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2025年義務化対応:工場熱中症対策WBGT指針と実務チェックリスト
皆様こんにちは!! 坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 2025年6月、労働安全衛生法が改正され、工場や建設現場など暑熱環境下で働く労働者を守るための熱中症対策が事業者に義務付けられました。 これまで努力義務とされていた部分も、今後は「法的に遵守しなければならない安全管理」として扱われるため、各事業者は早急に体制を整える必要があります。特に工場では、機械や設備から発生する熱や換気不足によってWBGT値(暑さ指数)が高まりやすく、熱中症のリスクは年々深刻化しています。 義務化に対応するためには、単に「水分補給や休憩の呼びかけ」を行うだけでは不十分です。WBGT指針を正しく理解し、数値に基づいた作業管理・休憩基準・環境整備を実施することが求められます。 今回のお役立ちコラムでは、WBGT指針の基礎知識から工場における具体的な熱中症対策、さらに現場で活用できるチェックリストまで詳しく整理しました。 今後の監査や労働基準監督署の指導に備えるためにも、今回のお役立ちコラムを読み進めていただき、御社の現場に不足している点を洗い出し、改善へつなげていただければ幸いです。 [myphp file="comContactL01"] 工場熱中症対策WBGT指針とは? WBGT指針は、工場などの暑熱環境下における熱中症予防のための国際的な指標です。湿球黒球温度(Wet-Bulb Globe Temperature)の頭文字をとったもので、単なる気温だけでなく、熱中症の発症に大きく影響する湿度・輻射熱・気温の3つの要素を総合的に評価したものとなります。 日本では労働災害防止の観点から、厚生労働省がこのWBGT指針に基づいた熱中症予防対策を事業者に推奨、一部を2025年6月より義務化されました。特に工場内では、製造設備から発生する熱や、換気の悪い環境などが室内の温度上昇に繋がるため、WBGTの測定と活用が非常に重要となるでしょう。 WBGT値に基づく熱中症予防指針 厚生労働省は、WBGT値を基準として、作業強度や作業環境に応じた熱中症予防対策の目安を定めています。WBGT値が一定の基準値を超えると、作業の中止や休憩時間の確保といった対策を実施する必要があるでしょう。 軽作業: WBGT基準値は31℃ 中作業: WBGT基準値は28℃ 重作業: WBGT基準値は26℃ 作業の強度が上がると、身体から発熱する熱量が増加するため、より低いWBGT値でも熱中症のリスクが高まります。指針では、上記の通り、3つの作業強度に分けてWBGT基準値を設定しています。 軽作業(WBGT基準値は31℃) 座りながらおこなう作業や、立っていても身体の動きが少ない作業を指します。たとえば事務作業、組み立て作業(軽微な部品)、検査・検品作業、座っておこなう軽作業などが該当するでしょう。 代謝率が低いため、体内で発生する熱が少ないので、WBGTの許容基準値は最も高く設定されています。 中作業(WBGT基準値は28℃) 中作業は、腕や脚、胴体を使った、比較的動きのある作業を指します。たとえば歩行を伴う作業や、手押し車を押す・軽重量物の運搬・草むしり・清掃作業などが対象となるでしょう。 軽作業よりも代謝率が高く、体内で発生する熱量が増えるため、WBGTの許容基準値は軽作業よりも低くなります。 重作業(WBGT基準値は26℃) 重作業は、全身を使っておこなう肉体的負担の大きい作業を指します。たとえば掘削、ハンマー作業、重量物の運搬、肉体労働を伴う建設作業などが対象となるでしょう。重作業は代謝率が非常に高く、体内で大量の熱が発生します。熱中症のリスクが最も高くなるため、WBGTの許容基準値は最も低く設定されており、厳重な管理が必要です。 熱中症対策の具体的な内容 WBGT値が上記の基準値を超える、または超える恐れがある場合には、以下の3つの観点から対策をおこなうとよいでしょう。 工場の環境を確認し整備する ・工場内に冷房設備や大型扇風機、ドライミストなどを設置して室温を下げる ・休憩場所の整備: 休憩時にはエアコンの効いた休憩室や日陰などを確保する 冷房が効いた空間を設置すればおのずと快適になります。休憩室においては、緊急時の対応(スタッフを休ませるなど)を考え、脚を伸ばして横になれる十分な広さを確保することが望ましいとされています。休憩場所は、高温の機械や設備から離れた場所に設けることが重要です。 冷房室が難しい場合でも、大型扇風機やスポットクーラーを設置したり、風通しのよい日陰を確保したりすれば気温は下がるでしょう。屋根や壁に遮熱塗料を塗布したり、遮熱シートを設置したりして、輻射熱の侵入を防ぐのも1つの方法です。 遮熱塗料や遮熱シートは室温の上昇を抑えるため、熱中症対策だけでなく空調代にかかる費用の軽減にも繋がります。弊社(色彩デザイン)は、遮熱塗料での塗装や遮熱シートの設置になれていますので、気軽にご相談ください。 休憩のタイミング・水分補給などをルール化する ・室温が高い時間帯や場所では、連続作業時間を短縮し、こまめな休憩を推奨する ・定期的な水分・塩分補給を義務付ける 休憩中は 喉が渇いていなくても、コップ1杯(100~200ml)程度の水をこまめに補給することで、熱中症のリスクが大幅に軽減するといわれています。汗とともに塩分も失われるため、スポーツドリンクや塩飴などで塩分も補給することも重要です。 健康状態の確認を積極的におこなう 作業前に労働者の体調(睡眠不足、発熱など)を確認しておくのも重要です。暑さになれていない時期(梅雨明けなど)には、段階的に作業強度を上げるなど、身体を暑さになれさせる期間を設けるとよいでしょう。 [myphp file="comContactL01"] 工場の従業員に共有すべき、熱中症対策のコツ 工場の従業員の皆様に共有すべき、熱中症対策の重要なコツは、単に「水分補給をしましょう」と伝えるだけでは不十分です。熱中症は命に関わるため「なぜ」「いつ」「何をすべきか」を具体的に伝える必要があります。 参考:日本気象協会:熱中症ゼロへ 自分や周囲の体調をチェックする 熱中症の初期症状を見逃さないことが、重症化を防ぐための最も重要なポイントです。以下の症状が現れたら、すぐに作業を中断し、涼しい場所で休んだ方がよいでしょう。 ・めまい ・ほてり ・立ちくらみ ・筋肉のけいれん、つり ・大量の汗、または汗が出ない ・頭痛 ・だるさや吐き気 ・体温がいつもより高い ・皮膚の異常(赤く乾いているなど) 体調がすぐれないと感じた場合はもちろん、周囲のスタッフの体調がおかしいと感じたら、本人や上司にすぐに伝えるよう義務化するのも重要です。「自分は大丈夫」という過信が最も危険なので、本人に確認して「問題無い」といわれても、時には休むように指示した方がよいでしょう。 身体を効率的に冷やす 休憩中や作業中に身体を冷やすことで、体温の上昇を抑え、熱中症を予防できます。休憩時間は、扇風機やエアコンが効いた涼しい場所で安静に過ごした方がよいでしょう。 太い血管が通っている首筋、脇の下、太ももの付け根などを保冷剤や冷たいタオルで冷やすと、効率的に体温を下げられます。冷却タオルや冷却ベストなどを支給するのも1つの対策方法です。 熱中症が疑わしいスタッフへの介抱の流れ 熱中症は命に関わることもあるため、迅速な対応が必要です。熱中症が疑われる人を発見した場合の手順は以下の通りですが、緊急を要する場合はすぐに119番に連絡した方がよいでしょう。 ステップ①意識の確認と安全確保 まず、声をかけて意識があるか確認します。 意識がない場合は、すぐに119番通報し、救急車が到着するまでの間に応急処置を始めます。意識がない人に無理に水分を飲ませることは、窒息の危険があるため、避けた方がよいでしょう。 ステップ②涼しい場所へ避難させる 応急処置として、風通しのよい日陰や、エアコンが効いている室内など、涼しい場所へ避難させましょう。屋外で適切な場所がない場合は、日陰に移動させ、地面からの熱を避けるために敷物などを敷いて寝かせます。 ステップ③身体を冷やす にこもった熱を逃がすために、衣服を緩めたり、可能であれば脱がせたりします。