度なひび割れ、水たまりが見られることがあります。雨樋も、強風や経年によるズレや破損、または落ち葉などによる詰まりが発生しやすい箇所です。 また、住宅設備においては、給湯器や換気扇などの機器が寿命を迎える時期にあたります。これらの劣化や不具合は、水の流れを阻害したり、生活の質に関わったりするため、外装とあわせて点検することをおすすめします。 劣化症状別の主な修繕方法と費用目安 築10年でのメンテナンスは、外壁・屋根の再塗装が中心となるでしょう。ここでは、主要な修繕項目と推奨される工法、および一般的な費用の目安を30坪前後の戸建てを想定して紹介します。 外壁・コーキングまわりの補修 外壁のチョーキングや色あせ、ひび割れといった症状が見られた場合、再塗装が推奨されます。外壁塗装の工程は、劣化した塗膜を除去する高圧洗浄、ひび割れなどを埋める下地補修、そして新しい塗料を塗布する作業です。 外壁塗装を行う際は、シーリングの打ち替えも同時に行うのが一般的です。コーキング材は防水の要であり、外壁塗装の足場が組まれている間に補修を行うことで、後々のメンテナンスコストを抑えられます。 費用は塗料のグレードや建物の状況によりますが、70万円から150万円程度が目安です。 屋根・バルコニーのメンテナンス 屋根材に色あせや藻の発生が見られる場合は、屋根材の保護と防水機能回復のために屋根塗装を行います。屋根塗装も洗浄と下地処理を行ったうえで、シリコン塗料や遮熱塗料などで再塗装するのが一般的で、費用は50万円から90万円程度が目安です。 バルコニーは、防水層の摩耗やひび割れに対して、既存の防水層を保護するトップコートの塗り替えや、下地から補修するウレタン防水工法が適用されます。バルコニーは水が溜まりやすいため、早期メンテナンスで防水機能を維持しましょう。費用は10万円から30万円程度が相場です。 そのほかのメンテナンス項目 主要な外装メンテナンス以外にも、築10年で見直すべき項目があります。 メンテナンス内容 費用の目安 雨樋の部分補修や全交換 5万~30万円 内装クロス(壁紙)の張り替え 10万~50万円 給湯器や換気扇などの主要設備の交換 10万~50万円/台 優先順位を考慮して修繕計画に組み込みましょう。 [myphp file="comContactL01"] 住まいを守るメンテナンスのポイント 住宅を長期間快適に維持するためには、ただ修繕するだけでなく、適切な工法やタイミングを知っておくことが大切です。ここでは、メンテナンスの計画を立てるうえで知っておきたいポイントを解説します。 塗装・シーリングは10年サイクルが目安 使用されている素材や環境によりますが、外壁や屋根の塗装、およびシーリング材は、新築から約10年が最初の大きなメンテナンスサイクルとなります。10年を過ぎると防水層の保護機能や止水機能が低下し、雨水の浸入リスクが高まります。 この時期に再塗装やシーリングの打ち替えを行うことで、外装の防水性能を回復させましょう。次の20年、30年と住宅を長寿命化させることにもつながります。 早期補修でトータルコストを削減 劣化の症状が現れた初期段階で小規模な補修を行うことは、長期的に見てトータルコストを大幅に削減することにつながります。 たとえば、外壁の小さなひび割れや屋根の藻・カビなどは、軽度であれば1万円から10万円程度の部分補修で済みます。しかし、これを放置して全体に症状が拡大したり、雨漏りにつながったりすると、外壁全体の再塗装や屋根の葺き替え、さらには下地補修が必要です。全面改修となると、コストが100万円以上になる場合も珍しくありません。 小さなサインを見逃さず、早期対応でコスト圧縮を図りましょう。 ホームインスペクション・メーカー点検の活用 適切なメンテナンス計画を立てるためには、まず建物の現状を正確に把握することが大切です。一建設をはじめとした多くの住宅メーカーでは、新築から10年目に定期点検サービスを提供しています。 メーカー点検に加え、ホームインスペクション(第三者による住宅診断)の活用もおすすめ。専門の診断士に依頼することで、メーカーとは異なる視点から建物の劣化状況を公平に評価してもらえます。これらの点検サービスを有効活用し、築10年時点の正確な劣化状況を把握しましょう。 [myphp file="comContactL01"] 築10年後の一建設の家に関するFAQ ここでは、一建設の家のメンテナンスを検討している方からよく耳にする質問を紹介します。 Q1.一建設の家は他メーカーより劣化が早い?遅い? A.住宅の劣化速度は、使用されている外壁材や塗料の種類、地域の気候、立地条件、そして日常のメンテナンス状況によって大きく左右されます。 たとえば、日当たりの強い南面は塗膜の劣化が早くなるなど、特定のメーカーに固有の問題ではなく、すべての住宅に共通する自然な経年変化です。築10年で劣化サインが見られるというのは、標準的な目安。大切なのは、メーカー問わず、このタイミングで適切なメンテナンスを行うことです。 Q2.外壁塗装は何年周期で行うのがよい? A.一般的に、10年〜15年周期での再塗装が推奨されます。多くの住宅で採用されている標準的なシリコン塗料の耐用年数がおおむねこの期間であるためです。ただし、近年使用される高耐久のフッ素塗料や無機塗料であれば、15年〜20年以上の耐久性を持つものもあります。 Q3.修繕時にリフォームローンは使える? A.修繕内容によりますが、リフォームローンを利用できる場合があります。外壁塗装や屋根の補修、水まわり設備の交換といった大規模な修繕は、リフォームローンの対象となることが一般的です。銀行などの金融機関が提供する有担保型・無担保型のリフォームローンや、自治体が提供する優遇金利のローンなど、さまざまな選択肢があります。 [myphp file="comContactL01"] 築10年の住まいを守る第一歩は色彩デザインへの相談から 一建設の住宅に限らず、築10年を迎えた住まいでは、外壁や屋根、防水層の劣化が進み始めます。チョーキングやひび割れ、コーキングの切れなどを放置すると、雨漏りや内部腐食へと発展し、修繕費が膨らむケースも少なくありません。だからこそ、このタイミングでの点検とメンテナンスが、家を長持ちさせる最大のポイントです。 株式会社色彩デザインでは、外壁塗装・屋根塗装を中心に、バルコニー防水や雨樋交換など、築10年以降に必要なトータルメンテナンスに対応しています。専門スタッフが診断から最適な塗料・工法の提案まで丁寧にサポートし、住宅の美観と防水性をしっかりと回復。 住まいの寿命を延ばすためにも、まずは現状を正確に知ることが大切です。外壁や屋根の色あせ、シーリングのひび割れなど気になるサインがあれば、ぜひ株式会社色彩デザインまでご相談ください。問い合わせフォーム・メール・電話、またはショールームでのご相談もお待ちしております。 ▼合わせてチェック▼色彩デザインのショールーム [myphp file="comContactL01"] 2025年10月10日 更新 詳しく見る