その後、 皮膚に水をかけたり、濡らしたタオルで身体を拭いたりして、うちわや扇風機で風を送るとよいでしょう。 首筋・脇の下・脚の付け根など、太い血管が通っている場所を冷やすと、効率的に体温を下げられます。 ステップ④水分と塩分の補給 意識があり、吐き気や嘔吐がなく、本人が水を飲める状態なら水分と塩分を補給させましょう。スポーツドリンクや経口補水液など、塩分も含まれているものが適しています。一気に大量に飲ませるのではなく、少しずつこまめ飲むことが重要です。 ステップ⑤症状の観察と医療機関への連絡 応急処置をしても症状が改善しない場合や、以下のような症状が見られる場合は、迷わず医療機関に相談するか、救急車を呼びましょう。 参考:日本気象協会:熱中症ゼロへ 色彩デザインが提供できる工場の熱中症対策サポート 2025年の労働安全衛生法改正によって、熱中症対策は事業者の「義務」となりました。しかし、具体的にどのような対策を講じれば良いか迷う企業も少なくありません。特に工場では、WBGT値が高まりやすく、「作業環境の改善」+「空調効率の向上」を同時に進めなければ、実効性のある対策は実現できません。 株式会社色彩デザインでは、塗装会社として培った知識と技術を活かし、工場の環境改善に直結するソリューションを提供しています。単なる施工にとどまらず、補助金制度を組み合わせたご提案も可能ですので、初期コストを抑えながら義務化対応を進められるのが強みです。 遮熱シート導入でWBGT環境を根本改善 工場の屋根や外壁に遮熱シートを施工することで、太陽光による輻射熱を大幅に抑制できます。これにより、夏季に工場内のWBGT値が上昇するのを防ぎ、作業者の体感温度を下げられるのが最大のメリットです。結果として、熱中症リスクを下げるだけでなく、労働基準監督署からの監査や指導にも耐えられる「安全な職場環境」を整備できるのです。 さらに、遮熱シートは空調設備の稼働負荷を軽減し、電気代の削減にも直結します。この「従業員の健康」と「経営コスト削減」を同時に実現できる点は、WBGT指針の本質に合致した対策といえるでしょう。また、このような安全衛生面での改善はエイジフレンドリー補助金の対象となる可能性が高く、補助率最大4/5・上限100万円の支援を受けられるチャンスもあります。 色彩デザインでは、現場の状況に応じて最適な施工プランを作成し、補助金の活用も含めてご提案いたします。 ▼合わせて読みたい▼遮熱シートで工場温度-11℃を実現!低コスト・即効の暑さ対策ソリューション 遮熱塗料・断熱塗料による塗り替え工事で空調効率を改善 屋根や外壁に遮熱塗料・断熱塗料を用いた塗り替えを行うことで、建物全体の表面温度を下げ、内部の熱こもりを抑制できます。その効果はWBGT値の改善にもつながり、従業員が安心して働ける環境づくりに寄与します。 ただし、これらの塗装工事自体はエイジフレンドリー補助金の対象外とされています。とはいえ、遮熱塗料・断熱塗料を用いることで空調効率が向上し、その後の空調設備の更新や追加導入時には「CO2削減計画策定支援制度」を利用できる可能性があります。すなわち、直接的な補助金対象外であっても、間接的に省エネ投資へとつなげられる工事なのです。 色彩デザインでは、ただ塗り替えるだけでなく「どの塗料が最もWBGT改善に有効か」「空調設備との組み合わせでどこまで効果が見込めるか」といった視点でご提案します。これにより、義務化対応にとどまらず、経営面でもプラス効果をもたらす戦略的な暑さ対策が可能です。 [myphp file="comContactL01"] 義務化対応の熱中症対策は色彩デザインにご相談ください 2025年6月の労働安全衛生法改正により、工場での熱中症対策は事業者にとって避けられない義務となりました。特にWBGT指針に基づいた環境整備や休憩ルールの導入は、労働基準監督署の指導対象となるため、早めの対応が求められます。本コラムで紹介したように、冷房設備や休憩所の整備だけでなく、遮熱シートや遮熱塗料の活用は実効性の高い手段です。これらは従業員の体感温度を下げるだけでなく、省エネ効果や経営コストの削減にもつながります。 株式会社色彩デザインでは、WBGT指針に対応した施工提案や補助金を活用した費用削減プランを含め、工場ごとに最適な暑さ対策をご提供しています。義務化対応を「負担」ではなく「改善のチャンス」と捉え、御社に合ったソリューションを一緒に考えてみませんか。 お問い合わせはフォーム・メール・お電話、またはショールームへのご来店でも承っております。ぜひお気軽に色彩デザインまでご相談ください。 [myphp file="comContactL01"] 2025年09月01日 更新 詳しく見る 法人様はこちらお役立ちコラム
【15周年記念】色彩デザインの大感謝「塗装祭」開催!
年間で最もお得なリフォームのチャンス! 皆様、こんにちは。埼玉県坂戸市・飯能市・東松山市で外壁・屋根リフォームを手がける 株式会社色彩デザイン です。 おかげさまで、この度15周年を迎えることができました。日頃のご愛顧に感謝を込めて、年間で最もお得に施工できる「塗装祭」 を開催いたします! 大切な住宅を守るための塗装リフォーム、ぜひこの機会にご検討ください。 国家資格1級塗装技能士が在籍する安心の専門店 当社は 国家資格1級塗装技能士 が在籍する塗装専門店です。無理な営業や押し売りは一切いたしませんので、安心してご相談ください。 感謝を込めて贈る!豪華「6大特典」 今回の塗装祭では、ご来場・お見積りいただいた皆様に特別なプレゼントをご用意しました。 【特典1】ショールームご来場予約特典 事前にご予約の上ショールームへご来場いただいた方に、Amazonギフトカード1,000円分 をプレゼント! 【特典2】お見積り特典① お見積りをご依頼いただくだけで、埼玉の人気ラーメン 「頑者」 をプレゼント! 【特典3】お見積り特典② さらに お米2kg もプレゼント! 【特典4】最大25万円引き!ニコニコ自社補助金 先着10名様限定 で、外壁塗装に使える当社独自の補助金 をご提供! ・契約金額に応じて補助金の適用額が変動します。 70〜100万円 → 5万円OFF 100〜130万円 → 10万円OFF 130〜150万円 → 15万円OFF 150〜180万円 → 20万円OFF 180万円以上 → 25万円OFF 【特典5】在庫セール 今だけの特別価格!屋根シリコンが88%off となる在庫セールを実施中。 【特典6】相談会 初めての塗装相談会や、アパート・マンションの修繕相談会など、お客様のニーズに合わせた相談会を開催しております。 ぜひ、お問い合わせください! 埼玉県内に3店舗を展開しております。お問い合わせはHPよりお気軽にご連絡いただくか、ぜひお近くの店舗までお越しください。 【坂戸店】 坂戸市にっさい花みず木2-6-2 【飯能店】 飯能市中居30 プリミテージュ飯能 【東松山店】 東松山市小松原町17-17 2025年09月01日 更新 詳しく見る 費用について補助金・助成金
【2025年】最大100万円補助!工場暑さ対策に活用できる最新助成金ガイド
皆様こんにちは!! 坂戸市、飯能市、東松山市、日高市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 工場で働く従業員にとって、夏場の高温環境は大きな負担となります。室内温度が40℃近くまで上がるケースもあり、熱中症リスクや作業効率の低下は企業にとって看過できない課題です。さらに、空調設備をフル稼働させれば電気代が高騰し、経営コストを圧迫する一因にもなります。 こうした二重のリスクを解決する手段が「暑さ対策工事」ですが、導入にはまとまった費用が必要です。そこで注目すべきなのが、国の補助金制度です。補助金を上手に活用すれば、初期費用の負担を軽減しつつ、快適な労働環境の整備と省エネを同時に実現できます。 今回のお役立ちコラムでは、工場で利用できる補助金制度として「エイジフレンドリー補助金」と「CO2削減計画策定支援制度」の概要や補助金額についてお話ししていきたいと思います。 ▼合わせて読みたい▼倉庫の輻射熱97%カット!遮熱シート導入で在庫と光熱費を守る [myphp file="comContactL01"] エイジフレンドリー補助金 エイジフレンドリー補助金は、高年齢労働者が安全で健康に働き続けられる職場環境を整備するため、中小企業がおこなう取り組みを支援する厚生労働省の補助金制度です。 少子高齢化が進み、多くの企業で高年齢者の活躍が不可欠となる中で、労働災害の防止と、年齢を重ねても安心して働ける職場づくりを目的としています。 この補助金は、単に高年齢者のための設備導入費用を補助するだけでなく、身体機能の低下を補うための運動指導や、健康維持・増進に向けた取り組みも支援の対象となる点が特徴です。 補助金の対象事業者と要件 ・中小企業事業者であること ・労災保険に加入していること ・1年以上事業を実施していること ・60歳以上の労働者が在籍していること(総合対策コース・職場環境改善コース) エイジフレンドリー補助金の対象となるのは、上記の要件を満たす中小企業事業者です。エイジフレンドリーとは「高齢者の特性を考慮した」という意味であり、基本的には高齢者の労働者が働く事業者のための補助金制度と言えます。 エイジフレンドリー補助金には、複数のコースが設けられているのも特徴です。2025年8月現在、「転倒防止・腰痛予防のための運動指導コース」の受け付けは終了していますが、来年度に利用したい方は参考にしてみてください。 総合対策コース(暑さ対策・熱中症対策に使える) ・補助率&上限額:補助率4/5・上限額100万円 総合対策コースは、労働安全衛生の専門家によるリスクの審査・特定の実施費用と、その結果に基づいて優先度の高い労働災害防止対策にかかる費用を対象とするコースです。暑さ対策・熱中症対策も含まれます。 職場環境改善コース(暑さ対策・熱中症対策に使える) ・補助率&上限額:補助率1/2・上限額100万円 職場環境改善コースは、高年齢労働者の身体機能の低下を補うための設備・装置の導入費用を対象とする補助金制度です。暑さ対策・熱中症対策にのための休憩施設整備等にも使えますが、その他にも、通路の段差解消・滑り防止床材の導入、パワーアシストスーツの導入などにも利用できます。 転倒防止・腰痛予防のための運動指導コース ・補助率&上限額:補助率3/4・上限額100万円 転倒防止・腰痛予防のための運動指導コースは、労働者の転倒・腰痛災害を予防するため、専門家(理学療法士、柔道整復師など)による身体機能のチェックや運動指導に要する費用を対象とするコースです。そのため暑さ対策・熱中症対策には利用できません。 コラボヘルスコース ・補助率&上限額:補助率3/4・上限額30万円 コラボヘルスコースは健康診断結果などを踏まえた禁煙指導、メンタルヘルス対策、健康管理システムの導入など、健康保持増進のための取り組みを補助するコースです。こちらも、そのため暑さ対策・熱中症対策には利用できません。 申請から交付までの流れと注意点 エイジフレンドリー補助金は、以下の流れで申請から交付までが進みます。 ①申請準備 申請書類や資料を準備し、エイジフレンドリー補助金事務センターに郵送で提出します。電子申請は受け付けていないため、郵送の手続きが必要です。 ②審査・交付決定 申請書類の審査がおこなわれ、交付が決定すると通知が届きます。この審査には、通常約2ヶ月かかるでしょう ③取り組みの実施 交付決定通知が届いた後に、補助対象となる取り組みを実施します。交付決定前の発注や工事は補助対象外となるため、注意が必要です。 ④実績報告・支払い請求 取り組み完了後、かかった費用を証明する書類を添えて、実績報告と支払い請求をおこないます。問題無ければ補助金が交付されるでしょう。 [myphp file="comContactL01"] CO2削減計画策定支援 CO2削減計画策定支援は、工場・事業場における先導的な脱炭素化取り組み推進事業(通称:SHIFT事業)を支援しています。単に設備投資を促すだけでなく、企業の脱炭素経営の第1歩である「現状把握」と「目標設定」を専門的な視点からサポートすることを目的としているのが特徴です。 補助率は費用の3/4で補助上限額100万円ですが、CO2排出量をリアルタイムで見える化するシステムを導入し、運用改善をおこなう計画を策定する場合は、補助上限額が200万円に引き上げられます。 これらの対策が、CO2削減効果が高いと判断されれば、計画策定支援の対象となるだけでなく、その後の設備更新支援の補助金対象となるでしょう。 工場の暑さ対策とCO2削減の関係は? 工場の暑さ対策も、このCO2削減計画において重要な要素となり得ます。暑さ対策は、労働環境の改善とCO2削減という二つの目的を同時に達成する有効な取り組みです。 たとえば以下のような暑さ対策をおこなうのであれば、CO2削減にもつながるため、CO2削減計画策定支援制度を利用できる可能性が高いでしょう。 空調設備の一新・追加で設置 従来の空調設備を高効率なものに更新することで、冷房にかかる電力消費量を大幅に削減し、CO2の排出量も削減できます。エアコンなどの空調設備は古い機種ほど冷却力が落ちる傾向にありますが、最近のモデルに変更すれば、工場内の気温を効率よく冷やせるでしょう。 遮熱塗料や遮熱シートの導入・断熱材の追加 工場の屋根や壁に遮熱塗料を塗布したり、遮熱シートを設置したりすれば、太陽光による熱の侵入を防ぎ、空調負荷を軽減します。電気代をおさえ、CO2排出量を削減するだけでなく、室内の温度上昇をおさえられるため、従業員の熱中症リスク低減にもつながるでしょう。 断熱材を追加して断熱能力を向上させるのも1つの方法です。追加であれば、屋根裏などに貼り付ける工事だけで済むため、工事もさほど大がかりにならず、コストをおさえられます。 スポットクーラーや冷却ベストの導入 全体空調ではなく、作業者の周辺だけを効率的に冷やすスポットクーラーや、冷却機能を備えたウェア(冷却ベストなど)を導入することで、快適性を保ちつつ無駄な電力消費をおさえられます。CO2排出量を削減しつつ、従業員の熱中症リスク低減にもつながるでしょう。 申請から補助金の受け取りまでの流れ CO2削減計画策定支援制度は、以下の流れで申請から交付までが進みます。 ①申請準備 申請書類や資料を準備し、エイジフレンドリー補助金事務センターに郵送で提出します。場合によってはCO2削減計画の概要や現状などを記載する必要があるでしょう。 ②審査・交付決定 申請書類の審査がおこなわれ、交付が決定すると通知が届きます。この審査には、通常約2ヶ月かかるでしょう。 ③取り組みの実施 交付決定通知が届いた後に、補助対象となる取り組みを実施します。交付決定前の発注や工事は補助対象外となる可能性が高いため注意してください。 ④実績報告・支払い請求 取り組み完了後、かかった費用を証明する書類を添えて、実績報告と支払い請求をおこないます。実績報告書の内容が審査され、補助金の額が確定します。 確定後、補助金確定通知が届くでしょう。その後、補助金請求書を提出し、指定された口座に補助金が振り込まれます。注意点として、計画策定前に費用を支払ってしまうと、補助金の対象外となる場合があるため、注意してください。必ず交付決定後に行動しましょう。 色彩デザインが提供する暑さ対策サービスと補助金活用 工場の暑さ対策を検討する際には、補助金制度をうまく組み合わせることで費用負担を軽減しつつ、労働環境の改善が可能です。株式会社色彩デザインでは、補助金の活用を見据えた施工メニューをご提案しています。 遮熱シート導入で快適な作業環境を実現 工場の屋根や外壁に遮熱シートを施工すると、太陽光による熱の侵入を大幅に抑えられます。その結果、室温上昇を防ぎ、作業環境を快適に保てるため、熱中症リスクの低減にもつながります。 このような労働者の安全や健康に直結する暑さ対策は「エイジフレンドリー補助金(総合対策コース・職場環境改善コース)」の対象となる可能性が高いのが特徴です。補助金を活用すれば、導入コストを抑えつつ実効性の高い暑さ対策を進められるでしょう。 ▼合わせて読みたい▼サーモバリア投資回収ガイド:冷房費30%削減×長期耐久10年を実証 断熱塗料・遮熱塗料による塗り替え工事 屋根や外壁の塗り替えに断熱塗料や遮熱塗料を用いることで、工場全体の温度上昇を抑制し、省エネ効果も期待できます。ただし、これらの工事そのものはエイジフレンドリー補助金の対象外とされています。 一方で、断熱塗料や遮熱塗料によって空調効率が向上すれば、空調設備の更新や追加導入の際に「CO2削減計画策定支援制度」を活用できる可能性があります。