お役立ちコラム外壁塗装・屋根塗装外壁補修・屋根補修ハウスメーカー選び方修理業者の選び方塗装業者の選び方保証について費用について
東栄住宅の「60年保証」を延長するには?点検内容と外壁・屋根の実費を整理

東栄住宅の「60年保証」を延長するには?点検内容と外壁・屋根の実費を整理

皆様こんにちは!!  坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 東栄住宅の「最大60年間の品質保証」という手厚いアフターサポートに魅力を感じている方は多いことでしょう。これほど長期の保証はとても心強いポイントです。 しかし、この「最大60年保証」は、ただ自動的に継続するものではありません。実は、大切な住まいの品質を長期にわたって維持し、保証を最大限に活用し続けるためには、「定期的な点検」と、それに伴う「適切なメンテナンス」が欠かせない条件となります。 今回のお役立ちコラムでは、東栄住宅の「60年保証」を延長するために必要な知識や有償メンテナンスの相場などを詳しく解説しますので、参考にしていただければ幸いです。 ▼合わせて読みたい▼東栄住宅の外壁リフォームをお得に!ハウスメーカー以外で安心保証を得る方法 [myphp file="comContactL01"] 東栄住宅の「60年保証」を延長するには? 東栄住宅の「最大60年保証」は、当初の保証期間を最長60年まで延長していくための条件付きのプログラムであり、主に以下の条件を満たす必要があります。 定期点検の実施と有償メンテナンスの実行 点検時期 期間 主な点検内容と目的 初期 6ヶ月・1年・2年 初期不良や建具の調整など、住み始めに発生しやすい不具合の確認と修正。 長期点検 5年・10年 構造躯体や雨漏りに関わる重要な部位、防蟻処理(シロアリ対策)の状態を重点的にチェック。10年目の点検は、初期保証終了後の保証延長を判断する重要な節目となります。 その後の点検 15年・20年・25年・30年 外壁、屋根、バルコニーなど外部の劣化状況を詳細に確認。長期保証の継続に必要な有償メンテナンス工事の適切な時期を診断・提示することが主な目的となります。 保証を延長するためのもっとも重要な条件は、東栄住宅グループが定める定期的な点検を受け、その際に指摘された有償のメンテナンス工事を東栄住宅側で実施することです。 点検の結果、「建物の品質を維持するために必要」と指摘された屋根工事・外部塗装工事・防水工事・防蟻処理工事などのメンテナンスを、有償で実施することも保証延長の条件となります。 特に防蟻処理(シロアリ対策)は当初の保証期間が5年であるため、保証を継続するためには5年ごとの無料定期点検時に、防蟻工事(薬剤散布)を有償で更新する必要があるので注意しましょう。 施工業者の限定 保証の継続と延長を確実にするため、メンテナンス工事の実施業者が厳しく限定されています。保証の対象となるメンテナンス工事は、東栄住宅またはグループ会社(主に東栄ホームサービス株式会社)に依頼しましょう。 東栄住宅グループ以外でメンテナンスをおこなった場合、その後の長期保証の延長は対象外となるため、注意が必要です。 対象物件の条件(住宅性能の基準) 延長保証の対象となる物件は、高い耐久性・耐震性を確保していることが前提とされています。 延長保証の対象物件は、耐震等級(倒壊・損傷)「3」・耐風等級「2」・劣化対策等級「3」・維持管理等級「3」以上など、特定の高い住宅性能評価を取得した自社実施設計のものに限定されることもあるため、事前に確認しておきましょう。 ▼合わせて読みたい▼ハウスメーカー以外での外壁メンテナンスのメリットは?保証新設可能ならコスト削減も叶う! 有償メンテナンス(修理)の相場 東栄住宅の長期保証を維持するために重要な、主なメンテナンス工事の費用相場について、一般的な戸建て住宅(延床面積30坪前後)を想定し紹介します。建物の形状・使用する材料のグレード・劣化状態、そして足場が必要かどうかによって費用は大きく変動するため、ここに示すのはあくまでも目安として参考程度にお考えください。 屋根工事(葺き替え・カバー工法) 屋根材の種類や工法によって相場は大きく変わります。 屋根カバー工法 屋根カバー工法は、既存の屋根を剥がさずに新しい屋根材を重ねる方法で、工期が短く費用も抑えられます。一般的な相場は80万円から150万円程度です。 屋根葺き替え工法 屋根葺き替え工法は、既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しく作り直す方法です。下地の補修や廃材処分費はかかるため高くなりますが、もっとも耐久性が向上します。相場は120万円から250万円程度です。 ▼合わせて読みたい▼屋根カバー工法には失敗もある?デメリットから見る後悔しないためのポイント 外部塗装工事(外壁塗装) 外壁塗装は、建物の美観維持だけでなく、外壁材を雨水や紫外線から守るために非常に重要です。費用は主に塗料の種類と外壁面積で決まります。一般的な戸建ての外壁塗装(シリコン系〜フッ素系塗料)の相場は、80万円から150万円程度です。 耐久年数が10年程度のシリコン塗料を選ぶと安価に、耐久年数が15年以上のフッ素塗料や無機塗料を選ぶと高価になりますが、その分塗り替えサイクルが長くなるため、トータルコストは抑えられるでしょう。 外部防水工事(バルコニー・ベランダ防水) バルコニーやベランダの防水層は、紫外線や雨水によって劣化しやすく、雨漏りの主要な原因の一つになります。 防水トップコートの塗り替え 既存の防水層の表面保護材(トップコート)の劣化が軽度な場合、再塗装で十分です。相場は5万円から15万円程度となります。 FRP防水やウレタン防水のやり替え 防水層自体にひび割れや剥がれがあり、水の浸入リスクが高い場合は、防水層を根本的にやり直す必要があります。面積によりますが、相場は20万円から50万円程度です。 防蟻処理工事(シロアリ対策) シロアリ対策の保証を継続するための薬剤散布工事です。薬剤の種類や散布面積にもよりますが、一般的な戸建て住宅の床下全体への薬剤散布(再処理)の相場は、15万円から30万円程度となります。この工事を東栄住宅グループに依頼することで、5年間のシロアリ保証が更新されるため重要です。 ▼合わせて読みたい▼屋上の防水で雨漏り対策!