つまり、直接的には補助金対象外でも、間接的にCO2削減や省エネ投資につなげられる工事として、補助金との組み合わせで効果を高める選択肢となります。 ▼合わせて読みたい▼倉庫の塗装におすすめの塗料をご紹介|用途に応じて塗料を選ぼう [myphp file="comContactL01"] 工場の暑さ対策は補助金活用でお得に!ご相談は色彩デザインへ 工場における暑さ対策は、従業員の健康を守るだけでなく、生産性や企業経営を安定させるためにも欠かせません。 今回ご紹介した「エイジフレンドリー補助金」や「CO2削減計画策定支援制度」を活用すれば、最大で100万円もの補助を受けながら導入コストを抑えられる可能性があります。遮熱シートや遮熱塗料の施工は、空調負荷を軽減し電気代削減にもつながるため、補助金との相性が良い選択肢です。 株式会社色彩デザインでは、補助金の対象となる工事内容や申請の流れについても丁寧にご案内し、最適な施工プランをご提案いたします。 暑さ対策を「今やるべきか」「どの工事が自社に適しているか」といったお悩みもお気軽にご相談ください。お問い合わせはフォーム・メール・お電話のほか、ショールームでも直接ご案内しております。 補助金を賢く活用し、快適で省エネな工場づくりを色彩デザインと一緒に実現しましょう。 [myphp file="comContactL01"] 2025年08月25日 更新 詳しく見る 法人様はこちらお役立ちコラム費用について補助金・助成金
遮熱塗料vs断熱塗料:温度上昇抑制とメンテナンスコストをプロが比較
飯能市、日高市の皆様こんにちは!! 飯能市・坂戸市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 遮熱塗装を採用するか、それとも断熱塗装を採用するかで悩んでいる方はいませんか?遮熱塗装と断熱塗装は似ているようで違い、費用だけでなく仕組みやメリット・デメリットもことなるため、どちらを選ぶかはとても重要です。 今回のお役立ちコラムでは、「遮熱塗料vs断熱塗料」と題し、それぞれのメリットと注意点、メンテナンスのコスト比較などを紹介しますので参考にしてみてください。 ▼合わせて読みたい▼坂戸市の外壁塗装費用相場でコスパ最強は?遮熱塗料の支持率が高い理由 [myphp file="comContactL01"] 遮熱塗料を導入するメリット・注意点 遮熱塗料で塗装する最大のメリットは、太陽光に含まれる近赤外線(熱)を効率よく反射し、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑制する点です。これにより、屋根から室内に伝わる熱を大幅にカットできるため、エアコンが効きやすくなり、室内環境が快適になります。特に工場や体育館など大空間の建物では、この効果が顕著に表れ、従業員や利用者の熱中症対策になるでしょう。 光熱費の削減に繋がる 屋内の温度上昇が抑えられると、エアコンの使用頻度や設定温度を下げられ、結果として電気代などの光熱費を削減できます。工場や倉庫など、広い面積を持つ建物ほど、その削減効果は大きく感じるでしょう。一般的に、遮熱塗料を塗布することで、夏の期間の光熱費を約15~30%削減できると言われています。 建材の保護に繋がる 遮熱塗料は、屋根や外壁の表面温度を低く保つことで、塗料自体の劣化を遅らせるだけでなく、下にある建材(屋根材・コンクリートなど)の熱膨張や収縮を軽減します。これにより、ひび割れや劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばす効果も期待できるでしょう。 遮熱塗料の色選びで性能が変わる(注意点) 遮熱塗料は、基本的に色が明るいほど遮熱効果が高くなります。白い色が最も太陽光を反射しやすいためです。そのため、黒や濃い色の塗料に比べ、遮熱効果は高まりますが、建物の外観イメージを大きく変える可能性があります。 純白は汚れが目立ちやすいため、遮熱塗料の効果と汚れの目立ちにくさを両立する上では、クリーム色やライトグレーなどがオススメです。 汚れると効果が低下する(注意点) 遮熱塗料は、その反射性能によって効果を発揮します。そのため塗膜に砂埃や排気ガスなどの汚れが付着すると、反射率が低下し、遮熱効果が薄れてしまうので、塗料の防汚性は重要です。定期的なメンテナンスや、防汚性の高い塗料を選ぶことをオススメします。 冬場の効果は薄い(注意点) 遮熱塗料は、夏の暑さを防ぐのに非常に有効ですが、冬場に室内を暖める効果はありません。むしろ冬場は太陽光の熱を取り込みにくくなるため、暖房効率がわずかに落ちる可能性があります。ただし、その影響は一般的に小さいとされており、夏の光熱費削減効果がそれを上回ることがほとんどなので、あまり気にしなくてもよいかもしれません。 ▼合わせて読みたい▼灼熱の夏に備える「遮熱塗料」とは?メリット・デメリットを色彩デザインが解説! 断熱塗料を導入するメリット・注意点 断熱塗料は、塗膜内に特殊な中空セラミックビーズなどを配合することで、熱の伝導を抑える塗料です。熱を反射する遮熱塗料とはことなり、熱が伝わるのを防ぐ機能があり、室内の温度を一定に保つ効果があります。 夏の暑さ対策と冬の寒さ対策を両立 断熱塗料の最大の特徴は夏の暑さ対策と冬の寒さ対策を両立できる点です。断熱塗料は、夏の熱の侵入を防ぐだけでなく、冬場の暖房熱が外に逃げるのを防ぎます。これにより、冷暖房両方の効率が向上し、年間を通して快適な室内環境を維持できるでしょう。 夏だけでなく冬も光熱費の削減できる 夏だけでなく冬も効果があるため、年間を通した光熱費削減に貢献します。特に冬の寒さが厳しい地域や、暖房の使用頻度が高い工場・倉庫などでは、その効果が顕著に現れるでしょう。 建材の保護に繋がる 断熱効果により、外気温の影響を受けにくくなるため、建材の急激な温度変化を防ぎます。これにより、熱膨張・収縮によるひび割れや建材の劣化を抑制し、建物の寿命を延ばすことにも貢献するでしょう。 結露の抑制に繋がる 室内の暖かい空気が冷たい壁や屋根に触れて結露が発生するのを防ぐ効果があります。特に、冬場の結露によるカビの発生や建材の腐食を抑制できるでしょう。 夏場の遮熱効果は劣る場合がある(注意点) 断熱塗料は熱を反射する機能も持っていますが、純粋な遮熱塗料と比較すると、その効果が劣る場合もあります。夏の暑さ対策を最優先とする場合は、遮熱塗料の方が適しているケースもあるでしょう。 遮熱塗料より費用が高い(注意点) 遮熱塗料よりも材料費が高価な傾向にあります。初期費用は大きくなりますが、年間を通した光熱費削減効果や建物の長寿命化を考慮すると、長期的なコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。 ▼合わせて読みたい▼東松山市の屋根塗装で叶う!断熱効果と省エネ対策に有効なポイント [myphp file="comContactL01"] 遮熱塗料vs断熱塗料|メンテナンスコスト・導入費用の比較 続いて、遮熱塗料と断熱塗料の1平方メートルあたりの費用と、メンテナンスにかかるコストについてご説明します。 遮熱塗料の費用とメンテナンスコスト 遮熱塗料の材料費は、1平方メートルあたり約2,000円〜3,500円が一般的な相場です。この価格は、遮熱機能を持つ塗料の中でも、シリコン系・フッ素系・無機系といった塗料のグレードによって大きく変動します。 遮熱塗料の主なメンテナンスは、汚れが付着した際の洗浄と、耐用年数に応じた塗り替えです。塗り替えには、材料費に加え、足場代や人件費などの施工費がかかるため、1平方メートルあたり4,000円〜7,000円が相場となります。 断熱塗料の費用とメンテナンスコスト 断熱塗料の材料費は、熱を遮断するための特殊な中空セラミックビーズなどが配合されているため、遮熱塗料よりも高価な傾向があり、1平方メートルあたり約3,000円〜5,000円が相場です。 断熱塗料の主なメンテナンスも、汚れが付着した際の洗浄と、耐用年数に応じた塗り替えです。同じ種類の塗料をベースにしているなら、断熱塗料の方が耐久性も高く、長持ちする傾向にあります。ただし材料費は高いため、塗り替えの総費用も高くなる傾向があり、1平方メートルあたり6,000円〜10,000円が相場です。 遮熱塗料・断熱塗料にかかる50年単位のトータルコスト比較(法人) 長い目で見てどちらがお得なのかについても解説します。どのような塗料を選ぶかや環境で、費用や耐用年数はことなりますので、参考程度にお考えください。 遮熱塗料が1平方メートルあたり4,000円(施工費込み)で耐用年数10年、断熱塗料が1平方メートルあたり6,000円(施工費込み)で耐用年数20年と仮定した場合、50年間でかかるトータルのコストは以下のようになります。 小規模な施設(屋根面積:500平方メートル) ・遮熱塗料は約1,000万円(塗り替えメンテナンス5回分) ・断熱塗料は約600万円(塗り替えメンテナンス5回分) 小規模の施設でも、50年という長期的な視点で見ると、断熱塗料の方が約400万円もコストを削減できる可能性があります。初期費用は断熱塗料の方が高くなりますが、塗り替え回数が少ないため、トータルコストでは大きな差が出るでしょう。 中規模の施設(屋根面積:2,000平方メートル) ・遮熱塗料は約4,000万円(塗り替えメンテナンス5回分) ・断熱塗料は約2,400万円(塗り替えメンテナンス5回分) 中規模の場合、遮熱塗料と断熱塗料のコスト差は約1,600万円にもなります。さらに、断熱塗料は塗り替え回数が少ないため、工事による操業停止期間も短縮できるという大きなメリットを感じられるでしょう。 大規模な施設(屋根面積:10,000平方メートル) ・遮熱塗料は約2億円(塗り替えメンテナンス5回分) ・断熱塗料は約1.2億円(塗り替えメンテナンス5回分) 大規模な施設の場合、塗装工事は大がかりになり、足場代や人件費も莫大になります。塗り替え回数を減らすことが、コスト削減に直結するでしょう。 50年単位で考えると、コストの差が約8,000万円と非常に大きくなります。これは、長期的な経営計画において無視できない金額です。また、広大な面積を塗り替える作業を5回行うのと2回行うのとでは、工事の計画・管理にかかる労力も大幅に削減できます。 [myphp file="comContactL01"] 色彩デザインで遮熱塗料・断熱塗料の最適プランをご相談ください 遮熱塗料と断熱塗料は、どちらも省エネや快適性を高めるうえで有効な塗料ですが、その効果やコストの特徴は大きく異なります。遮熱塗料は初期費用を抑えつつ夏の温度上昇を防ぐ点で優れ、工場や倉庫など大空間施設の熱中症対策や光熱費削減に直結します。 一方、断熱塗料は材料費が高いものの、夏冬の両方で効果を発揮でき、塗り替え回数が少ないため50年単位で見れば大幅なコスト削減につながります。法人施設においては「初期費用重視か、長期的なトータルコスト重視か」という視点で選ぶことが重要です。 さらに、施工精度や塗料の選定によって効果は大きく変わるため、経験豊富な業者に相談することが不可欠です。 株式会社色彩デザインでは、豊富な施工実績をもとに遮熱・断熱それぞれの塗料のメリットを最大限に活かせる最適なプランをご提案いたします。 費用試算やメンテナンス計画も含めた長期的な視点でのご相談を承っておりますので、まずはお気軽に問い合わせフォーム・メール・お電話、またはショールームへお越しください。 [myphp file="comContactL01"] 2025年08月22日 更新 詳しく見る 法人様はこちらお役立ちコラム外壁塗装・屋根塗装ショップ・飲食店アパート・マンション倉庫・工場塗装塗料の選び方
遮熱シート10年耐久の鍵:劣化サインと張替え・保守の最適解
飯能市、日高市の皆様こんにちは!! 飯能市・坂戸市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 遮熱シートの導入を検討中の皆さま。遮熱シートは室内の温度上昇を考える上でとても効率的なアイテムであり、熱中症対策だけでなく省エネ効果も期待できます。 今回のお役立ちコラムでは、遮熱シートについて知っておきたい知識や種類、劣化サインや長持ちさせる方法を詳しく解説しますので、参考にしてみてください。 ▼合わせて読みたい▼遮熱シート導入コスト完全解説:㎡単価と投資回収シミュレーション [myphp file="comContactL01"] 遮熱シートとは 遮熱シートとは、主にアルミニウム素材でできた、太陽光や熱源からの輻射熱を反射して、熱が伝わるのを防ぐシートのことです。アルミニウムの層が、電磁波として伝わる輻射熱を効率よく反射することで、建物や室内への熱の侵入を抑えます。 これにより、夏季の冷房効率を上げ、省エネや光熱費の削減にもつながるでしょう。遮熱シートは遮熱塗装と違って内側にも効果があるため、冬も役立ちます。暖房で温められた室内の熱が、輻射熱として外部に逃げるのを防ぐので、室内の保温性を高めてくれるでしょう。 遮熱シートは屋外設置と屋内設置で寿命がことなる 遮熱シートにかぎらず、多くの建材や塗料の劣化原因でもっとも大きいのは太陽光です。太陽の強いエネルギー(紫外線)が物質の化学結合を破壊してしまうため、遮熱シートにも耐用年数があり、いずれ劣化して機能を失ってしまうので、定期的なメンテナンスが必要となります。 一方で遮熱シートを屋内に設置する場合は、紫外線の影響を受けにくいため、かなり長持ちします。半永久的に機能するため、コストパフォーマンスを重視するなら屋内に貼り付けるのも1つの解決策です。 アルミニウム蒸着フィルム系 ・耐用年数は5~10年程度(屋内の場合は半永久的) ・ポリエチレンや不織布の上にアルミニウムを蒸着させたもの。 ・比較的安価で導入できる。 ・紫外線や湿気に弱く、経年で剥離・変色・劣化しやすい。 ・目に見えない隙間があるため、透湿性を持つ製品もある。 アルミニウム蒸着フィルムは、プラスチックフィルムなどの基材の表面に、アルミニウムを薄くコーティングしたものです。この技術は真空蒸着法と呼ばれ、高真空の環境でアルミニウムを加熱して蒸発させ、その蒸気をフィルムに付着させることで、目に見えないほど薄いアルミニウムの層を形成します。 遮熱シートの中ではもっとも安価で施工できるのが長所です。ただし、湿気に弱く、室内施工であっても環境によってはすぐに劣化してしまう可能性があります。 アルミ箔積層タイプ(高耐久タイプ) ・耐用年数は10~20年程度(屋内の場合は半永久的) ・厚みのあるアルミ箔をラミネートしており、遮熱性能が安定している。 ・耐湿性も比較的高い。 アルミ箔積層タイプは、ポリエチレンフォームなどの断熱材や基材の上に、アルミ箔を貼り合わせて(積層して)作られた遮熱シートです。アルミ箔積層タイプは蒸着フィルムよりも厚く、一般的に高い反射率を持ちます。また、物理的な強度が高いため、劣化や破れに強く、長期間にわたって安定した遮熱性能を維持しやすいのが大きなメリットと言えるでしょう。 アルミ箔は水分や空気を通しにくいため、高い防水性や防湿性を備えています。これにより、屋根や壁の内部結露を防ぎ、建材を湿気から守る効果も期待できます。完全に水や空気を通さないため、通気性を必要とする場所には不向きな場合があるでしょう。 アルミ箔積層タイプは、高い耐久性と防水性を求める場合や、より確実な遮熱効果を長期間維持したい場合に適しています。一方、アルミニウム蒸着フィルムタイプは、コストを抑えたい場合や、軽量で取り扱いやすい製品を求める場合に選ばれます。用途や予算に応じて、最適なタイプを選ぶことが重要です。 断熱材と一体型のタイプ ・耐用年数は半永久的 ・構造上、屋外に設置することは少なく、紫外線に直接当たらない仕組みになっている 断熱材一体型は、ポリエチレンフォームやグラスウールといった断熱材の芯材と、その表面に貼られたアルミ箔またはアルミニウム蒸着フィルムの遮熱層で構成されています。 断熱性能と防湿性能の相乗効果で、壁内結露や表面結露を抑制し、建物の耐久性を高めてくれるでしょう。 断熱材としての機能も期待できるため、別々に施工する手間が省ける点が最大の特徴です。工期短縮やコスト削減につながるでしょう。 ▼合わせて読みたい▼サーモバリア投資回収ガイド:冷房費30%削減×長期耐久10年を実証 遮熱シートの劣化サインとは 遮熱シートの主な劣化サインは、見た目の変化や機能の低下である程度判断できます。どのように劣化するかは環境や製品によってことなりますが、屋外で使用されるシートは劣化が早い一方で、屋内や屋根裏で使用されるシートは半永久的に機能するでしょう。 