塗装やシーリングの費用相場 [myphp file="comContactL01"] 東栄住宅の有償メンテナンスをおこなう上で知っておきたいこと 栄住宅の長期保証を維持するための有償メンテナンスをおこなう上で、後悔せず安心して工事を進めるために知っておくべき重要なポイントを解説します。 「保証継続」と「建物の維持」の目的の理解 長期保証を延長するための有償メンテナンスは、単なる「修理」ではなく、「保証を継続すること」と「建物の資産価値と耐久性を維持すること」という二重の目的があります。 東栄住宅グループが指定したメンテナンスプログラムを、指定された時期に、指定された業者(東栄住宅グループ)で実施しなければ、その後の保証は打ち切りになるため注意しましょう。 メンテナンスを先延ばしにすると、保証が切れるだけでなく、軽微な劣化が進行して大規模な修繕(高額な費用)が必要になるリスクが高まります。 工事の範囲と質の確保 保証継続が目的であっても、工事の品質が低ければ意味がありません。普段見えない屋根の上や壁の内部、防水シートの施工状況など、工事の重要な工程ごとに写真付きの報告書を必ず提出してもらうように事前に要求してください。これにより、手抜き工事を防ぎ、工事の質を確保できます。 外壁塗装の際、外壁本体だけでなく、雨どい・軒天(のきてん)・破風板(はふいた)などの付帯部も、適切に下地処理・塗装されるかを確認しましょう。これらの劣化が雨漏りや建物の損傷につながることが多いためです。 メンテナンス工事自体にも、施工業者(東栄ホームサービスなど)独自の工事保証期間が設定されています。その期間と保証内容(例:防水層のひび割れは保証対象か)を明確にしておきましょう。 [myphp file="comContactL01"] FAQ|東栄住宅の「60年保証」についてよくある質問 東栄住宅の「最大60年保証」制度は、一般的な住宅保証と比べて非常に長期にわたるため、延長条件や点検内容、メンテナンスの扱いについて多くのご質問をいただきます。ここでは、保証延長を検討する法人オーナー・管理担当者の方向けに、代表的な質問とその回答をまとめました。 Q.東栄住宅の「最大60年保証」は、最初から60年間保証されるわけではないのですか? 東栄住宅の「最大60年保証」は、当初の保証期間(初期保証)を終えた後、一定の延長条件をクリアすることで、最長60年まで保証期間を延長していけるプログラムとなります。 Q.東栄住宅の60年保証は、どの部分が対象になりますか? 構造躯体(基礎・柱・梁など)および防水性能を維持するための主要部分が対象です。外壁や屋根、バルコニー防水などは、点検時に有償メンテナンスを実施することで延長対象となるケースが多く、建物全体を包括的に保護する仕組みとなっています。 Q.点検を受けないとどうなりますか? 東栄住宅グループが定める定期点検を受けなかった場合、延長保証は自動失効します。点検には「保証継続の判定」と「劣化部位の早期発見」という2つの目的があり、未受検は保証の終了に直結します。 Q.メンテナンス工事を他社に依頼した場合、保証は続きますか? いいえ。延長保証の対象工事は、原則として東栄住宅またはグループ会社(東栄ホームサービス株式会社など)によって実施される必要があります。他社施工は保証対象外となり、保証延長が認められません。 Q.外壁塗装や屋根改修の費用はどの程度を想定すべきですか? 外壁塗装は塗料や面積により80万〜150万円前後、屋根改修は工法によって80万〜250万円程度が相場です。建物の形状や使用材料により費用は変動しますが、10年単位でのメンテナンス予算として計画的に積み立てておくことが望ましいでしょう。 Q.東栄住宅の保証を継続するうえで、注意すべき点はありますか? 点検・補修の時期を逃さないこと、工事報告書の確認を怠らないこと、そして指定業者以外に発注しないことの3点が重要です。これらを遵守することで、保証と建物性能の両立が可能になります。 Q.台風などの災害で屋根が破損し、修理が必要になりました。有償メンテナンスとは別に、火災保険は利用できますか? 利用できる可能性は高いでしょう。台風や突発的な事故による屋根や外壁の破損は、長期保証の有償メンテナンスではなく、加入している火災保険の「風災補償」の対象となります。気になる場合は東栄住宅と保険会社の双方に連絡してみるとよいでしょう。 ▼合わせて読みたい▼外壁修理に火災保険が使えるって本当?|【色彩デザインは東松山市の外壁塗装専門家】 [myphp file="comContactL01"] 『東栄住宅』施工のお住まい・不動産の外壁・屋根メンテナンスも「色彩デザイン」におまかせください 東栄住宅の「最大60年保証」は、定期的な点検と適切なメンテナンスを組み合わせることで、建物の資産価値と耐久性を長期にわたって維持できる制度です。 しかし、保証を延長するためには、屋根・外壁・防水といった外装部分の工事品質を確保することが前提となります。とくに法人や不動産管理業者の皆さまにとって、複数物件を適正に維持するには、信頼できる施工パートナーの存在が欠かせません。 株式会社色彩デザインでは、東栄住宅をはじめとする各メーカー住宅の仕様や構造を理解したうえで、保証延長に対応可能な高品質な外壁・屋根メンテナンスを提供しております。 現地調査から見積もり、施工計画、完工報告までを一貫して対応し、長期的な保全体制をサポートします。 お問い合わせは、 専用フォームからのお問い合わせ メールでのご相談 お電話での技術相談 ショールームへのご来店 いずれの方法でも承っております。保証延長や点検時の補修計画でお困りの際は、ぜひ株式会社色彩デザインまでご相談ください。 ▼合わせてチェック▼色彩デザインのショールーム [myphp file="comContactL01"] 2025年10月05日 更新 詳しく見る
お役立ちコラム外壁塗装・屋根塗装外壁補修・屋根補修ハウスメーカー修理業者の選び方塗装業者の選び方費用について
アパート外壁塗装の相場はいくら?オーナーが知るべき費用と工事の実態

アパート外壁塗装の相場はいくら?オーナーが知るべき費用と工事の実態

皆様こんにちは!!  坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! アパート経営において、外壁塗装は入居率と建物の寿命を左右する重要な工事です。建物の外観は入居希望者が最初に目にするポイントであり、外壁が劣化していると「管理が行き届いていない」「古い印象を受ける」といったネガティブな評価につながります。 また、外壁のひび割れや塗膜のはがれを放置すると雨漏りや構造の劣化が進み、修繕費がさらに膨らむ可能性もあります。そのため、最も気になるのが「アパートの外壁塗装にはいくらかかるのか?」という点ですよね。 今回のお役立ちコラムでは、塗装費用の目安や工事の実態、費用をおさえるためのコツまでお話していきます。 ▼合わせて読みたい▼アパートの屋根塗装と修理内容はどう決まる?適正料金で叶えるためのポイントを徹底解説! [myphp file="comContactL01"] アパート外壁塗装の相場はいくら? アパートの外壁塗装費用は、建物の規模・外壁材・塗料の種類・工事範囲などによって大きく異なります。相場の幅が大きい理由は、外壁材の種類や劣化状況、使用する塗料のグレードによって大きく変わるからです。 以下に一般的な相場の目安をまとめます。 小規模アパート(2階建て・6~8戸) 相場:150万~250万円前後 木造や軽量鉄骨造で、延床面積100~150㎡程度のケースです。比較的工期も短く、1カ月以内に完了することが多いです。 中規模アパート(2~3階建て・10~15戸) 相場:300万~500万円前後 外壁面積が広くなるため、足場代や塗料代が大きく上乗せされます。シーリングや下地補修の範囲も増えやすく、全体的に工期が長くなります。 大規模アパート(3階建て以上・20戸以上) 相場:500万~1,000万円以上 RC造や鉄骨造で、外壁面積が非常に広いケースです。塗料の使用量が膨大になるだけでなく、防水工事やバルコニーの補修など付帯工事も同時に発生することが多いため、費用は高額になります。 費用を左右する主な要素 外壁塗装の金額を決定するのは「面積×単価」だけではありません。オーナーが理解しておくべき費用の内訳を見ていきましょう。 1.建物の大きさ・階数 足場代は工事全体の20~30%を占めることが多く、建物が大きいほど高額になります。2階建てよりも3階建て以上のアパートは足場の組立が大掛かりになるため、費用が大幅に上がります。 2.外壁材と劣化状況 劣化が進んでいると補修費が数十万円単位で追加されることもあります。 サイディングボード:塗装と同時にシーリングの打ち替えが必要 モルタル壁:ひび割れ補修や下地調整が必須 ALCパネル:吸水性が高く、防水塗料や下地処理が重要 3.塗料の種類 初期費用は高額でも、耐用年数が長い塗料を選ぶことで長期的にはコストダウンにつながります。 シリコン塗料(耐用10~12年):1㎡あたり2,500~3,500円 フッ素塗料(耐用15~20年):1㎡あたり3,500~5,000円 無機塗料(耐用20年以上):1㎡あたり4,500~6,000円 4.付帯工事の有無 外壁塗装と同時に、以下の工事が必要になるケースが多いです。 屋根塗装(50~150万円) バルコニー防水工事(20~50万円) シーリング打ち替え(30~100万円) これらをまとめておこなうことで、毎度の工事で必要になる足場代を節約できます。 アパートでの外壁塗装の工期目安 外壁塗装の工事は「壁に色を塗るだけ」と思われがちですが、実際には建物の安全性や耐久性を維持するために、多くの工程を丁寧に積み重ねていきます。とくにアパートの場合は入居者が生活している状態で工事を進めるため、作業の質だけでなく周囲への配慮も重要です。 ここでは、オーナーが理解しておくべき工事の全体像を解説します。 足場の設置と養生 まずは建物全体を覆うように足場を設置します。作業員の安全確保や、塗装の精度を上げるために欠かせない工程です。足場を組んだ後は飛散防止シートで建物を覆い、塗料やホコリが周囲に広がらないよう対策します。 高圧洗浄による下地処理 長年の雨風で外壁には汚れやカビ、古い塗膜が蓄積しています。これらを強力な水圧で洗い流し、塗料がしっかり密着できる状態に整えます。洗浄が不十分だと仕上がりの美観や耐久性に大きく影響するため、見えない部分ほど丁寧な施工が必要です。 下地補修・シーリング工事 外壁にひび割れ(クラック)や目地の劣化が見られる場合、シーリング材を打ち替えたり充填したりして補修します。この段階での対応が甘いと、塗装後に雨水が侵入し、せっかくの塗膜が早期にはがれてしまうリスクがあります。 塗装工程(下塗り・中塗り・上塗り) 塗装は最低3回に分けておこなわれます。下塗りで下地を整え、中塗り・上塗りで色や耐久性を重ねていくのが基本です。メーカー仕様に沿った適切な回数や塗布量を守ることで、本来の耐用年数を発揮できます。 付帯部の塗装 雨樋、軒天、鉄部、ベランダの手すりなど、外壁以外の部分も同時に塗装するケースが一般的です。細部まで仕上げることで見た目の印象が引き締まり、建物全体の資産価値も維持できます。 最終検査と足場解体 塗りムラや塗り残しがないかを確認したうえで、オーナー立ち会いの検査をおこないます。問題がなければ足場を解体し、工事完了となります。 [myphp file="comContactL01"] アパートでの外壁塗装の工期目安 アパートの規模や天候条件によって工期は前後しますが、一般的には以下が目安です。 小規模アパート(6戸前後):おおよそ2~3週間 中規模以上(10戸以上):3~5週間、場合によっては1カ月以上かかることも 雨天が続くと作業が中断するため、余裕をもったスケジュールを見積もることが大切です。 居住者への配慮 外壁塗装は入居者の生活空間に直結する工事です。工事中は以下のような不便が生じることがあります。 足場やシートで日当たりが悪くなる 高圧洗浄や工具の騒音 塗料のにおいによるストレス ベランダが使えず洗濯物が干せない こうした不満が入居者から直接オーナーに寄せられるケースも少なくありません。トラブルを避けるためには、工事開始前に案内文を配布し、期間や注意点を明確に伝えることが大切です。施工会社によっては、掲示板やポスティングで定期的に工事の進捗を知らせてくれるところもあります。 見積もり時のチェックポイント 外壁塗装の見積もりは「価格だけ」で判断するのは危険です。オーナーが確認すべきポイントを紹介します。 内訳の明細があるか 足場代、塗料代、人工代、付帯工事費などが明確に分かれているか確認しましょう。 相見積もりを取る 最低3社から見積もりを取り、金額差や工事内容を比較することが大切です。 保証とアフターサービス 工事保証は5~10年が一般的。定期点検やアフターサービスがある業者を選ぶと安心です。 施工実績の有無 アパートやマンションの施工経験が豊富な業者は、居住者対応にも慣れておりトラブルが少ない傾向にあります。 外壁塗装を怠った場合のリスクと適切なタイミング アパートの外壁塗装を「まだ大丈夫」と先延ばしにしてしまうと、思わぬコスト増につながります。外壁の塗膜は日差しや雨風にさらされて常に劣化しており、寿命を迎えると防水性が一気に落ちます。 そのまま放置すると、外壁のひび割れやシーリングの剥離から雨水が浸入し、内部の木材や鉄骨が腐食・サビで傷むことになります。結果的に外壁塗装だけでは済まず、防水工事や大規模修繕にまで発展し、数百万円単位で余計な費用がかかるケースも少なくありません。 