表面の変色・白化 屋外の場合、強い紫外線にさらされることで、シート表面が黄色く変色したり、白っぽく濁ったりします。変色や白化は反射層(アルミニウムなど)の酸化や素材自体の劣化によって起こるため、交換が必要です。 剥がれ・浮き・膨れ 強風や雨水の侵入、施工時の接着不良などが原因で、シートの端がめくれたり、全体的に浮き上がったりしてしまうこともあるでしょう。屋根用シートでは、内部に溜まった水分が気化して、シートが大きく膨らむこともあります。 ひび割れ・破れ・穴あき 経年劣化により遮熱シートが硬化することで、ひび割れが生じたり、風で飛ばされた飛来物などによって物理的に破れたり穴が開いたりすることもあるでしょう。遮熱シートとしての機能を失うだけでなく、雨漏りの直接的な原因となるため、注意してください。 汚れの付着による機能の低下 表面が劣化すると、ホコリやチリなどの汚れが付着しやすくなります。汚れ自体が熱を吸収してしまうため、遮熱シートとしての機能も低下してしまうでしょう。 [myphp file="comContactL01"] 遮熱シートの劣化を防ぐ対処法(施工時) シートを貼る前に、屋根や壁のホコリ、汚れ、コケなどを丁寧に除去する必要があります。汚れが残っていると接着力が弱まり、剥がれやすくなるため、清掃は下処理を考える上で重要な工程です。 また、シートにシワや気泡が入ると、その部分から劣化が始まりやすくなります。熱をうまく反射できず、性能も低下してしまうでしょう。専用のヘラなどでしっかりと密着させることが重要です。 野外に設置する場合は、シート同士の継ぎ目や端部をしっかりと固定し、水や風の侵入を防ぎます。水が浸入すると、シートの浮きや剥がれ、さらには下地の劣化につながるでしょう。ちなみにシートを屋根材の上に直接施工する工法よりも、ルーフィング(防水シート)の上に設置する方が、シートが直接風雨にさらされないため長持ちします。 これらの対処法は、遮熱シートの施工になれている業者であれば必ず知っている事柄です。遮熱シートの劣化を防ぐためにも実績が豊富で遮熱シートの扱いになれた業者に依頼しましょう。 ▼合わせて読みたい▼スカイ工法徹底比較:97%遮熱+雨漏り防止のメリットと留意点 遮熱シートを長持ちさせる方法(施工後) シート表面にホコリや落ち葉、鳥のフンなどが付着すると、遮熱性能が低下します。定期的に柔らかいブラシや布で汚れを落としましょう。高圧洗浄や洗剤はシートを傷つける可能性があるため、オススメしません。優しく水で洗い流すだけで十分です。 シートに小さな剥がれやひび割れ、穴あきがないか定期的に点検しましょう。特に台風や強風の後は注意が必要です。劣化のサインを早期に発見し、専用の補修材で早めに修理することで、被害の拡大を防げます。 点検は判断が難しく、特に高所での作業は危険です。点検は専門の業者に依頼しましょう。専門家であれば、目視では分かりにくい劣化も発見してくれます。 [myphp file="comContactL01"] 色彩デザインで遮熱シートを長持ちさせるメンテナンス相談を 遮熱シートは、夏の遮熱効果や冬の保温効果により、省エネ・光熱費削減・快適な室内環境の実現に役立つ建材です。しかし屋外設置では紫外線や風雨によって劣化が進み、5〜10年程度で張替えや補修が必要となるケースがあります。 一方で、屋内や屋根裏で施工する場合は紫外線の影響を受けにくく、半永久的に機能することも可能です。耐久性の高いアルミ箔積層タイプや断熱材一体型を選べば、さらに長期的な効果が期待できます。ただし性能を十分に発揮させるには、施工前の下地処理や継ぎ目処理など専門的なノウハウが不可欠であり、定期点検や清掃によるメンテナンスも重要です。 株式会社色彩デザインでは、豊富な施工実績をもとに法人施設から一般住宅まで最適な遮熱シート導入プランをご提案し、劣化サインの点検や補修のご相談にも対応しております。 遮熱シートを長持ちさせ、省エネ効果を最大限に活かすために、ぜひお問い合わせフォーム・メール・お電話、またはショールームにてお気軽にご相談ください。 [myphp file="comContactL01"] 2025年08月18日 更新 詳しく見る 法人様はこちらお役立ちコラム倉庫・工場塗装
遮熱シート導入コスト完全解説:㎡単価と投資回収シミュレーション
飯能市、日高市の皆様こんにちは!! 飯能市・坂戸市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 遮熱シートの導入を検討中の皆さま。導入コストや相場、どの程度の期間で元が取れるか、気になりませんか? 今回のお役立ちコラムでは、遮熱シートに関する詳しい情報や、他の暑さ対策・熱中症対策との比較などを詳しく解説します。どの方法が相応しいかは予算や環境などによって違うため、気になる方は最後まで読んでいただければ幸いです。 ▼合わせて読みたい▼サーモバリア投資回収ガイド:冷房費30%削減×長期耐久10年を実証 [myphp file="comContactL01"] 遮熱シートを導入するメリットとは 遮熱シートを導入する最大のメリットは、遮熱効果により室内の温度上昇を抑えられる点です。どの程度温度上昇を抑えられるかは、環境や状態、採用する遮熱シートの種類によりますが、遮熱シートを選ぶ上でもっともわかりやすい性能差は輻射熱のカット率にあらわれます。 輻射熱とは、太陽光に含まれる赤外線など、電磁波を通じて熱が伝わる現象のことです。たとえばライフテック社のサーモバリアという遮熱シートは輻射熱のカット率が97%となっており、エアコン代は30%削減できると言われています。 サーモバリアに限らず多くの遮熱シートにはアルミ箔を採用していますが、サーモバリアの場合は純度99%のアルミ箔を使用しているのが特徴です。遮熱シートの中でも特に採用率の高い製品として知られています。 遮熱シートは冬も効果がある 遮熱シートは表面・裏面の両方で機能するため、夏は太陽光に含まれる熱を反射しますが、冬は室内から発せられる熱を屋外に逃がさないように働きます。そのため冬も比較的暖かく過ごせるようになるでしょう。 断熱材と併用して機能できる 遮熱シートは熱を反射するのに対して、断熱材は熱が伝わるのを防ぐ素材です。そのため遮熱シートによって太陽熱を反射した上で、それでも流入する熱を断熱材で防げば、暑さ対策として大きな効果を発揮するでしょう。 すでに断熱材を導入している場合はもちろん、これから断熱材を導入する場合や、追加する予定であっても、遮熱シートの導入は無駄になりません。 暑さによる商品や物の劣化を防ぐ 一般の戸建てでは食品類、工場や倉庫では熱に弱い商品などを守る上でも遮熱シートは活躍します。たとえば室内温度が29~30度の場合と25度~26度の場合を比較した場合、一般的なチョコレートは28度程度で溶けると言われているため、保存状態に大きな違いを感じるでしょう。 ▼合わせて読みたい▼倉庫の輻射熱97%カット!遮熱シート導入で在庫と光熱費を守る 遮熱シートを導入する注意点と対策 遮熱シートを導入する注意点と対策方法についても解説します。導入前に以下の点も覚えておき、あらかじめ対策方法を考えておくとよいでしょう。 遮熱シートで対流熱や伝導熱は防げない 対流熱とは、液体や気体などの流体の移動によって熱が伝わる現象のことです。たとえばドライヤーは暖めた空気をガンで送り出すことにより、周囲を温めます。一方で伝導熱とは、壁や水、空気などを伝って広がる熱のことです。 遮熱シートは熱を反射することで機能しますが、対流熱や伝導熱を防ぐ機能はありません。断熱材は対流熱や伝導熱を防ぐことが可能なので、遮熱シートと断熱材を併用することで、暑さ対策の効果が高まるでしょう。 遮熱シートを正しく機能させるには技術や知識、経験が必要 遮熱シートは一見すると貼るだけで機能する簡単な遮熱材に見えますが、「熱源側に空気の層を設けて施工する」など、いくつか施工のルールがあります。遮熱シートに詳しくない業者に、設置を依頼しても大きな効果を得られない可能性が高いため、気を付けてください。 遮熱シートを導入する際には、実績や経験が豊富にあるか、確認しましょう。 [myphp file="comContactL01"] 遮熱シートの導入コスト相場 遮熱シートの導入コストは、施工面積や場所、使用する遮熱シートの種類などによって大きく変わりますが、大体1平方メートルあたり4千円から1万円ほどだと言われています。 一般的な30坪の戸建ての場合は屋根と壁面で大体250平方メートルなので、100万円~250万円程度、一般的な工場の機械室は400平方メートル程度なので160万円~400万円ほどかかるでしょう。その他、足場の設置が必要なのであれば、足場代が10~30万円ほどかかります。 どのくらいで元が取れる?投資回収シミュレーション 遮熱シートを導入した場合、エアコンへの負荷が軽減されるため、電気代を抑えられます。ライフテック社のサーモバリアは空調代を30%軽減できると言われているため、初期費用から計算すると、元が取れる時期は以下のようになるでしょう。 一般的な戸建て(空調代に年間10万円~30万円) 一般的な戸建てにおいて、年間のエアコン電気代は大体10万円~20万円程度だと言われています。エアコンだけでなくファンヒーターやスポットクーラーなどを利用している場合や、ペットのためにエアコンをフル稼働させている場合は、20万円~30万円くらいかかることもあるでしょう。 年間の空調代が20万円で、遮熱シートの導入費に100万円かかったのであれば元を取るのに15年前後、空調代が30万円かかるなら10年前後で元が取れます。 中小規模の工場・倉庫・法人施設(空調代に100万円~500万円) 中小規模の工場・倉庫・法人施設の場合、年間の空調代は100万円から500万円ほどかかると言われています。空調代が年間100万円で遮熱シートの導入費に200万円かかったのなら6~7年かかるでしょう。 年間の空調代が500万円かかる環境下で、遮熱シートの導入費に400万年かかったのであれば、3年程度で元が取れる計算になります。 暑さ対策・熱中症対策方法の比較 遮熱シートだけでなく様々な暑さ対策・熱中症対策方法を比較し、最適な方法で備えましょう。どれか1つではなく併用することで大きな効果を発揮できます。 遮熱シート ・太陽光の熱を反射して、屋根や壁の温度上昇を抑える。 ・工期が短く、比較的安価。 ・既存の屋根・壁に追加するだけで施工可能。 ・遮熱効果は日射のある部分のみ。 ・施工精度により効果が大きく変わる。 遮熱シートは太陽熱を反射して機能するため、太陽熱以外の暑さ対策にはあまり効果がありませんが、真夏の暑さ対策や熱中症対策には向いています。 遮熱塗料(屋根や外壁に塗装) ・太陽光(特に赤外線)を反射して表面温度を下げる。 ・塗装工事なので比較的施工しやすい。 ・防水・美観向上も兼ねる。 ・室内への効果は屋根・壁の断熱状況にも左右される。 ・遮熱効果は経年劣化で薄れる。 遮熱機能を備えた塗料もあります。遮熱機能に特化した製品である遮熱シートと比べると、輻射熱のカット率では多少劣りますが、塗装は防水性や防カビ性、防サビ性なども高める効果がある点は見逃せません。(屋根や外壁のメンテナンスと同時に遮熱機能を付加できます) 断熱材の追加(屋根裏・壁の内側などに施工) ・夏は熱の侵入を防ぎ、冬は熱を逃がさない(冷暖房効率が大きく向上)。 ・一度施工すると効果が長期的(30年以上持つ場合も)。 ・工事規模が大きくなりやすい。 ・壁や屋根を壊して施工するケースもあり、工期・コストが高い。 ・湿気対策を怠ると断熱材が劣化する 断熱材は熱が伝わるのを防ぐため、対流熱や伝導熱にも効果があります。遮熱シートや遮熱塗装と併用することで大きな効果を得られる他、現在の断熱材では不十分なら追加することも可能です。 新しいエアコンを導入する(高効率タイプへの更新) ・即効性が高い(導入直後から快適)。 ・最新機種は省エネ性能が高く、電気代が下がる。 ・空気清浄や換気機能付きのタイプもあり、快適性が総合的に向上する ・本体価格+工事費がかかる。 ・熱を遮る効果はない。 古いエアコンであればあるほど、電気代がかかるわりに効果は薄いと言われています。効率のよいモデルに変更することで、快適さと省エネを向上できるでしょう。ただしエアコンは部屋の温度を下げるのみで、太陽熱などを防ぐことはできません。 エアコンだけで猛暑を乗り切るのが難しい場合や、電気代が高く付く場合は、遮熱シートなどを利用して、熱の流入を防ぐとよいでしょう。 ▼合わせて読みたい▼倉庫の塗装におすすめの塗料をご紹介|用途に応じて塗料を選ぼう [myphp file="comContactL01"] 色彩デザインで法人施設の遮熱シート導入を成功させよう 工場や倉庫、オフィスなどの法人施設において、遮熱シートの導入は「省エネ」と「従業員の快適性向上」を同時に実現できる投資です。施工コストは1㎡あたり4千円〜1万円、規模によっては数百万円単位になりますが、年間空調費の30%削減が期待できるため、中小規模の法人施設では6〜7年、大規模な工場では3年前後で投資回収が可能なケースもあります。 また、遮熱シートは断熱材や遮熱塗料との併用でさらに効果が高まり、熱中症リスクの低減や製品・設備の劣化防止にもつながります。ただし、導入効果を最大化するには「施工実績が豊富で正しい知識を持つ業者」を選ぶことが不可欠です。 株式会社色彩デザインでは、法人施設の規模や用途に応じた最適なプランを提案し、コスト試算から施工、アフターサポートまでワンストップで対応いたします。電気代高騰や環境改善にお悩みの法人担当者様は、ぜひ一度ご相談ください。 お問い合わせは、問い合わせフォーム、メール、お電話、またはショールームで承っております。 [myphp file="comContactL01"] 2025年08月15日 更新 詳しく見る 法人様はこちらお役立ちコラム倉庫・工場塗装費用について
スカイ工法徹底比較:97%遮熱+雨漏り防止のメリットと留意点
飯能市、日高市の皆様こんにちは!! 飯能市・坂戸市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店 株式会社色彩デザインです! 代表取締役の小久保です! 遮熱シートにはスカイシートを採用した、スカイ工法があります。スカイ工法では、97%の遮熱効果と雨漏り防止という大きなメリットがあるのです。 夏場の工場や倉庫では、屋根からの輻射熱の問題があります。そこでスカイ工法を導入すれば、室内温度上昇を抑え、冷房コスト削減や作業環境改善につなげられるのです。 ただ、スカイ工法について特徴や施工条件のほか、メリットやデメリットがわからなければ、採用に踏み切れないのも当然と言えます。採用するかどうか、検討するなら押さえておくべきポイントの把握は重要です。 採用する際のポイントを把握しておけば、職場環境の改善だけではなく、雨漏り防止や屋根寿命延長といった副次的効果もわかります。導入計画も適切に行えて、より賢い設備投資ができるのです。 そこで今回のお役立ちコラムでは、熱問題を抱える工場・倉庫の担当者や経営者様に、スカイ工法についてくわしくお話しします。 ▼合わせて読みたい▼サーモバリア投資回収ガイド:冷房費30%削減×長期耐久10年を実証 [myphp file="comContactL01"] 折板屋根専用の遮熱シート施工法 スカイ工法は、サーモバリアというアルミ箔を使用した遮熱シートである、スカイシートを取り付ける工法です。折板屋根の熱対策と防水対策の両立も実現できる施工方法と言えます。 もっと言えば「輻射熱を効率よく反射する特殊なアルミ箔シート(スカイシート)」を屋根に取り付ける工法です。従来、太陽光が屋根の気温を上昇させるのと、輻射熱対策としては、遮熱塗料が一般的でした。 スカイシートは輻射熱を跳ね返すことで、屋根への熱侵入を大幅に抑えられる点が大きな特徴なのです。また、実際に作業する職人の熟練度に依存しません。ある程度の技量は必要ですが、基本的に誰が行っても施工品質が安定しやすいのです。 遮熱塗料による塗装工事は職人の熟練度やその日の気温・湿度などの天候条件が仕上がりに影響します。スカイ工法はスカイシートを設置するだけですから、一定の遮熱効果を発揮できるのです。 熱対策と雨漏り対策の両立 スカイ工法は、熱対策だけに特化しているわけではありません。熱対策と同時に、屋根の防水性能を向上させられるのも大きなメリットです。 太陽光による輻射熱が屋根表面に当たっても、アルミ箔が反射します。屋根材が熱を吸収しないため、温度上昇を食い止められるのです。屋根が熱くならなければ、輻射熱が建物内部へ伝わりにくくなります。 雨漏り対策もできる理由 折板屋根には金属板のつなぎ目やボルトで施工されています。その金属板のつなぎ目やボルトは経年劣化によって劣化するのです。サビもありますし、ボルトの緩みも発生します。そうすると、隙間が発生しますから、雨水の侵入口になるのです。スカイ工法では輻射熱だけではなく、高い防水性があるスカイシートを施工します。防水層として機能するため、雨水の侵入経路対策となるのです。 つまり輻射熱と雨漏り対策という2つの効果を、1回の施工で得られます。輻射熱による工場や倉庫内の気温上昇と雨漏り対策で発生するランニングコストの削減ができるのです。同時に、建物の耐久性向上にも寄与します。 ▼合わせて読みたい▼遮熱シートで工場温度-11℃を実現!低コスト・即効の暑さ対策ソリューション アルミ反射膜で輻射熱を97%遮断する仕組み スカイシートは、高純度アルミ箔で、太陽光に含まれる輻射熱を約97%反射できるのです。一般的に建物にも断熱材が施工されています。ただ、断熱材だけで輻射熱の侵入を防げるものではありません。スカイ工法がプラスされることで、大幅な輻射熱のカットを実現できます。 反射された輻射熱は大気中に逃げることになるため、建物への影響がないのです。夏場、空調設備をフル稼働している工場や倉庫にとっては、電気代の高騰と設備への負荷不安材料になります。その課題を軽減するため、エネルギー消費の削減にもつながるのです。 スカイ工法は特許工法!タイやベトナムでも国際特許を取得 特許工法であり、信頼性は高いと言えます。そのほか、国土交通省の飛び火認定も取得しているのです。倉庫の中には危険物を保管している場合もあります。そのような繊細な条件でも、対応できるのです。 施工可能な屋根条件とは?地上16メートル以上は施工できないため注意 スカイ工法にも施工条件があります。折板屋根で屋根の高さ16メートル以上には施工できません。施工がむずかしくなるため、別の工法も選択肢に入れたほうがいいものです。 施工前には、スカイ工法の施工条件を満たしているかどうか、施工業者との慎重な判断が求められます。現地調査により、屋根の形状やサイズを正確に把握しなければなりません。 逆に言えばどのような条件でも「できる」と安請け合いするような施工業者には注意してください。メーカーの施工条件を無視しているため、施工できても施工不良が早期に発生する危険性もあります。 [myphp file="comContactL01"] スカイ工法の主なメリット ここからはスカイ工法の主なメリットについてくわしくお話ししていきます。 夏場の室内温度を大幅低減!その効果は最大-11℃ スカイ工法は太陽からの輻射熱を反射することで、屋根の温度上昇を抑える仕組みです。屋根の温度上昇を食い止められることで、室内温度を最大で11℃ほど低下させられます。暑い夏場の工場や倉庫での作業環境が改善されますし、従業員の熱中症リスクも軽減できるのです。 スカイ工法のメーカー側が、勝手に言っている効果ではありません。静岡大学の実験で実証された結果です。 参照:サーモバリアの有無による室内温度の違い(温度計測結果の報告書) 参照:夏の省エネ効果最大マイナス約11℃の省エネ効果 従業員の熱中症対策 工場や倉庫などの建物は屋根面積の広さも、温度上昇につながります。太陽光の当たる範囲が広いだけではなく、熱もこもりやすいからです。 輻射熱の侵入を防ぐことは、根本的な気温上昇対策と言えます。空調設備の効果も向上しますから、作業環境を快適な温度に保てるのです。 従業員の身体的な負担を軽減できるために、熱中症リスクを大きく下げられます。従業員の健康を守る意味でも、メリットは大きいと言えるのです。 実際に成功事例もあります。ある鉄工所では、天井高約8メートルで高く設計し、大型エアコンも2台用意していました。大型換気扇も設置してフル稼働していたのですが、効果は出なかったのです。 工場内の室温は37度以下にならないため、従業員も疲弊する状態でした。 そこでスカイ工法を施工した結果、39℃以上の猛暑が続く中でも、工場内の温度を30℃〜32℃に保てたのです。作業効率もアップして、従業員も喜んでくれる状況となりました。 また、夏だけに効果を発揮するわけではありません。冬場は夏と違って、建物内部の暖気が外に逃げやすくなります。冷気が逃げにくくなるため、冬は暖かな建物内部環境を保持できるのです。つまり1年中、快適な作業環境を構築できます。 参照:サーモバリア 記録的な猛暑の夏も、工場内は30~32℃に。サーモバリア「スカイ工法」を導入いただいた有限会社大丸鉄工所様 雨漏り予防と屋根寿命延長 サーモバリアは屋根材の熱膨張と収縮を緩和もできるため、経年劣化を抑制できます。防水層としても機能するため、屋根の寿命を延ばせるのです。メンテナンスや修繕の頻度も減り、長期的なコスト削減にもつながるため、経営効率の改善が実現します。 強風・豪雨への高い耐候性 強風や豪雨など過酷な気象条件にも耐えられるよう設計されています。固定方法やシートの耐久性が高く、台風などの自然災害リスクが高い地域でも使用できるのです。 固定に使われている両面テープは、耐久性がとくに高いものを採用しています。保持力や水密性に強く、-10℃〜90℃にも耐えられるテープです。 また、平成30年2月15日に「財団法人 日本建築総合試験所」による、遮熱シートの耐風圧試験も実施しています。高さ16メートルの屋根に、風速40メートルの強風が吹いても飛ばされないことがわかったのです。 目標荷重は-2.55kPaと設定しました。-3.25kPa以降の昇圧中に、母屋間中央部で折板屋根が座屈して破損しています。それでも遮熱シート自体には、破損や剥がれなどの異常は出ませんでした。台風や豪雨のようなリスクが高いエリアでも、施工できる強靭さを備えています。 スカイ工法のデメリットと注意点 スカイ工法は施工費用が遮熱塗装と比較しても高めに設定されています。理由は高機能な遮熱シートを使うためです。経年によるシート劣化と反射率低下も考えなければなりません。 長期間使用すると、シート表面の反射性能が徐々に低下します。紫外線や風雨による劣化が進むため、遮熱効果維持のためには定期的な点検と補修が欠かせません。メンテナンス費用も踏まえて採用するかどうか慎重な判断が求められます。 また、屋根の劣化次第で施工は困難です。既存屋根材が破損している、劣化が激しい場合、下地補修工事が求められます。施工費用が高くなり、工期が延びると、工場や倉庫の稼働に悪影響が出るリスクもあるのです。 ▼合わせて読みたい▼倉庫の輻射熱97%カット!遮熱シート導入で在庫と光熱費を守る [myphp file="comContactL01"] 株式会社色彩デザインがご提案するスカイ工法導入のご相談窓口 スカイ工法は、遮熱シート「スカイシート」を折板屋根に施工することで、輻射熱の97%カットと雨漏り防止を同時に実現できる特許工法です。室内温度を最大−11℃低下させる効果が静岡大学の実験でも実証されており、冷房費の削減や作業環境の改善につながります。さらに、屋根材の熱膨張や収縮を抑制することで屋根寿命を延ばし、防水層としても機能するため雨漏りリスクの低減も可能です。特に工場や倉庫のように屋根面積が広い建物では、省エネと建物保全を両立できる大きなメリットがあります。 一方で、施工条件として屋根の高さが16メートル以下である必要があることや、長期使用に伴う反射率低下を防ぐために定期点検・メンテナンスが欠かせない点には注意が必要です。施工費は遮熱塗装に比べて高めですが、省エネ効果や修繕コスト削減効果を考えれば、長期的には投資効果が十分見込めます。 株式会社色彩デザインでは、スカイ工法をはじめとした遮熱・防水工法の専門知識を持ち、施工からアフターサポートまで一貫対応しています。工場や倉庫の暑さ対策、雨漏り防止、そして経営効率改善をご検討中の法人様は、ぜひお気軽にご相談ください。お問い合わせはフォームから、メールやお電話、ショールームへのご来店でも承っております。スカイ工法による環境改善は株式会社色彩デザインにお任せください。 [myphp file="comContactL01"] 2025年08月12日 更新 詳しく見る 法人様はこちら倉庫・工場塗装建材屋根材