塗装の適切なサイクルは塗料や立地条件にもよりますが、10~15年ごとが目安です。沿岸部や交通量の多い道路沿いなど、環境が厳しいエリアでは劣化が早まる傾向があるため、オーナーは定期的に外壁の状態をチェックすることが大切です。 また、工事を依頼する時期にも工夫が必要です。梅雨や台風シーズンは雨天による工期遅延が発生しやすく、夏場は塗料が乾燥しすぎて作業効率が落ちる場合もあります。春や秋など比較的安定した気候を選ぶことで、工期短縮や仕上がりの安定につながります。 アパート外壁塗装で費用をおさえるためのコツ アパートの外壁塗装は高額ですが、工夫次第でコストをおさえることができます。 屋根や防水工事と同時に実施 足場代を1回で済ませることができ、数十万円の節約につながります。 補助金・助成金を活用 自治体によっては「住宅リフォーム助成金」「省エネ改修補助金」などを利用できる場合があります。最新情報を必ず確認しましょう。 耐久性のある塗料を選ぶ 安い塗料を使って10年ごとに塗り替えるより、耐用年数20年以上の塗料を選んだ方が結果的にトータルコストは下がります。 [myphp file="comContactL01"] FAQ|アパート外壁塗装についてよくある質問 アパートの外壁塗装は、戸建て住宅と比べて規模も費用も大きく、入居者対応など法人オーナーならではの配慮も必要です。ここでは、オーナー様から特によく寄せられる質問をまとめました。費用や工期、助成金から入居者対応まで、気になるポイントを解説します。 Q.アパート外壁塗装の相場はどのくらいですか? A.小規模アパート(6~8戸)で150万~250万円前後、中規模(10~15戸)で300万~500万円前後、大規模(20戸以上)では500万~1,000万円以上が目安です。外壁材や塗料の種類によって変動します。 Q.工事期間はどのくらいかかりますか? A.小規模アパートなら2~3週間程度、中規模以上は3~5週間、規模によっては1カ月を超えることもあります。天候に左右されやすいため、余裕をもった計画が必要です。 Q.入居者への配慮はどうすればよいですか? A.工事前に案内文を配布し、工期や注意点を周知することが大切です。色彩デザインでは、掲示板やポスティングで進捗状況を定期的にお知らせし、入居者トラブルを最小限に抑える工夫をしています。 Q.助成金や補助金は使えますか? A.自治体によっては「住宅リフォーム助成金」「省エネ改修補助金」が利用可能です。色彩デザインでは最新の補助金情報を調べたうえで、利用可能な制度をご提案します。 Q.費用をおさえるコツはありますか? A.屋根や防水工事と同時に実施して足場代を1回で済ませる、耐久性の高い塗料を選ぶ、補助金を活用することが効果的です。長期的に見れば高耐久塗料を選んだ方がコストを抑えられます。 [myphp file="comContactL01"] 安心のアパート外壁塗装は株式会社色彩デザインにおまかせ! 外壁塗装は単なる見た目の問題ではなく、建物の資産価値を維持し、入居率を安定させるための投資です。 株式会社色彩デザインでは、アパートの塗装実績も豊富です。まずは診断から初めて現状把握をしてみてください。ショールームでのご相談も大歓迎です! ▼合わせてチェック▼色彩デザインのショールーム [myphp file="comContactL01"] 2025年09月12日 更新 詳しく見る
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【15周年記念】色彩デザインの大感謝「塗装祭」開催!

年間で最もお得なリフォームのチャンス! 皆様、こんにちは。埼玉県坂戸市・飯能市・東松山市で外壁・屋根リフォームを手がける 株式会社色彩デザイン です。 おかげさまで、この度15周年を迎えることができました。日頃のご愛顧に感謝を込めて、年間で最もお得に施工できる「塗装祭」 を開催いたします! 大切な住宅を守るための塗装リフォーム、ぜひこの機会にご検討ください。 国家資格1級塗装技能士が在籍する安心の専門店 当社は 国家資格1級塗装技能士 が在籍する塗装専門店です。無理な営業や押し売りは一切いたしませんので、安心してご相談ください。 感謝を込めて贈る!豪華「6大特典」 今回の塗装祭では、ご来場・お見積りいただいた皆様に特別なプレゼントをご用意しました。 【特典1】ショールームご来場予約特典 事前にご予約の上ショールームへご来場いただいた方に、Amazonギフトカード1,000円分 をプレゼント! 【特典2】お見積り特典① お見積りをご依頼いただくだけで、埼玉の人気ラーメン 「頑者」 をプレゼント! 【特典3】お見積り特典② さらに お米2kg もプレゼント! 【特典4】最大25万円引き!ニコニコ自社補助金 先着10名様限定 で、外壁塗装に使える当社独自の補助金 をご提供! ・契約金額に応じて補助金の適用額が変動します。 70〜100万円 → 5万円OFF 100〜130万円 → 10万円OFF 130〜150万円 → 15万円OFF 150〜180万円 → 20万円OFF 180万円以上 → 25万円OFF 【特典5】在庫セール 今だけの特別価格!屋根シリコンが88%off となる在庫セールを実施中。 【特典6】相談会 初めての塗装相談会や、アパート・マンションの修繕相談会など、お客様のニーズに合わせた相談会を開催しております。 ぜひ、お問い合わせください! 埼玉県内に3店舗を展開しております。お問い合わせはHPよりお気軽にご連絡いただくか、ぜひお近くの店舗までお越しください。 【坂戸店】 坂戸市にっさい花みず木2-6-2 【飯能店】 飯能市中居30 プリミテージュ飯能 【東松山店】 東松山市小松原町17-17 2025年09月01日 更新 詳しく見る
費用について補助金・助成金
【2025年】最大100万円補助!工場暑さ対策に活用できる最新助成金ガイド

【2025年】最大100万円補助!工場暑さ対策に活用できる最新助成金ガイド

皆様こんにちは!!  坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 工場で働く従業員にとって、夏場の高温環境は大きな負担となります。室内温度が40℃近くまで上がるケースもあり、熱中症リスクや作業効率の低下は企業にとって看過できない課題です。さらに、空調設備をフル稼働させれば電気代が高騰し、経営コストを圧迫する一因にもなります。 こうした二重のリスクを解決する手段が「暑さ対策工事」ですが、導入にはまとまった費用が必要です。そこで注目すべきなのが、国の補助金制度です。補助金を上手に活用すれば、初期費用の負担を軽減しつつ、快適な労働環境の整備と省エネを同時に実現できます。 今回のお役立ちコラムでは、工場で利用できる補助金制度として「エイジフレンドリー補助金」と「CO2削減計画策定支援制度」の概要や補助金額についてお話ししていきたいと思います。 ▼合わせて読みたい▼倉庫の輻射熱97%カット!遮熱シート導入で在庫と光熱費を守る [myphp file="comContactL01"] エイジフレンドリー補助金 エイジフレンドリー補助金は、高年齢労働者が安全で健康に働き続けられる職場環境を整備するため、中小企業がおこなう取り組みを支援する厚生労働省の補助金制度です。 少子高齢化が進み、多くの企業で高年齢者の活躍が不可欠となる中で、労働災害の防止と、年齢を重ねても安心して働ける職場づくりを目的としています。 この補助金は、単に高年齢者のための設備導入費用を補助するだけでなく、身体機能の低下を補うための運動指導や、健康維持・増進に向けた取り組みも支援の対象となる点が特徴です。 補助金の対象事業者と要件 ・中小企業事業者であること ・労災保険に加入していること ・1年以上事業を実施していること ・60歳以上の労働者が在籍していること(総合対策コース・職場環境改善コース) エイジフレンドリー補助金の対象となるのは、上記の要件を満たす中小企業事業者です。エイジフレンドリーとは「高齢者の特性を考慮した」という意味であり、基本的には高齢者の労働者が働く事業者のための補助金制度と言えます。 エイジフレンドリー補助金には、複数のコースが設けられているのも特徴です。2025年8月現在、「転倒防止・腰痛予防のための運動指導コース」の受け付けは終了していますが、来年度に利用したい方は参考にしてみてください。 総合対策コース(暑さ対策・熱中症対策に使える) ・補助率&上限額:補助率4/5・上限額100万円 総合対策コースは、労働安全衛生の専門家によるリスクの審査・特定の実施費用と、その結果に基づいて優先度の高い労働災害防止対策にかかる費用を対象とするコースです。暑さ対策・熱中症対策も含まれます。 職場環境改善コース(暑さ対策・熱中症対策に使える) ・補助率&上限額:補助率1/2・上限額100万円 職場環境改善コースは、高年齢労働者の身体機能の低下を補うための設備・装置の導入費用を対象とする補助金制度です。暑さ対策・熱中症対策にのための休憩施設整備等にも使えますが、その他にも、通路の段差解消・滑り防止床材の導入、パワーアシストスーツの導入などにも利用できます。 転倒防止・腰痛予防のための運動指導コース ・補助率&上限額:補助率3/4・上限額100万円 転倒防止・腰痛予防のための運動指導コースは、労働者の転倒・腰痛災害を予防するため、専門家(理学療法士、柔道整復師など)による身体機能のチェックや運動指導に要する費用を対象とするコースです。そのため暑さ対策・熱中症対策には利用できません。 コラボヘルスコース ・補助率&上限額:補助率3/4・上限額30万円 コラボヘルスコースは健康診断結果などを踏まえた禁煙指導、メンタルヘルス対策、健康管理システムの導入など、健康保持増進のための取り組みを補助するコースです。こちらも、そのため暑さ対策・熱中症対策には利用できません。 申請から交付までの流れと注意点 エイジフレンドリー補助金は、以下の流れで申請から交付までが進みます。 ①申請準備 申請書類や資料を準備し、エイジフレンドリー補助金事務センターに郵送で提出します。電子申請は受け付けていないため、郵送の手続きが必要です。 ②審査・交付決定 申請書類の審査がおこなわれ、交付が決定すると通知が届きます。この審査には、通常約2ヶ月かかるでしょう ③取り組みの実施 交付決定通知が届いた後に、補助対象となる取り組みを実施します。交付決定前の発注や工事は補助対象外となるため、注意が必要です。 ④実績報告・支払い請求 取り組み完了後、かかった費用を証明する書類を添えて、実績報告と支払い請求をおこないます。問題無ければ補助金が交付されるでしょう。 [myphp file="comContactL01"] CO2削減計画策定支援 CO2削減計画策定支援は、工場・事業場における先導的な脱炭素化取り組み推進事業(通称:SHIFT事業)を支援しています。単に設備投資を促すだけでなく、企業の脱炭素経営の第1歩である「現状把握」と「目標設定」を専門的な視点からサポートすることを目的としているのが特徴です。 補助率は費用の3/4で補助上限額100万円ですが、CO2排出量をリアルタイムで見える化するシステムを導入し、運用改善をおこなう計画を策定する場合は、補助上限額が200万円に引き上げられます。 これらの対策が、CO2削減効果が高いと判断されれば、計画策定支援の対象となるだけでなく、その後の設備更新支援の補助金対象となるでしょう。 工場の暑さ対策とCO2削減の関係は? 工場の暑さ対策も、このCO2削減計画において重要な要素となり得ます。暑さ対策は、労働環境の改善とCO2削減という二つの目的を同時に達成する有効な取り組みです。 たとえば以下のような暑さ対策をおこなうのであれば、CO2削減にもつながるため、CO2削減計画策定支援制度を利用できる可能性が高いでしょう。 空調設備の一新・追加で設置 従来の空調設備を高効率なものに更新することで、冷房にかかる電力消費量を大幅に削減し、CO2の排出量も削減できます。エアコンなどの空調設備は古い機種ほど冷却力が落ちる傾向にありますが、最近のモデルに変更すれば、工場内の気温を効率よく冷やせるでしょう。 遮熱塗料や遮熱シートの導入・断熱材の追加 工場の屋根や壁に遮熱塗料を塗布したり、遮熱シートを設置したりすれば、太陽光による熱の侵入を防ぎ、空調負荷を軽減します。電気代をおさえ、CO2排出量を削減するだけでなく、室内の温度上昇をおさえられるため、従業員の熱中症リスク低減にもつながるでしょう。 断熱材を追加して断熱能力を向上させるのも1つの方法です。追加であれば、屋根裏などに貼り付ける工事だけで済むため、工事もさほど大がかりにならず、コストをおさえられます。 スポットクーラーや冷却ベストの導入 全体空調ではなく、作業者の周辺だけを効率的に冷やすスポットクーラーや、冷却機能を備えたウェア(冷却ベストなど)を導入することで、快適性を保ちつつ無駄な電力消費をおさえられます。CO2排出量を削減しつつ、従業員の熱中症リスク低減にもつながるでしょう。 申請から補助金の受け取りまでの流れ CO2削減計画策定支援制度は、以下の流れで申請から交付までが進みます。 ①申請準備 申請書類や資料を準備し、エイジフレンドリー補助金事務センターに郵送で提出します。場合によってはCO2削減計画の概要や現状などを記載する必要があるでしょう。 ②審査・交付決定 申請書類の審査がおこなわれ、交付が決定すると通知が届きます。この審査には、通常約2ヶ月かかるでしょう。 ③取り組みの実施 交付決定通知が届いた後に、補助対象となる取り組みを実施します。交付決定前の発注や工事は補助対象外となる可能性が高いため注意してください。 ④実績報告・支払い請求 取り組み完了後、かかった費用を証明する書類を添えて、実績報告と支払い請求をおこないます。実績報告書の内容が審査され、補助金の額が確定します。 確定後、補助金確定通知が届くでしょう。その後、補助金請求書を提出し、指定された口座に補助金が振り込まれます。注意点として、計画策定前に費用を支払ってしまうと、補助金の対象外となる場合があるため、注意してください。必ず交付決定後に行動しましょう。 色彩デザインが提供する暑さ対策サービスと補助金活用 工場の暑さ対策を検討する際には、補助金制度をうまく組み合わせることで費用負担を軽減しつつ、労働環境の改善が可能です。株式会社色彩デザインでは、補助金の活用を見据えた施工メニューをご提案しています。 遮熱シート導入で快適な作業環境を実現 工場の屋根や外壁に遮熱シートを施工すると、太陽光による熱の侵入を大幅に抑えられます。その結果、室温上昇を防ぎ、作業環境を快適に保てるため、熱中症リスクの低減にもつながります。 このような労働者の安全や健康に直結する暑さ対策は「エイジフレンドリー補助金(総合対策コース・職場環境改善コース)」の対象となる可能性が高いのが特徴です。補助金を活用すれば、導入コストを抑えつつ実効性の高い暑さ対策を進められるでしょう。 ▼合わせて読みたい▼サーモバリア投資回収ガイド:冷房費30%削減×長期耐久10年を実証 断熱塗料・遮熱塗料による塗り替え工事 屋根や外壁の塗り替えに断熱塗料や遮熱塗料を用いることで、工場全体の温度上昇を抑制し、省エネ効果も期待できます。ただし、これらの工事そのものはエイジフレンドリー補助金の対象外とされています。 一方で、断熱塗料や遮熱塗料によって空調効率が向上すれば、空調設備の更新や追加導入の際に「CO2削減計画策定支援制度」を活用できる可能性があります。つまり、直接的には補助金対象外でも、間接的にCO2削減や省エネ投資につなげられる工事として、補助金との組み合わせで効果を高める選択肢となります。 ▼合わせて読みたい▼倉庫の塗装におすすめの塗料をご紹介|用途に応じて塗料を選ぼう [myphp file="comContactL01"] 工場の暑さ対策は補助金活用でお得に!ご相談は色彩デザインへ 工場における暑さ対策は、従業員の健康を守るだけでなく、生産性や企業経営を安定させるためにも欠かせません。 今回ご紹介した「エイジフレンドリー補助金」や「CO2削減計画策定支援制度」を活用すれば、最大で100万円もの補助を受けながら導入コストを抑えられる可能性があります。遮熱シートや遮熱塗料の施工は、空調負荷を軽減し電気代削減にもつながるため、補助金との相性が良い選択肢です。 株式会社色彩デザインでは、補助金の対象となる工事内容や申請の流れについても丁寧にご案内し、最適な施工プランをご提案いたします。 暑さ対策を「今やるべきか」「どの工事が自社に適しているか」といったお悩みもお気軽にご相談ください。お問い合わせはフォーム・メール・お電話のほか、ショールームでも直接ご案内しております。 補助金を賢く活用し、快適で省エネな工場づくりを色彩デザインと一緒に実現しましょう。 [myphp file="comContactL01"] 2025年08月25日 更新 詳しく見る
法人様はこちらお役立ちコラム費用について補助金・助成金
遮熱シート導入コスト完全解説:㎡単価と投資回収シミュレーション

遮熱シート導入コスト完全解説:㎡単価と投資回収シミュレーション

飯能市、日高市の皆様こんにちは!!  飯能市・坂戸市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 遮熱シートの導入を検討中の皆さま。導入コストや相場、どの程度の期間で元が取れるか、気になりませんか? 今回のお役立ちコラムでは、遮熱シートに関する詳しい情報や、他の暑さ対策・熱中症対策との比較などを詳しく解説します。どの方法が相応しいかは予算や環境などによって違うため、気になる方は最後まで読んでいただければ幸いです。 ▼合わせて読みたい▼サーモバリア投資回収ガイド:冷房費30%削減×長期耐久10年を実証 [myphp file="comContactL01"] 遮熱シートを導入するメリットとは 遮熱シートを導入する最大のメリットは、遮熱効果により室内の温度上昇を抑えられる点です。どの程度温度上昇を抑えられるかは、環境や状態、採用する遮熱シートの種類によりますが、遮熱シートを選ぶ上でもっともわかりやすい性能差は輻射熱のカット率にあらわれます。 輻射熱とは、太陽光に含まれる赤外線など、電磁波を通じて熱が伝わる現象のことです。たとえばライフテック社のサーモバリアという遮熱シートは輻射熱のカット率が97%となっており、エアコン代は30%削減できると言われています。 サーモバリアに限らず多くの遮熱シートにはアルミ箔を採用していますが、サーモバリアの場合は純度99%のアルミ箔を使用しているのが特徴です。遮熱シートの中でも特に採用率の高い製品として知られています。 遮熱シートは冬も効果がある 遮熱シートは表面・裏面の両方で機能するため、夏は太陽光に含まれる熱を反射しますが、冬は室内から発せられる熱を屋外に逃がさないように働きます。そのため冬も比較的暖かく過ごせるようになるでしょう。 断熱材と併用して機能できる 遮熱シートは熱を反射するのに対して、断熱材は熱が伝わるのを防ぐ素材です。そのため遮熱シートによって太陽熱を反射した上で、それでも流入する熱を断熱材で防げば、暑さ対策として大きな効果を発揮するでしょう。 すでに断熱材を導入している場合はもちろん、これから断熱材を導入する場合や、追加する予定であっても、遮熱シートの導入は無駄になりません。 暑さによる商品や物の劣化を防ぐ 一般の戸建てでは食品類、工場や倉庫では熱に弱い商品などを守る上でも遮熱シートは活躍します。たとえば室内温度が29~30度の場合と25度~26度の場合を比較した場合、一般的なチョコレートは28度程度で溶けると言われているため、保存状態に大きな違いを感じるでしょう。 ▼合わせて読みたい▼倉庫の輻射熱97%カット!遮熱シート導入で在庫と光熱費を守る 遮熱シートを導入する注意点と対策 遮熱シートを導入する注意点と対策方法についても解説します。導入前に以下の点も覚えておき、あらかじめ対策方法を考えておくとよいでしょう。 遮熱シートで対流熱や伝導熱は防げない 対流熱とは、液体や気体などの流体の移動によって熱が伝わる現象のことです。たとえばドライヤーは暖めた空気をガンで送り出すことにより、周囲を温めます。一方で伝導熱とは、壁や水、空気などを伝って広がる熱のことです。 遮熱シートは熱を反射することで機能しますが、対流熱や伝導熱を防ぐ機能はありません。断熱材は対流熱や伝導熱を防ぐことが可能なので、遮熱シートと断熱材を併用することで、暑さ対策の効果が高まるでしょう。 遮熱シートを正しく機能させるには技術や知識、経験が必要 遮熱シートは一見すると貼るだけで機能する簡単な遮熱材に見えますが、「熱源側に空気の層を設けて施工する」など、いくつか施工のルールがあります。遮熱シートに詳しくない業者に、設置を依頼しても大きな効果を得られない可能性が高いため、気を付けてください。 遮熱シートを導入する際には、実績や経験が豊富にあるか、確認しましょう。 [myphp file="comContactL01"] 遮熱シートの導入コスト相場 遮熱シートの導入コストは、施工面積や場所、使用する遮熱シートの種類などによって大きく変わりますが、大体1平方メートルあたり4千円から1万円ほどだと言われています。 一般的な30坪の戸建ての場合は屋根と壁面で大体250平方メートルなので、100万円~250万円程度、一般的な工場の機械室は400平方メートル程度なので160万円~400万円ほどかかるでしょう。その他、足場の設置が必要なのであれば、足場代が10~30万円ほどかかります。 どのくらいで元が取れる?投資回収シミュレーション 遮熱シートを導入した場合、エアコンへの負荷が軽減されるため、電気代を抑えられます。ライフテック社のサーモバリアは空調代を30%軽減できると言われているため、初期費用から計算すると、元が取れる時期は以下のようになるでしょう。 一般的な戸建て(空調代に年間10万円~30万円) 一般的な戸建てにおいて、年間のエアコン電気代は大体10万円~20万円程度だと言われています。エアコンだけでなくファンヒーターやスポットクーラーなどを利用している場合や、ペットのためにエアコンをフル稼働させている場合は、20万円~30万円くらいかかることもあるでしょう。 年間の空調代が20万円で、遮熱シートの導入費に100万円かかったのであれば元を取るのに15年前後、空調代が30万円かかるなら10年前後で元が取れます。 中小規模の工場・倉庫・法人施設(空調代に100万円~500万円) 中小規模の工場・倉庫・法人施設の場合、年間の空調代は100万円から500万円ほどかかると言われています。空調代が年間100万円で遮熱シートの導入費に200万円かかったのなら6~7年かかるでしょう。 年間の空調代が500万円かかる環境下で、遮熱シートの導入費に400万年かかったのであれば、3年程度で元が取れる計算になります。 暑さ対策・熱中症対策方法の比較 遮熱シートだけでなく様々な暑さ対策・熱中症対策方法を比較し、最適な方法で備えましょう。どれか1つではなく併用することで大きな効果を発揮できます。 遮熱シート ・太陽光の熱を反射して、屋根や壁の温度上昇を抑える。 ・工期が短く、比較的安価。 ・既存の屋根・壁に追加するだけで施工可能。 ・遮熱効果は日射のある部分のみ。 ・施工精度により効果が大きく変わる。 遮熱シートは太陽熱を反射して機能するため、太陽熱以外の暑さ対策にはあまり効果がありませんが、真夏の暑さ対策や熱中症対策には向いています。 遮熱塗料(屋根や外壁に塗装) ・太陽光(特に赤外線)を反射して表面温度を下げる。 ・塗装工事なので比較的施工しやすい。 ・防水・美観向上も兼ねる。 ・室内への効果は屋根・壁の断熱状況にも左右される。 ・遮熱効果は経年劣化で薄れる。 遮熱機能を備えた塗料もあります。遮熱機能に特化した製品である遮熱シートと比べると、輻射熱のカット率では多少劣りますが、塗装は防水性や防カビ性、防サビ性なども高める効果がある点は見逃せません。(屋根や外壁のメンテナンスと同時に遮熱機能を付加できます) 断熱材の追加(屋根裏・壁の内側などに施工) ・夏は熱の侵入を防ぎ、冬は熱を逃がさない(冷暖房効率が大きく向上)。 ・一度施工すると効果が長期的(30年以上持つ場合も)。 ・工事規模が大きくなりやすい。 ・壁や屋根を壊して施工するケースもあり、工期・コストが高い。 ・湿気対策を怠ると断熱材が劣化する 断熱材は熱が伝わるのを防ぐため、対流熱や伝導熱にも効果があります。遮熱シートや遮熱塗装と併用することで大きな効果を得られる他、現在の断熱材では不十分なら追加することも可能です。 新しいエアコンを導入する(高効率タイプへの更新) ・即効性が高い(導入直後から快適)。 ・最新機種は省エネ性能が高く、電気代が下がる。 ・空気清浄や換気機能付きのタイプもあり、快適性が総合的に向上する ・本体価格+工事費がかかる。 ・熱を遮る効果はない。 古いエアコンであればあるほど、電気代がかかるわりに効果は薄いと言われています。効率のよいモデルに変更することで、快適さと省エネを向上できるでしょう。ただしエアコンは部屋の温度を下げるのみで、太陽熱などを防ぐことはできません。 エアコンだけで猛暑を乗り切るのが難しい場合や、電気代が高く付く場合は、遮熱シートなどを利用して、熱の流入を防ぐとよいでしょう。 ▼合わせて読みたい▼倉庫の塗装におすすめの塗料をご紹介|用途に応じて塗料を選ぼう [myphp file="comContactL01"] 色彩デザインで法人施設の遮熱シート導入を成功させよう 工場や倉庫、オフィスなどの法人施設において、遮熱シートの導入は「省エネ」と「従業員の快適性向上」を同時に実現できる投資です。施工コストは1㎡あたり4千円〜1万円、規模によっては数百万円単位になりますが、年間空調費の30%削減が期待できるため、中小規模の法人施設では6〜7年、大規模な工場では3年前後で投資回収が可能なケースもあります。 また、遮熱シートは断熱材や遮熱塗料との併用でさらに効果が高まり、熱中症リスクの低減や製品・設備の劣化防止にもつながります。ただし、導入効果を最大化するには「施工実績が豊富で正しい知識を持つ業者」を選ぶことが不可欠です。 株式会社色彩デザインでは、法人施設の規模や用途に応じた最適なプランを提案し、コスト試算から施工、アフターサポートまでワンストップで対応いたします。電気代高騰や環境改善にお悩みの法人担当者様は、ぜひ一度ご相談ください。 お問い合わせは、問い合わせフォーム、メール、お電話、またはショールームで承っております。 [myphp file="comContactL01"] 2025年08月15日 更新 詳しく見る
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